SONY-デザイン手法

16日、品川のsony本社にて、このブログでも紹介してきた人間中心設計特論(山崎先生の授業)の発表を行ってきました。

この授業では、リチャード・サッパー、ポール・ランドを始め、佐藤雅彦さんやアッキーレカスティリオーニ等の有名なデザイナーさんのデザインアプローチや手法について学んできました。その最終成果として、それらのデザインアプローチを自分なりに噛み砕き、オリジナルのデザイン手法を構築するのがこの授業の目的です。

私は、まずアッキーレ・カスティリオーニのデザインアプローチに目を付けました。

アッキーレカスティリオーニは、既存のモノに強い興味を持って実際に使い込み、そのモノの持つ要素を徹底的に探っていました。モノの機能や感触などモノの持つ魅力に気づき、それをデザインに組み込むという徹底したモノからのアプローチに感動しました。以下はその一例として、カスティリオーニのレディメイドデザインという活動から出来た3つの製品です。

図からもわかるように、巧みに既製品からのヒントをデザインに落とし込んでいて、その究極として既製品をそのまま加工したり、部品をそのまま流用したりすることも厭わないデザインをしてきました。

アッキーレカスティリオーニの手法に共感するとともに、ヒントを得て既製品カード発想法という手法を考案しました。これは単なる発想法で、どういったヒントをそこから得るかという所がまだ未熟ですが、既製品のカードから7つの属性をチェックリストとして気づきを誘発します。この手法をアイディア発想段階に組み込むことで面白いコンセプトを、使用シーンと組み合わせて提案することが出来ると考えたのです。


また、「本質的欲求の求め方」という手法(以下の図の右)の改良を試みる為の手法を考えました。

インタビューやアンケートではインタビュワーに対するその時の感情や心身・精神状態など本音を疎外する要素が沢山あります。また、じっくり自分の中で答えを見つける時間が設けられず、本質的な欲求を求める為の構造があってもそのおおもとにある定性的なデータの信憑性が薄いと感じました。
そこで考案したのは「居酒屋プロトコル分析」です。居酒屋というくだけた場所で軽く飲み交わしながらじっくり語ることで、インタビュー段階でその人の本音に迫ろうという手法です。

ココでのインタビューは予め既製品カードで発想したアイディアの有効性確認とブラッシュアップの目的で行います。そして個々での会話を記録し、キーワードを抽出。そこから使える情報を選んだり、幾つかのコトバから本質的欲求やデザインのヒントを探るという手法を考案しました。プレゼンの反応を見ると、毎回こちらの手法の方がウケが良い気がします。

以上の発表を行ってきましたが、他にも提案として面白いもの(例えば消えてるときの画面について考えたテレビや見る方向によって色が変わるタイルなど)や、アプローチとして面白いもの(企業のブランド価値を統一し、様々な分野の商品に応用する手法やなんで?こうじゃダメなの?と疑問を投げかけ続ける手法など)が沢山あり、「予想以上だった」と好評価を受けました。

でもSONYの人達の発想法についての評価を聞いていると全体的に、「アイディアをどう絞るか、どんなアイディアを選択するか」という基準についてはっきりしてほしいようでした。社会に出てからは手法は発表する機会が無く、結果が勝負であり、どうしてそれを選択したかが重要になってくるとのことでした。そこで感じたのはアイディア選択のプライオリティをどこに置くかがかなり重要になってくるのではないかということでした。
そういった意味ではターゲットを明確化し、コンセプトを練る段階にもニーズを混ぜ込む工夫が必要だと感じました。

ちなみに下のは音楽プレイヤーです。手法に乗っ取ってコンセプトメイキング、アイディア展開したものをインタビューでブラッシュアップしました。最後のまとめがまだ甘く、完成品にはほど遠いですが。。。




五代君(一旦だけど)お帰りパーティー

先日、五代君がフランスのコンピエーニュ大学から就職活動の為に一時帰国しています。で、早速飲みました。



ずっと前から定期的にやっていた鍋部だけど、五代君が留学で向こう行ってから正直そんなにやってなかったなー。

なんか久しぶりで、みんなその間にでっかくなってた。

自分の仕事が世の中に出回ってる仲村もいる。それぞれの大企業に入るため、実習選考で揉まれ、戦ってきたメンバーも沢山いる。フランスで孤独とコトバの壁とひたすら戦ってきた五代君もいる。ってか五代君が主役なはずなのに、全員主役みたいだった。そういえば飲んでる間フランスの話してないな(笑)

「たがちがいねー!」ってことになって、電話したら急遽実家からスカイプで参戦してきました。写真を見てのとーりかなりシュールですね。(笑)

金杉 野鳥観察会

金杉台団地のプロジェクトがここ2週間ぐらいで大きく動きました。

もともと、イベントやワークショップ等を開いたりして活動してきた僕たちですが、個々にきて大きな問題に取りかかろうとしていました。金杉の農業活性化プロジェクトです。

しかし、似たような活動をしている団体と上手くコミュニケーションが取れなくなっているので(いろいろ人間的な問題で…)、なかなかうまくプランニングが進みませんでした。

活動資金の調達も、市の助成金制度の説明会や相談会に出席したり、事情に詳しい人からいろいろ情報を集めた上でプランを練りましたが、同じ意図で動く団体と上手くコミュニケートして行かない限り、うまくいく方法はありませんでした。また、僕らの専門外である都市計画の方に話しが進んでいるので、なかなか話しがまとまらず苦労していました。(千葉工業大学の先生に聞く暇があったら寝たい!笑)

今日は、その後の方針を決定するために、自然博物館で研究をしている金子さんが開催している金杉野鳥の会に出席し、(金杉の大自然を満喫してから)緊急ミーティングを行いました。



この野鳥の観察会は金子さんを初めとする自然環境に詳しい人や金杉の歴史に詳しい人達が開く会ですが、なんだか日常的に見ている草花の本当の名前や由来、意外な特性に驚き感動してしまいました。参加している皆さんも毎回表情を変える街の中の自然を身体いっぱいに楽しんでるようでした。

結局、この「自然の体験」を命綱に、地域のコミュニティ化を薦める方針に切り替えることになり、イベントや展示を通じる僕ら本来のスタンスになってきました。金杉谷津田の農地問題に取り組む金杉アグリという団体はどんなプランを立てているのだろう?その団体とかち合わない為に切り口を変えたけど、農地問題は一番深刻で街の未来を占う重大な問題であることをわかっているのだろうか?

僕らのもくろむ、金杉の活性化はいつ花開くのかなー?

学外展2009年度

2月26日から28日に掛けて、八丁堀にある内田洋行さんのオフィスの2階を借りて、千葉工業大学の学外展が開かれました。僕も今回は「馬サブレ」と「THE CAMERA WORK PROJEKT」で参加しました。

今年の学外展は雰囲気も良くて、何より来場者が増えたことが素晴らしい展示を物語ってますね。内田洋行の千葉さんや山崎研の4年生が展示計画を練ってくれたのだけど、今年はいろいろな都合で、学内展が終わってすぐの学外展で、多分俺らの年寄り苦しんだんじゃないかなー?

その中であれだけやったのは見事!あの杉の展示台にはしょっちゅうお世話になっているし段々愛着がわいてきたかも。(笑)

皆さん本当にお疲れさまでした!

お土産

馬サブレのプロジェクトで一緒に活動している横溝先生が、スウェーデンのストックホルムで開催されたdesignboom martに参加し、自身の作品を販売されたようです。横溝先生のブログそして、お土産として下のスプーンをいただきました。

そういう活動に積極的で、一緒に馬サブレのプロジェクトをやっていてもとても刺激を受けます。それも毎回、横溝先生特有の刺激です。今回の学外展は、横溝先生をはじめ、多くの輝かしい活躍を見せるOB・OGの方々が参加される予定です。(言っちゃえば僕もOBなんだけど…)

充実した展示会になりそうだなー。ちなみに日にちは26日から28日の三日間です。学外展のブログ

とてもデザインのモチベーションを上げるグッズですね。実際に手に取ってみるとざらっとしていて表面処理がまた凝っていることに気がつきます。道具としてももちろんですが、デザインのドキドキを忘れないためのお守りに出来そうです。

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