材料に注目
トーチカをよーく観察してみてください。石ころや木材が混ぜてあるのが確認できます。
材料不足のためだそうです。そのために、壁の厚みはあったものの強度は低く、爆撃を受けると崩壊してしまうほどだったようです。
形・銃眼の向きに注目
海に対して右向きだったり左向きだったり、また、川の傍は防御力を増すためか、同じ方向を向いていたり。
矩形だけでなく銃眼が二つあるものも存在します。
歴史と自然の力に注目
崖の隙間からチラっと見えるもの、海岸にボテっと落ちているもの。
当時は土に隠されていたようですが、波の浸食や雨風によって崖が崩れて姿を現しているのです。
長い年月を経て、様々な姿に変貌したトーチカ。
一つ一つに歴史が刻まれています。
最後に…
トーチカの冷たい壁に手を当てると、様々な想いがこみ上げます。
十勝では実戦で使われなかったものの、使用するために作られたのは確かです。
兵士が、息が詰まるような狭い内部で銃を構えて応戦しようとしているのを想像すると胸が痛くなります。
最近になって発見されたトーチカもあります。60年以上も土に隠され続けていたトーチカ。
戦争の記憶を語り継ぐひとつの手段として、トーチカは忘れてはいけない大切な遺産だと思います。
