とちの木blog

三井物産環境基金 「下宇津学」栃(とち)の木プロジェクト

伐採最前線

Published by tochi under 現地活動 on 7 月 7, 2009

写真は松食い虫で倒れた倒木の始末である。

地拵えの大変さを痛感させられる。なぜ、若者が山林の仕事をしたがらないのか?

現在我々の地拵えの総延長は約2.5kmである。一日どれだけがんばっても30mが精一杯である。

作業手順は、境界線より約8~10m内側の余分な樹木を傾斜地上方より伐採。それを斜面に平行に並べ、境界線まで積む。

伐採だけなら比較的早くすむのだが、倒れた木を玉切り、枝払い、3人ほど並んで上へ積重ねていく。

7月4・5日の夏日での伐採作業は、一日4㍑はお茶や水が必要である。炭酸飲料などは体が受け付けない。

ポカリスエットも体が疲れると甘くて飲めなくなる。昼ごはんはこのシーズンになると皆無口になる。

汗はタオルが絞れるほど、眼に入った汗は痛い。その汗に塩分摂取なのか虫が寄ってくる。大きな山蟻、山ダニ。

暑いのだが、長袖長ズボン、首にはタオル(私は日本手ぬぐい)汗止めに頭にタオル。足元は地下足袋(スパイク付)

手袋は革を使う。しかし、その手袋も半年も持たない。このような重労働をして、50年育てた杉・ヒノキが¥5000.-。

しかも、自分の代では現金にならない。ましてや相続税がかかり、大きくCO2削減率の高い木から伐採せざるえない。

その意味では税制も見直さなければならない。

私の知り合い(滋賀県)の知人は、間伐や下草刈りの話をすると家族で喧嘩が始まる。も~家族でもめてまでやる必要性を

感じなくなった。そ~いえば、自分も親に言われた時いやでいやでしょうがなかった。みんなは海や市街地に遊びに行っている。

上述したような格好で山仕事してると言えなかったと言う。毎年繰り返されるこの状況が現実の中山間地である。

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