5月のHSKの結果がやっと受験者に送られたようで、
聴写専科の参加者のひとりから8級合格の吉報が届いた。
8級合格という結果は100%ご本人の努力の賜物だが、
今回私も微力ながらサポートさせて頂いていたので、
まるで自分のことのように嬉しい。
その参加者の方(以下「Eさん」とする)は、今まで
リスニング分野が足を引っ張って、8級を取れずにいたが、
聴写専科のスクーリングで発音を聞いてみると、
特定の声調の組み合わせが正しく発音できなかったり、
ji, qi, xiとzhi, chi, shiの発音を混同していたり、
学習初期段階で習ったと思われる重要単語の発音を
間違って覚えているなどの問題が見つかった。
(有気音と無気音はしっかりできていた。)
それに対して、相談の結果、HSKのリスニング対策テキストの
長文問題を音読するという個人レッスンをすることになった。
レッスンはSkypeを利用したので、お互いに時間と空間を
有効利用できた。Eさんに長文問題を音読してもらい、
少しでも発音や声調に間違えがあれば、私はその場で訂正した。
発音は結局こうやって虱潰しに矯正していくしかない。
1回目と2回目は発音矯正に時間が掛かったが、
レッスンの回数を重ねるごとに間違いが減って行き、
試験日が迫ったころにはほとんど間違えなくなっていた。
こうして、問題集の長文問題をすべて音読しきった。
ここがEさんのすごいところだと思う。
大抵の人はきっと途中で投げ出してしまうことだろう。
こうして、正しい発音と多くの語彙を獲得した状態で
本番の試験に臨み、見事8級を突破した。
実はこの学習法は、私が8級を取得したときと全く同じだ。
毎週休まずに聴写専科の課題に取り組んだことも、
8級合格に役立ったと思う。
リスニング分野が足をひっぱて8級を取れないと嘆く
学習者は少なくない。しかし大抵は聴解力が悪いのではなく、
発音が悪かったり、語彙が少なかったり、文法力がない…など
原因は必ず別にある。その原因を治せば、8級取得は難しくない。
HSK8級に合格すれば、中国語の基礎力が完成したといえるだろう。
8級突破にテクニックなど要らない。必要なのは基礎力だ。
そういう意味で、私はHSK8級突破のノウハウを持っているので、
次の試験で8級に合格したい人は、私の門を叩いてみて下さい。