久しぶりに上達を実感
中国語学習を始めて、10年が経ってしまった。
現在仕事で中国語を使ってはいるが、
大抵、予期せぬトラブルが起きたときにだけ海外事務所と
電話連絡を取るので、(普段は英語でメールのやりとりをする)
複雑な事柄を中国語で説明することが求められる。
日本語でも難しいことを中国語で言わなくてはならないから、
中々流暢に話せないことが多い。
仕事以外では「聴写専科」を主宰したり、
個人レッスンを何件も請け負っているが、
いわゆる「中国語学習」をしていないし、
「自主トレ」をしていたときのように音読もしていないので、
最近は自分の中国語の上達を感じることがなかった。
しかし、先日取引先の中国人と立ち話をする機会があり、
仕事とは関係のない個人的な話をしたのだが、
初対面にもかかわらず話に花が咲いてしまい、自分でも驚いた。
相手は来日してもう10年以上になるから、日本語は相当上手いが、
私が中国語を話すと分かってからは、ずっと中国語で通すことができた。
実は、日本語の流暢な中国人と中国語で会話するのは結構難しい。
というのは、大抵相手の日本語が上手すぎて、
あるいは、日本人の中国語が拙くて、中国語では「話にならない」のだ。
それに中国人は日本語で話したがるので、
日本人が中国語で話しかけてきたからといって、
中国語で返してくれるとは限らない。
時には、中国人は日本語で話し続けて、
日本人は中国語を話し続けるという奇妙な会話になることもある。
とはいえ、多くの場合、日本人が「不毛だ」と感じて、折れてしまう。
そのようなわけで、例えば配偶者が中国人の中国語学習者は
周りの学習者から羨ましがられるが、
実は家庭内では日本語でしか話さないというのは珍しくない。
相手に相当の根気がない限り、中国語で夫婦の会話は成り立たない。
私も学生時代、中国人と中国語で話そうとしても話にならず、
苦い思いをした口だから、今回は久しぶりに上達を実感できた。
「台湾には何年いたのですか?」と聞かれたので、
中華圏に住んだことのない国内学習者としては、まずまずの出来だろう。
在日中国人と中国語で話すためのポイントとしては、
やはり非ネイティブとして正しい発音が必要になる。
正しい発音を聞けば、相手は安心する。
発音が悪いと相手に負担がかかり、すぐに日本語に切り替えられてしまう。
それは文法も然りで、間違えても良いが、「破綻」しているとそれまでだ。
また、今回は初対面の人だったが、
私が中国の歴史や文化をよく知っていることに驚いたようだった。
これで相手との距離はぐっと縮まり、話が盛り上がる。
つまり、中国語で中国の歴史や文化を語れるかが重要になってくる。
そのためには、歴史や文化のテキストを音読することをオススメする。
