中国語を話そう・過去の日記 by shrimp

Archive for the ‘聴写専科’ Category

生徒さんが通訳案内士試験に合格!

嬉しいことが次々と私の周りで起こって怖いくらいだが、
「聴写専科」と「通訳ガイド試験向け中文和訳講座」を受講している生徒さんが
通訳案内士試験に合格した。厳密には某県限定の「地域限定通訳案内士」
ということだが、中国語の筆記試験は共通なので、難易度に違いはない。
2次の面接試験ではよく「中国人観光客をどこに案内したいですか?」
「そして、それはなぜですか?」という質問をされるので、
生徒さんに県内の観光名所の案内文を中国語で書いて提出してもらい、
私が赤ペンを入れて修正し、それを暗記してもらった。
だから合格は確信していたが、実際に合格の吉報を聞いて、本当に嬉しい。
Yさん、おめでとうございます!これからも更なる上達に向けて頑張って下さい。

通訳案内士試験は国家試験ということで難関の印象が強く、
確かに英語の試験はかなり難しそうだが、
少なくとも中国語の試験はそれほど難しくない。
1次の筆記試験については、中文和訳問題さえ完璧に仕上げれば、
和文中訳など他の分野の出来が悪くてもぎりぎり合格できる。
明らかに日本人受験者に有利な配点になっている。
(もちろん、地歴政経分野も合格点を上回る必要がある。)
2次の面接についても、あまり高度な内容の質問はされず、
日常会話が出来る人なら落ちることはまずない。
(ただし、発音が悪いと会話が成立せず、それまでだ。)
後は、上に挙げたよくされる質問の答えを暗記しておけば大丈夫だ。
中国語学習雑誌などを見ていると、いわゆる「40字問題」や
「日本的事象」がクローズアップされているが、
それよりも、1次試験で中文和訳問題を完璧に仕上げ、
2次試験ではっきりとした発音で明るく受け答えすることが大切だ。

「聴写専科」はナチュラルスピードの中国語を聞き取る訓練になるし、
聴写=作文だから、実は中国語作文の訓練にもなる。
取り上げる話題も、時事や日本に関する話題が多い。
「通訳ガイド試験向け中文和訳講座」では、
確実に得点出来る答案作りを学ぶことが出来る。
他の参加者の和訳を見て、そこから学ぶことが出来るのも魅力だ。
受講料は「聴写専科」が¥3000円、「中文和訳」は¥3000円で、
合格したYさんのようにダブルで受講しても、月に¥6000円しか掛からない。
通訳案内士試験に合格したい方は私までご連絡下さい
※現在この講座は休止中です。

2010-01-22 03:28 by shuohanyu, カテゴリー:ガイド試験中文和訳講座, 検定試験, 聴写専科     Comments Off

吉報-通訳案内士試験-

「聴写専科」と「通訳ガイド向け中文和訳講座」の両方に参加している生徒さんから、
通訳案内士試験1次試験突破の吉報が届いた。本当に嬉しい。
2次試験は「筆記試験はできるが全然中国語を喋れない人」を落とすための試験で、
それは2次試験の合格率の高さからも分かるし、
現在、中国語の通訳ガイドが不足しているので、
(私のように試験に合格しても、実際にガイドにならない人も多いと思う。)
少しでもやる気と素質のある人は合格させ、あとは現場で場数を踏んで
通訳ガイドとして成長してもらいたいと役所は考えているのではないかと思う。
2次試験の合格を祈っています。

Amazonリストマニア 通訳案内士試験(中国語)

2009-11-14 04:21 by shuohanyu, カテゴリー:ガイド試験中文和訳講座, 検定試験, 聴写専科     Comments Off

聴写+和訳でHSK7級

最近はテレビをつけると劇的な効果を謳った化粧品や健康食品のCMばかりで閉口している。
だから自分も誇大広告的なことは書きたくないのだが、事実なので書こうと思う。
実はある生徒さんのHSKリスニング分野の成績が私の指導した2年間で無級→6級に伸び、
全体的にも4級→7級に伸びた。
この生徒さん(以下Lさん)との出会いは2年前に聴写専科に参加したのがきっかけだったが、
レベルが合わず、途中で中検2級レベルの「聴写+和訳」に変えてもらった。
結果的にはこの判断が正しく、Lさんの話によると、和訳することで文法力がついたという。
(「和訳ならできる、難しいのは中訳だ」と考えている学習者が多いのは非常に残念…。)
2年前、Lさんのリスニング分野の成績が発音が良いにもかかわらず無級だと聞いたときに、
私は「HSK受験禁止令」を出した。HSKは不合格が無く、誰でも受験できるが、
実際はリスニング分野で最低でも5級は取れるレベルがないと、
少なくとも日本人の場合は正しく中国語力を測定できない。
それでこの2年間、いわゆるHSK対策は一切せずに、「聴写+和訳」に取り組んでもらった。
今年になって禁止令を解除したのだが、6月のHSKで7級という結果がついてきた。
1年間の留学で7級を取れたらかなり優秀な方だと思うが、
社会人が国内で働きながら勉強して、2年間で4級→7級に伸びたのだから、大したものだ。
日本の大学で4年間中国語を専攻しても、7級を取れる人はほとんどいないはずだ。
ただし、Lさんの発音がネイティブ並みに良いことは強調しておきたい。
発音が悪く、声調もできないと上達のしようがない。
発音が悪いのに「年内に8級を取りたい!」とせがまれても、それはできない相談だ。
私としては、まずはその無謀な目標を取り下げてもらい、発音から教えるしかない。
それでも、3ヶ月間みっちり矯正すれば発音はほぼ直るので、
HSKで高得点を取りたい人は私まで相談して欲しい。

2009-09-03 18:00 by shuohanyu, カテゴリー:オンラインレッスン, 検定試験, 聴写専科     Comments Off

もういくつ寝ると

今週の聴写専科は、冒頭の1字の正答率が43%だった。
しかも、一番間違えて欲しくない“在”と“再”の混同だったので、
赤ペンを入れていてちょっと残念な気持ちになってしまった。
“在”と“再”は発音が全く同じなので、後は文法力ということになる。
聴写専科の参加者はいわゆる中級レベル以上の学習者ばかりだが、
基本的な文法や文型を理解していないことも多い。
今回はこのような文だった。

zai4过不到一个礼拜就是六四天安门事件20周年纪念日了。

このzai4は“在”だろうか、それとも“再”だろうか?
私に言わせると、これは文法的に云々するものではなくて、
文型を知っているかどうかの問題だと思う。
つまり、“再过+時間+就~了”で「あと(時間)で~だ」という文型を
知っているかどうかの問題で、知らないと正解できないし、
もちろん、日常会話で運用することもできない。
ということは、「あと3日で今年も終わるね」のような簡単なことも
中国語で言えないということになる。それって悔しくないですか?
言いたいことを言えずに黙り込んだり、
或いはブロークンな中国語で相手に負担を掛けたりしていたら、
私だったら悔しいし、だからこそ努力しているつもりです。
折角だから、例文検索をして、音読をして、さらに暗記して、
この超基本文型を中国語脳に刻み込んでしまおう。

Chinese Writer
再过十天就过年了|あと10日でことしも暮れる
再过十天就放寒假了|あと10日で冬休みになる
再过一个月就一周岁了|あと1か月で1歳に為る
再过一个星期就开学了|あと1週間すれば学校が始まる

講談社日中辞典
あと30分で上がりだ/再过30分钟就下班了
あと7日でお正月だ/再过七天就是新年了
私たちの契約はあと2,3週間で効力を失う/我们之间的合同再过两三周就失效了
あと20分弱で到着します/再过将近20分钟就到了
2,3年もすればこの子も手がかからなくなる/再过两三年这孩子就不费事了
もう2か月で帰国することになっている/再过两个月,就要回国了

聴写は決してパズルではない。
発音、語彙、文法、文型etcを総動員して仕上げる総合実技だ。
だから、聴写してもらうと、その人の中国語力が大体分かる。
中検2級に合格したものの伸び悩んでいる学習者や、
留学から帰ってきたが自分に適した学び場が見つからない人は、
是非一度「聴写専科」の門を叩いて欲しい。
あなたの中国語はまだまだ伸びる。

2009-06-10 18:57 by shuohanyu, カテゴリー:聴写専科, PC&電子辞書     Comments Off

难上加难

第101回聴写専科では“难上加难”という言い方が出てきた。
これ自体は難しくなかったので、正答率は100%だったが、
折角だから、“难上加难”のような言い方、つまり“A上加A”という言い方を覚えたい。
しかし既存の辞書では、“加”を調べて例文がひとつふたつ載っていればよい方で、
いずれにしろ、それだけでは運用力が付かない。
そこで活用したいのが電子辞書の例文検索機能だ。
パソコン用の電子辞書ソフトなら、“上加”のような、
それだけでは意味のない言葉の固まりも検索することが出来る。
Chinese Writerで“上加”を検索してみた。

那才是耻上加耻|それこそ恥の上塗りだ
功上加功|手柄に手柄を重ねる
喜上加喜|重なるおめでた
累上加累|疲労が重なる
利上加利|利子に利子が重なる
错上加错|誤りの上に誤りを重ねる

ついでに、成語も引っかかった。
雪上加霜: 泣き面に蜂
火上加油: 火に油を注ぐ

それだけでは意味のない言葉の固まりを検索できるのが、
パソコン用電子辞書ソフトの強みだ。
聴読中国語に“写了又改,改了又写”という表現が出てきた。
このような表現を学びたければ“了又”を検索してみると良い。
Chinese Writerで例文検索してみた。

雨下了又停,下了又停|降っては止み、降っては止み
擦了又写,写了又擦|消しては書き、書いては又消す
洗了又洗|洗ってはまた洗う
盼了又盼的新年来到了|待ちに待ったお正月が来た
他把这首诗朗声地读了又读|彼はこの詩を何度も朗々と読み上げた
他说了又说,我还是不懂|彼は繰り返し説明したが、私はやはり分からなかった
看了又看|しきりに見る

個人的には、陳潔儀等了又等という曲を思い出してしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=aQZ3Z9Stxqw&feature=related
私はやはり中国語の歌で発音だけでなく、文法も学んだと思う。

2009-05-01 22:24 by shuohanyu, カテゴリー:聴写専科, 語彙&文型, PC&電子辞書     Comments Off

HSK6級は履歴書に書けない?

先日、聴写専科の参加者(以下Yさん)を個人レッスンすることになった。
聴写専科の参加資格を「HSKのリスニング分野の成績が6級以上」に引き上げたので、
最近入ってきた参加者は一様にレベルが高い。Yさんも8級合格済だった。
実際にテキストを音読してもらったが、さすがに上手だった。
私が出会ったHSK8級合格者で、四声も出来ないような人は今のところいない。
(HSK9級や中検準1級、ガイド試験の合格者の中には、四声が出来ない人も結構いた。)
しかし、Yさんが約1年間の留学を終えた時点のHSKの成績は6級で、
ご本人曰く、「HSK6級では履歴書に書けなかった」ということだった。
この発言にはちょっと新鮮な感じがした。
というのは、私が今まで出会った留学経験者の平均的な中国語レベルは
HSK5級から6級だが、その割には「中国語を使う仕事をしたい」などと、
正に身の程知らずなことを言ったり、自分は中国語が出来るという自負を
誤って持ってしまっている人が多かったからだ。
Yさんのように、客観的に自分の中国語力を把握している人は珍しい方だろう。
そして、客観的に把握しているからこそ、
帰国後も努力して、見事8級に合格できたわけである。

学生時代、就職活動で水産系の専門商社の面接に行ったとき、
隣の中国語専攻の学生が「私は北京に留学して、HSK6級を取って帰ってきました!」と
元気よくアピール(?)しているのを聴いて、耳を疑ったことがある。
これは英語専攻の学生が「私はニューヨークに留学して、英検準2級に合格しました!」
と言っているのと大して変わらない。これでは私を採らないで下さいと言っているようなものだ。
決して私が厳しいことを言っているわけではなく、その学生が甘いだけだ。
以前にも書いたが、私が採用担当者なら、中国語専攻で、中国に留学もしたのに
6級しか取れなかったような学生は、「他に光るところがなかったら」絶対に採らない。
他に光るところがあり、尚かつHSK6級に合格したのなら、
「この学生は中国語もできる」という評価が下るかも知れないが、
そうでないかぎり、書類選考で落とすだろう。
企業にとっては、そんな学生を採るよりも、
仕事の出来る社員を留学させた方が良いに決まっている。

2009-04-27 22:22 by shuohanyu, カテゴリー:オンラインレッスン, 検定試験, 聴写専科     Comments Off

ちなみに

聴写専科はお陰様で3年目を迎えようとしている。
回数にして95回。100回の大台まであと少しだ。
聴写専科の課題は全て私が実際に聴写した上で出題している。
完全に自力で聴写しており、ネイティブの助けは一切借りていない。
つまり、私自身、今までに95回聴写してきたわけだ。
いや、「自主トレ」時代を入れたら100回以上だろう。
毎週聴写しているので全く自覚はないが、
私の聴解力は2年前に比べてかなり上がったと思う。
参加者の答案を何枚もチェックしているうちに、
単語やフレーズ、センテンスを自然に覚えてしまうことがよくある。
聴写専科を通じて一番上達したのは、実は主宰者の私かも知れない。(笑)

第95回で正答率がたった27%のフレーズがあった。
それが表題の「ちなみに」である。
「ちなみに」は色々な訳し方があるだろうが、
今回の課題音声では“shùnbiàntíyíxià”だった。
ナチュラルスピードの音声は固まりとなって耳に入ってくるので、
敢えてピンインは詰めて書いてみた。答えは“顺便提一下”だ。
みんなどこで間違えたかというと、“顺便”が聞き取れなかったようだ。
念のためお断りしておくが、聴写専科の参加者はみな中検2級合格済みで、
留学や業務で中華圏に長期滞在経験のある人も多く、レベルはかなり高い。
それでも、“顺便”を聞き取るのは難しかったようだ。
恐らく私の赤ペンをみて「ああ、“顺便”だったのね!」と思ったことだろう。
本人は“顺便”を知っているつもりだろうが、
残念ながら中国語脳はこの単語を認知していなかったのである。
よく、「知っているのに聞き取れなかった」という人がいるが、
そんなことはなく、真実は「知らないから聞き取れなかった」のだ。
いかに知っている単語、つまり正しく発音ができて、聞き取れて、
意味が分かる単語を増やすかが大切になってくる。

聴写専科の新規参加者が必ずと言ってよいほど間違える単語がある。
それは第95回にも出て来た“范围”だ。
日本人学習者であれば、“范围”という中国語をみれば、
字体の違いこそあれ、「範囲(はんい)」であることが分かるだろう。
でもそれは中国語力ではなく、日本語力のお陰かもしれない。
例えば、中国人の口から“fànwéi”という音が発せられたときに、
それを聞いてすぐに“范围”だと認識できるだろうか?
認識できなかったら、その人の中国語脳は「範囲」を知らないことになる。
(※実際は“方位”と聴写してしまう人がかなり多い。)
そのような「知ってるつもり」の語彙を差し引くと、
学習者本人が考えているよりずっと語彙力が少なかったり
する。
特に発音が悪いと、正しく発音ができず、その結果として
聞き取りもできないので、語彙力は貧弱にならざるを得ない。


話を「ちなみに」に戻すが、「ちなみに」=“顺便提一下”と覚えてもいいが、
それだと応用が利かなくなる。
21世紀の中国語学習者なら、“顺便*一下”や「ちなみに」を例文検索してみよう。
そうすると、色々使える例文が見つかり、表現の幅が広がる。

回来的时候顺便来一下|
回来时顺便到小李家去一下|
ちなみに田中氏は本校の卒業生であります|顺便说一下,田中先生是本校的毕业生
ちなみにその服はいくらで買ったのですか
|顺便问一声,那件衣服是多少钱买的?
(以上の4句はChinese Writer付属の小学館中日・日中辞典より。)

2009-03-19 10:20 by shuohanyu, カテゴリー:聴写専科, 語彙&文型, PC&電子辞書     Comments Off

tóngshēng chuányì

前回の聴写専科で「同時通訳」という単語が出てきたが、
正答者は先日
新华网で翻訳者デビューをされた方1人だけだった。
課題の音声はtóngshēng chuányìなのに、
“同声翻译”と聴写した答案が多かった。
確かに「同時通訳」を“同声翻译”ともいうが、
今回の聴写としての正答は“同声传译”である。
間違えた人はこの単語を知らないから聞き取れなかったと思われる。
それに、手元の日中辞書で「同時通訳」を引いても
“同声传译”が載っていなかった。これは問題だと思う。
中国語学習者の中には同時通訳にあこがれる人も少なくないと思うが、
「私は将来同時通訳になりたいです」と中国語で言えるように、
この“同声传译”という単語は押さえておきたい。
聴写専科の参加者は一様にレベルが高いのに、
正答者がたった一人だったので、今回取り上げてみた。

単語といえば、先日生徒さんに誘われて、
某中国語学校の「単語力コンテスト」(正式名称ではないです)に参加した。
私はその某学校に通ったことがないので乗り気でなかったが、
入賞者は辞書をもらえるという話を聞いて、参加を決めた。
それに最近単語力が落ちてそうだし、
一度自分の実力を測って反省するのも良いと思って参加することにした。
当日までは数日しかなく、単語帳をめくることなく当日を迎えた。
日本人中国語教師による出題で、日本人の弱点を押さえており、
良問ばかりで、問題を解きながら感心してしまった。
成語や俗語、搭配を問う問題もあり、かなり難しかった。
結果的には1位を取れたが、全く分からない問題もあったし、
漢字を思い出せなかったり、簡体字を間違えたりで、実力不足を感じた。
その意味で参加して本当に良かったと思うし、
次回もあれば参加して、高得点を狙いたい。


↑獲得した≪现代汉语规范词典≫。
この辞書は持っていなかったので、本当に嬉しい。
また私の辞書コレクションが1冊増えた。

2008-10-12 21:18 by shuohanyu, カテゴリー:聴写専科, 語彙&文型     Comments Off

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