ジャスダック:8301

1 月 23rd, 2009

 海の向こうアメリカではいよいよ新大統領が誕生し、新しい時代を迎えようとしています。これからのアメリカの景気・経済対策に大いに期待が集まりますが、日本でも景気・経済の舵を取る日銀による金融政策決定会合が、今日明日と行われます。

 その日銀、意外と思われる方も多いかと思いますが、ジャスダックに上場しています(証券コード:8301)。公的機関のような印象を受けますが、日本銀行法に基く認可法人なのです。そのため職員は公務員ではなく、上記のように株式も上場されています。資本金は1億円で、政府が55%の5500万円を出資、残り45%にあたる約4500万円を民間が出資しています。2005年3月末日時点における政府以外の出資者の内訳は、個人39.2%、金融機関2.7%、公共団体等0.3%、証券会社0.1%、その他法人2.7%となっていますが、その約39%を占める個人名はこれまで公表されたことがなく、謎に包まれています。

 株式を上場しているので、日銀が買収されてしまうのではないかという声も聞こえてきそうですが、そんな事はありません。日銀は上記のように認可法人ですので、普通の会社が発行する株式とは違い、「出資証券」というものを発行しています。これがジャスダックで株券に準じて取引されていますが、この出資証券を持っていても経営に関与することはできず、役員選任権等もありません。

 明治10年に始まった西南戦争を鎮圧するために大量発行したお札がインフレを引き起こしました。インフレを抑制するために、政府が発行したお札を回収し、お札の発行を一ヶ所で行うことを目的として、1882(明治15)年に日銀は設立されました。1882年6月の日本銀行条例によれば、最初の資本金は1000万円と定められていたようです。その当時の国家予算は約6000万円ですので、国家予算の約16.6%もの巨額の資本金を投じたものでした。現在に換算すると…国家予算が約80兆円とすると、約13兆円もの資本金規模の巨大会社となります。アメリカが新しいスタートを切った今、日銀の政策にも大きな注目が集まります。

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