転換の年
Add comment 1 月 9th, 2009
2009年は丑(うし)年ですね。 「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)は辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁盛、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)跳ねる」というのは株式相場で有名な相場格言です。
格言では「丑つまずき」とされ、過去の丑年のパフォーマンスはあまり良いとはいえないようです。戦後の例を見ると、東京証券取引所で株式取引が再開した1949年以降、5回ある丑年で3回は下げ相場、平均下落率は11.4%でこれは十二支中最下位であり、2ケタ下落となっているのは丑年だけとなっています。
また、大きな経済事象が起きているのも丑年の特徴です。GHQ経済顧問だったジョセフ・ドッジが立案した経済安定化策で株価が37%下落したとされる「ドッジ・デフレ」が起きた49年。「銀行よさようなら、証券よこんにちは」が流行語になった61年。第1次オイルショックの73年。1ドル=240円から200円まで急激な円高を見せたプラザ合意の85年。日産生命保険の破綻、三洋証券の倒産、北海道拓殖銀行や山一証券の経営が行き詰まった97年、全て丑年の出来事です。
以上をみると丑年は波乱の年になるのかもしれません。しかし、格言通りなら2008年は「子は繁盛」で、過去4回平均で40%超えの上昇を誇る最高の年になるはずでした。丑年の波乱が子年に前倒ししたと考えれば、2009年は61年や73年などと同様に、景気の大きな転換の年になる可能性も十分考えられます。「100年に一度」と評されるなか、一体どのような年になるのでしょうか。