自転車大国

12 月 22nd, 2008

 「自転車大国」という言葉を聞いてどこのを思い浮かべるでしょうか。米国やフランスでは国民の2.6人に1台、中国では国民の2.7人に1台の自転車を保有しているといいます。そのような中、2005年に日本で行われた調査によると、1.5人に1台の自転車を保有しており、世界でもトップクラスに位置していることが分りました。日常の交通手段や、サイクリングなどのスポーツを楽しむ道具として、多くの国民が自転車に親しんでいる日本はまさに世界的自転車大国なのです。

 実際に、各自治体や企業で積極的な自転車の活用が進められています。1999年、国土交通省は「自転車利用環境整備モデル都市」に全国の19都市を指定しました。あるモデル都市では環境都市を目指し、2001年春から職員の通勤距離に応じて自転車通勤の通勤手当を、最大でそれまでの2倍の4000円に増額し、逆に自動車通勤の通勤手当を半額の1000円にする仕組みを取り入れました。自転車駐輪場や道路整備事業への積極的な支援の結果、6年間で自転車通勤をする職員は約1800名と2倍以上に増えたそうです。

 自転車は「脚が鍛えられる」「全身運動だから体力づくりに良い」「有酸素運動だから体脂肪が燃える」など、健康に与える影響も注目されています。脚の筋肉はもちろん、特に心肺機能が鍛えられることも大きな特徴です。自転車健康法について、アメリカではこのような話があります。1970年代、当時の大統領アイゼンハワー氏が心筋梗塞の手術後、主治医だったD・ホワイト博士の勧めにより自転車でのリハビリを行いました。手術後は絶対安静という当時の常識を無視した方法でしたが、見事に完全回復したそうです。健康にも良くて、環境にも優しい自転車に久し振りに乗ってみてはいかがでしょうか。

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