歴史を繰り返す!?
12 月 15th, 2008
「ルービノミクス」の後継者登場
オバマ次期米大統領は金融危機に対応するため、通常12月に決める人事を前倒しして発表しました。注目されていた財務長官にはNY連邦準備銀行のガイトナー総裁を指名。オバマ氏は「現在の金融危機の複雑さや緊急性について誰よりも深く理解している」と評価しています。またオバマ氏は、自分と同年齢で金融業界や市場からの信認の厚いガイトナー氏を起用することで、「100年に一度」と言われる金融危機の収束に向けた決意を示しています。
ガイトナー氏はクリントン政権時代、ルービン第70代財務長官とサマーズ第71代財務長官の下で財務次官を務めた経歴を持ちます。このガイトナー氏と今回国家経済会議委員長に任命されたサマーズ氏はルービン元財務長官の影響を大きく受けているとされ、90年代の高度成長を演出した「ルービノミクス」を踏襲するのではないかという期待が高まっています。
「ルービノミクス」とは、1993年のクリントン政権発足と同時に経済政策担当の大統領補佐官となり、95年から財務長官を務めたルービン氏の経済政策を指します。「大きな政府」を志向する民主党政権下で、ルービン氏は財政均衡や金融規制緩和、自由貿易など市場主義的な政策を唱えて政権の路線を中道主義に導きました。また「ドル高政策」を推し進め、海外からの資金を米国に流入させることで株式市場を活性化させました。
今のところ表舞台には出てきていないルービン元財務長官ですが、その存在は次期オバマ政権においても影響力を持っていると言えます。
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