ヒッキー
先日、先輩が印刷物を囲んであれこれ話していたので何かと覗いてみました。
名前も知らない演歌歌手のポスターでした。
先輩達は「これはヒッキーだ」と。
えっ!?ヒッキー?宇多田ヒカル?
冗談を言っているような顔つきでもないし雰囲気でもない。
そりゃ先輩、いくらなんでも間違いに気づいてくださいよと心の中で叫んでいると、
先輩達は、腰をかがめて印刷物の臭いを嗅いでいるではありませんか!?
先輩それは変態行為ですよ!見なかったことにしようと後ずさりを始めると、
「おい佐藤!こっち来て見てみろ」と容赦のないお誘い。
「これが、ヒッキーっていうんだ覚えておけ」先輩の言葉に逆らうことはできません。
それは、宇多田ヒカルではありませんとは言えずに、気のない返事で近づいてみると先輩からルーペを渡されました。
・・・そんな近眼じゃないっす。
先輩はおもむろに着物の紺色部分を指差すと
「白い点々が見えるだろ、これがヒッキーなんだよ」と教えてくれました。
なんだ、ヒッキーとは印刷用語なのか?
その点はルーペで覗くとドーナツ型に白く抜けて中央にはインクが少し着いていました。
ピンホールはインクの汚れのことを言うらしく、白く抜けている状態をヒッキーということだと教わりました
日々、勉強です。
変態扱いしてしまった先輩に「ごめんなさい」と心の中で10回繰り返すしたのは言うまでもありません。
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