本日もOPENPATH認定ファシャワーカートレーニングがありました。
トレーニングでは、配布した資料のほかに小川さんが手書きでホワイトボードに分かりやすい図を書くことがあります。
これは大腿四頭筋群の図。

受講生の方たちは、これを書き写しますが、実はこの書き写しも勉強になります。筋肉を3Dに捉えやすくなる利点があります。
最近は、アシスタントの穴沢奈津子氏も小川さんに匹敵する写実力を付け、ノートの片隅に素晴らしいスケッチをしたりしていて驚かされます。
第二の小川になるかも?!絵が下手な私は置いてきぼりかも…。
解剖図を見ないですらすらとこんな図を書ける小川さん、すごいです。
それをすらすら書きうつす受講生の方もすごい…私もがんばります。
2005年1月~2009年4月のアーカイブ:http://plaza.rakuten.co.jp/rolfing
MSaito on 8 月 3rd 2011 in カルチャー・勉強会・セミナー, ボディワーク
今日から第四期OPENPATH認定ファシャワーカートレーニングが始まりました。
それについてあれこれとお話するネタは沢山あるのですが…。
筋膜をリリースするときの感覚と、合気道で相手と対峙(という表現は正確にそれを表現できている自信がないのですが)している感覚とは、非常に似ていることをトレーニーの方から教えていただきました。
「リリースをしているときの感覚をどうもっているのですか?」という質問に対して「淡くもっています」と答えた私に対し「合気道ととても似ています」と、合気道の達人技を体験させてくださいました。
私の腕に添えられたトレーニーの方の手は、ふんわりと綿が乗っているように軽く柔らかく、何の抵抗も与えないのに、いざ腕を動かそうとすると…全く動けません。
動かすどころか、腕の力が抜けっぱなしなのです。
びっくりして、信じることができませんでした。
こうした技は、先日のブログで書いた達人技そのものです。
「経験」と「感」と「勘」によってしか使いこなせない技術です。
経験が浅い者が「究極のところ、そこですよね」と言うことはできたとしても、決して簡単には到達できないところ。
そして、経験の浅いものにも「できる」と思わせるほどに、あまりにも普段どおりで派手さのないもの。
学ぶことの多い日々です。
とはいえ、トレーニングですので、お伝えできる技術は惜しみなくお伝えするつもりでいます。
OPENPATH両名とも、幸いなことにセッションと研究とを平行して行なうことができている強みを活かしつつ、実践に即したことを提供していきたい所存です。
2005年1月~2009年4月のアーカイブ:http://plaza.rakuten.co.jp/rolfing
本日はOPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニング第三期の4日目でした。
お天気にも恵まれ、気持ちよい一日でした。
トレーニングでは、ときどき「感覚を使って」と言ってしまうことがあり「いけない!!」と反省することがあります。
「感覚を使う」というのは漠然としすぎていて、技術を伝えるのに適した言葉とは思えません。
こうした言葉は「学習」によって、ふいに口をついて出てしまう言葉とも思えます。
ここで言いなおしをするのであれば、技術をお伝えする際に使ってしまう「感覚を使って」という言葉の真意は「視覚と触覚とクライアントの主訴を統合して、その時に何が最良かを経験と勘を頼りに構成して」と言いなおすこたができると思います。
キーワードは「経験」と「勘」。
本当は私たちの世界はこの「経験」と「感」によって形作られているのに、それを忘れて形式を求めてしまいます。
辛辣なことを言わせてもらえば、マニュアル世界に生きてきた人ほどこうした深さに理解を示さず、分からないことに焦り、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」で批判的になるのみで一向に進展がありません。
かと言って、私もそこからその人を引き出してあげるほどの能力もありません。
気づきは起こすものではなく、おのずから創発されるものです。そんな私たちのあり方に一石を投じるのが前田英樹先生の「独学の精神」です。
ダンスや音楽のインプロバイゼーション、武道の間合い、レイドバックなリズム、画家の筆のかすれ、芝居のせりふ、ボディワーカーとクライアントの関係性、これ全て経験と勘です。
ということで、『独学の精神』 前田英樹著 ちくま書房 をご一読ください。
学ぶということを、今一度ご確認ください。
2005年1月~2009年4月のアーカイブ:http://plaza.rakuten.co.jp/rolfing
MSaito on 4 月 29th 2011 in お仕事関連, カルチャー・勉強会・セミナー, ボディワーク
今日は終日お休みをいただいていますが、セッションが無いだけで仕事をしています。
2011年2月14日からスタートした「ティーチャーズインテンシブ」もあと残り1日となりました。
教える立場にいる方(ティーチャー)を対象に、ソマティクスの考えに基づきながら関連分野の理論背景を元に、クラスを活性化していくためのコツをお伝えしています。
理論が理解できれば応用が効くので、理論は2時間のうちの半分を使って説明します。
あとの半分は実践のための練習。触察が入ったり、実際にからだを動かしていただいたりしています。
第一回目は、主体、一人称、そしてソマティクスについてお伝えしました。
一人称で観察される自己と三人称で観察される自己の違いは、体性感覚を使った自己観察が用いられるかどうかの違いでることを説明しました。一人称的(ソマティクス的)観察がパフォーマンスの向上、武術に関わる知覚の向上、芸術性を持って環境を唱える鍵となることをご理解いただいたのは2か月前です。またソマティクスに関連する現象学のターム(専門用語)の説明も加えました。
第二回目は、運動制御のメカニズムに関して学習しました。
感覚によって姿勢制御や動作の生成、バランスの変化が起こることを学びました。
また、運動の難易度は、運動の自由度と可動域によって決定されるため、自ずとできる動作と出来ない動作があることもお伝えしました。
自由度が増すことにより、異なる感覚情報の統合が起こり、新たな動作の習得が起こります。
第三回目からは運動学習と運動制御の両方について学びました。
パフォーマンスの習得とは、運動学習のひとつです。また、どのように、つまり英語で言う how の処理を行うのが運動学習でした。
運動学習は結果を指すのではなく、「一連のプロセス」を指しており、そのプロセスとは実践・経験を通じて得られるものである」と考える事ができます。
身体制御が難しいのは、生理学的、運動学的観点から理論づけをすると、人間の身体が横紋筋で構成されているからでもあるということもお話ししました。
第四回目は、神経システムについてお話ししました。可塑性とパフォーマンスの関連を学びました。また、パフォーマンスを向上していくための条件と具体的な7つの方法、それを裏付けるデータをお渡ししました。
課題の持ち方や感覚モダリティの変化により、認知スキーマが変化しますが、パフォーマンスを変えていくためには欠かせない要素となります。
第五回目はコーディネーションについてお話ししました。コオーディネーションは日本語で協応性と訳されています。
コオーディネーショントレーニングと言われている言葉は、通常では脳神経系を中心とした制御的なものとして捉えられていますが、同時にスキルや調整力、巧緻性などといった言葉に置き換えられるような意味合いを持っています。
テーマは体幹だったので、インナーマッスルを「触れて誘導する」ことができるよう筋の機能の理解と触察を練習していただきました。正しく動くと非常に疲れる事を実感していただけたようです。
さて、六回目は何をテーマにしようか?終結としてふさわしいのはなんだろうと考えています。
今回は部位ごとに区切ってクラスを進めてきたので理論と実践を対応させるのが難しく、また理論もボディワークに関連するとはいえ専門分野ではないことから、改めて勉強する必要に迫られたりと忙しい毎日です。
でも、ボディワークはそもそも他分野の影響を受けながら発達してきた分野なので、こうして新しい理論を取り入れ進化させていくことが理にかなっていると思います。
ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフも出会った治療家や思想家に刺激を受け、そこから知識を取り入れ「アイダロルフ式」を確立してきたのですから。
ただし、アイダ・ロルフの提唱したストラクチュアルインテグレーションはよくあるような「技法の寄せ集め」ではありませんでした。
重力と筋膜を理論の柱とした新しい技法として創始され、アップデートを重ね、現在に至っています。
さて、先日お知らせしました「義援金チャリティーセッション」5月21日分の申し込みは終了とさせていただきました。お申込みいただきました皆様、ご検討いただきました皆様、どうもありがとうございます。
次回は6月19日(日曜日)です。受け付け開始日は後ほどブログにお知らせいたします。
6月もどうぞよろしくお願いいたします。
2005年1月~2009年4月のアーカイブ:http://plaza.rakuten.co.jp/rolfing
MSaito on 4 月 18th 2011 in カルチャー・勉強会・セミナー, ボディワーク, ロルフムーブメント, 思想
救済物資6200円分、調達しました。成人男女用下着、男の子、女の子用下着と成人男女用靴下です。子どもの靴下はサイズがいろいろで、平均がわからなかったので買いませんでした。調達費用は10000円を予定していたので、残りの4000円分は後日消費予定です。

明日は3月12日、13日と開催予定だったOPENPATH認定ファシャワーカートレーニングです。
早く寝て、明日に備えなくては。
小川/@baucafeが新しい解剖学の書籍を手に入れて喜んでいましたが、数ページで間違いを見つけたらしいです。
ツイッターで嘆いていました。
それから昨夜(4月1日)から4月度のカルチャー講座@恵比寿がスタートしました。ご参加のみなさま、ありがとうございます。
身体観の推移(ボディワーク的な)をもう一度ここで。
古代―アニミズム/ホ―リズム
18世紀―心身二元論(医学、科学の発達)
20世紀―心身合一(免疫論)
21世紀―システム論/環境論(ホ―リズム)
です。
心身相関(免疫学的)考え方は、もう古くなっていると感じます。
精神状態が身体に影響を及ぼすことは否定しませんが、そうした心理寄りの身体論から脱却し、身体をシステム的に観るのが現代の身体観の流れのように思います。
20世紀に活躍した大御所が同じことを繰り返すかもしれませんが、情報を受け取る側はそれを吟味する必要があるかと思います。
ということで、今日はここまで。詳しくは上級講座かWSかトレーニングの機会にお話しすることにします。
疲れました。おやすみなさい。
2005年1月~2009年4月のアーカイブ:http://plaza.rakuten.co.jp/rolfing<!-- -->
MSaito on 4 月 3rd 2011 in カルチャー・勉強会・セミナー, ボディワーク, 日々考えたこと