
できれば、いや、必ずもう一度撮影したい魚、ハナグロイソハゼ(♂)です。
海から上がってから、この魚をもっと撮っていればよかったと思うことは良くあります。
この写真を撮影したときは時間的制約と機材不足のため仕方なく証拠写真的に撮してしまったものです。
機材不足はどうしようもないのだけれど、時間をかけて違う撮り方で作品とすることが出来るならば苦労のし甲斐はあると思っています。
そういうことで今年は是非ともじっくりと撮影してみたい種類の一つです。この個体だけに半日費やしてももったいなくはないと私個人では思います。ただそれは他の見られるモノをいろいろと見なくなってもいいというリスクと引き替えですがね。あと公開ネタ写真の枚数が減ってしまうという大問題が。
こういう場所にのんびりと好きなだけ入りたいとつくづく思ってしまいます。
クビアカハゼとコシジロテッポウエビ。この取り合わせは相性がいいみたいで、この組み合わせがほとんどだと思います。共生ハゼの仲間はハゼが斥候となってエビに合図します。こういう赤いハゼは特に接近が重要になるけど、隠れない許容距離の見極めがなかなか駆け引きっぽくおもしろい。スキンダイビングで重要なのは自分の息こらえの時間とのタイミング。タイミングさえ合わせることができれば、5-6秒ほどの待機でエビは出てきます。
この写真は私は魚を撮りたいからピントは思った通り魚重視になっているけど、右側からストロボを発光させるのがよかったと思う。もしくは縦構え横トリミングで魚の陰を下方向に落としておけばよかった。
これがまた行こうと思うキッカケにもなるので、いい意味で考えるようにしています。
こういうシーンに会うと、ストロボシステムが欲しくなりますね。あまり大がかりなものをもってスキンダイビングはしたくないのだけど。いや、買う余裕も無いので買ってから心配しろと言われそうですね^^;
ハゼの仲間は、怒っているように見える種類も多いです。このハタタテハゼもその一つです。浅いところでは5mほどから見かけるそうですが、撮影モデルは私があまり行かない深度のところにいました。その辺が私の運の無さを物語っているようです。もっと怒っているように見えるハタタテハゼの先輩「アケボノハゼ」はさらに深度を増したところにいます。
そう考えてみると、ハゼの仲間というのは全ての深度にいるということでファンが多いのもうなづけられますね。
この写真は背景をブラックにするようにシャッター優先AEでストロボ発光で撮影しました。マニュアルモードで行きたかったのですが、もう少し浅いところで出会えていたならの話の私です。
共生ハゼの仲間でも警戒心は様々で、近づいただけで隠れてしまうのも多いです。その中でもクビアカハゼは比較的楽に接近できたりします。ただ、驚かせてしまうと私程度の素潜り時間では出てきません。幾度も幾度もそっと接近して、浮上するときもそっと浮上して驚かせない。すると向こうも慣れてくる感じをうけます。そのような中、クビアカハゼを観察しているとヒレを全開にして色彩を見せてくれました。第二背びれの透明に散らばる赤い星、尻びれの鮮やかなコントラスト。水中では鮮やかな色彩は浅いところ以外だと目立たなくなってしまうけど、ストロボを使用すると鮮やかによみがえります。ハゼが多いところは懸濁物が多いところがよくあってストロボ使用にハンデが多くなるけども。