自分を失わないことの素晴らしさ
さて、前回のYoji "Pop" Asanoさんに続きアメリカンアイドルにチャレンジしている一人の若者についてです。今年のアメリカンアイドルと言えば、フィリピン系ブログならThia Megiaという女性の話を書くべき!とのお叱りを受けるかもしれませんので、紹介のみThiaはフィリピン系アメリカ人で両親はパンパンガのアンヘレス出身です。中国系っぽい顔立ちだけどフィリピン・タイ人風な雰囲気を持っています。可愛いですよー。で、実はフィリピン滞在中に Mabuhay Thia! という言葉をテレビで見たので、この子がフィリピンに縁のある人物だと知ったわけです。ご参考までにビデオをどうぞ。彼女は最後までいけませんでしたが、最後のパフォーマンスをいなくなった兄に捧げ、I love you kuya(愛してるよお兄ちゃん)と全国ネットの放送でタガログ語を交えてメッセージを送ります。旨がキュンとしました・・・・
さて、本題の若者について、誰でも人から助言をされたり、はたまた噂を聞いたりと周囲からの情報は個人の決断に対して少なからず影響するものだと思います。まして、人生に一回の大舞台で自分の意見を曲げることなく突き通すことはおそらく本当に一握りの人にしか出来ないのではないかと思います。しかし、今回のアメリカンアイドルの出演者 Casey Abrams はこの一握りに該当する数少ない、芯の強い人物だと思います。 そして、彼を最も美しく魅せているのは「彼自身が彼が何者であるかわかっている」ことに他ならないのだと思わされました。彼は番組に出演しているアドバイザーからの助言を飲まず、「自分が知っていることじゃないとできないんだ」と言って、観衆を巻き込むようなドラマチックな歌でなく、あえてささやくような、しかも比較的マイナーな感じの、「彼らしい」歌を選びます。そして、パフォーマンスを終えた後、ジェニファー・ロペスはこう評価しました。 "the music itself crosses the boundaries and touches the people" 「音楽は境界を越え、人の心に触れるのよ。」 と。 彼女は、彼の選択をポジティブに捉え、こういった形で勇気付けます。
普段はなかなか恥ずかしくて言えないことですが、私は人の意見を常に大事にして、自らの意思決定をする上で非常に重要視しています。なぜかと自分に問うと、究極的には「共生」をしたいからだと思います。これが私の欠点であり美点でもあるのかもしれませんが、一ついえることは、私にはCaseyのような形で人を感動させることは出来ないということです。
Casey, whatever people say, you are the best growing musician and I expect you will be my favorite artist in the future. I'll be your fan as long as you keep on being yourself. You are as crazy as beautiful!
我が心のアメリカ―フィリピン人移民の話 (1984年) (東南アジアブックス〈60〉―フィリピンの文学〈6〉)
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