しんしんと 奏でる調べに 春の風 梅が香に 振り向く君の 流れ髪 月光の 東に向かいて 手を繋ぐ 霞む陽に なお背伸びする 新芽かな 積み上げし 書の片隅に 蜘蛛が跳ね つくしんぼ 背伸ばす姿に 笑み誘い 春の道 時代(とき)は変われど まためぐり来る ゆらゆらと 流れる雲に 夢託し 見栄も無く 気取りも持たず 咲く花よ 負けん気が いつか幸せ 掴みとる
真っ直ぐに 己見つめて また歩む 倒れても 笑って進めば 君の勝ち 桜咲き 夢が舞いゆく 幸の海 夢ありき さあ 立ち上がれ その足で 白銀が こころそろそろ 宥めゆく 愛しさに 身を持て余す 若さかな 当たり前 それが出来ずに 臍をかむ 雪割りて 弾むいのちが 春を呼ぶ 白き花 なお余りある かぐわしさ 春立ちて 梅がほのかに 凛と咲く
十三夜 それみたことかと 雲隠れ したたかに 生きてみればと 影が云う 往く川は 流をとめず 何思う 天空を 星が奏でる コンチェルト 奥歯噛む 想いは募る 会えぬ日々 秋深し 川面を風が 走り去る キラキラと まばゆい あなたに 恋をして 満月に 揺れて輝く 水面かな 凛と咲く 夢咲く 花咲く 桜 舞う 陰日なた 変わることなき 君がいる