おやすみを 伝えて眠る 夢のなか ほろ酔いで 月のしずくが 輝いて 明鏡が 水を留めん 秋のつき 月天子 心しづかに 我を打つ 月宵に 星もさやかに きらめいて 朝がくる 明日もかがやく 朝がくる 星屑が 散りて きらめく 君の胸 幽玄な ここも かしこも 蛍火が 月満ちて 君が袂に 幸届く 彩を 添えるススキの にぎやかさ
夕暮れに 憂い残すな 百日紅 秋空に 輝く雲が 憂き目を晴らす 秋がきて 人は何ゆえ 下を向く 夕焼けが 照らす山の端 錦かな リス走る 秋の木の葉の 海の中 茜色 君まで染めて 走り抜け・・・ 赤とんぼ 小さな体で 風を切る 秋空が また 置き去りし いわし雲 秋雨に 濡れてかすんで 月が泣く 月明かり 何を照らすか 秋の宵