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2010 年 7 月 9 日

その452 第1回 DTPの勉強会

カテゴリー: ネットワーク, 仕事 — みよこ @ 4:19 PM

6月26日(土)、第1回 DTPの勉強会に行ってきた。

前日には、スピーカーの一人で、大阪からいらしたえむさん大阪DTPの勉強部屋主宰)を囲んで、親しい人たちとの前夜祭(飲み会(^^))もあった。久しぶりに会う人たちは、私もそうだけど、少し感じが変わっていたりして、それがまた新鮮。何年ぶりだとか、近況だとか、こういうのは本当に楽しいわね。本当は2次会まで行きたかったのだけれども、うちは結構遠いので(^^; 翌日に備えて1次会で失礼した。

そして当日。今回はかなり早めに到着。喫茶店に入ろうかと思ったけれども意外になく、会場になる施設の外の自動販売機でお茶を買って会場入り。そしたら、その施設の会場の階にも自動販売機があって、しかも外より安いのを知って、うう~。でも、そこで座りながら皆さんとゆっくりできて良かった。

メインのお話は村上良日(やも)さんと、(株)ケーエスアイの坂口礼治さんによる「出力・印刷の現場 ─データを受け取った現場で起こっていること─」だが、その他に、ショートセッションということで3つのお話が入った。順番は、ショートセッション2話の次にメイン、最後にまたショートセッション1話だったが、こちらでは、まず、メインのお話から書かせていただきたいと思う。

○出力・印刷の現場―データを受け取った現場で起こっていること―

発表者 村上良日(やも)さん、坂口礼治((株)ケーエスアイ)さん

いやー、面白かった。おっさんAとおっさんB(命名:おふたり)による、とってもためになる掛け合い漫才だった。まずは、それぞれのお仕事についてのお話から。

1. 出力・印刷現場の環境(坂口礼治さん)

出力・印刷現場の環境の特徴は、制作環境とあまりかわらないが、バージョンがたくさん揃っていること。

で、そこで求められるデータの条件は、

◆指定どおりの印刷ができるか

  • ファイルが存在する
  • 校正紙とデータが同じ
  • 指定どおりの仕様である(サイズ・色等)

◆製本加工ができるか

  • 塗足しが存在する
  • 綴じ方向が合っている
  • ページ数、サイズが合っている

とのこと。当たり前といえば当たり前なのだけれども、様々な事情で当たり前でないデータが出現してしまうことがあるのがこの世界(^^; 気をつけよう。

2. 進行管理(村上良日さん)

進行管理の仕事については、工程管理でなく生産管理と呼んでもらいたいとのこと。

この仕事はイメージから技術へ翻訳すること。
そして、不足しているものがあったら、紙、インキ、版の順に早めの手配が必要。
その際に最低限知らないと始まらない情報は、通し数、予備数、台数。
これらの情報が揃わないことには発注できない。
   ↓
印刷できない
   ↓
納期がずれる

みんながハッピーになるには、時間を読める工程にすること。

そこで、そのためのチェックポイントが紹介される。

3. 入稿でのチェックポイント

  • 拡張子をつける
  • フォーマット形式に注意。暗号化しない。
  • 外付HDDの場合はちゃんとバックアップを取る
  • メールの場合は圧縮、可能なら自己解凍形式に

4. よくある入稿データトラブル

  • 塗り足しがない
  • 中綴じにできないページ数(総ページ数÷4で、きれいなページ数)
  • レイアウトソフト上での極端なリサイズ
  • リンクされた画像がない
  • 使用されたフォントがない
  • 刷り色より多い使用スウォッチ

続いて、InDesignの場合、Illustratorの場合というように例が挙げられ、ここでおふたりの叫び。

「完全データでください」

完全データとは完全入稿、つまり時間が読めるか否かということで、その条件は、次のようになる。

  • デザイン段階から、断ち落としなどが確認できる
  • 早い段階で気付けること
  • 特殊な環境が必要ない

5. PDF入稿ならどーなの?

それではPDF入稿ならばどうだろうか。

  • 画像は埋め込まれる
  • フォントも埋め込みできる
  • 画像に対して圧縮できる

見て確認できるとデータトラブルが減る。ということで、万々歳のようなのだが、それでもやはり問題は起こる。

6. PDF入稿でよくある問題

  • PDFだから大丈夫という迷信
  • 印刷会社によって対応がバラバラ
  • これっ! と決まった変換方法がない
  • 変換ソフトによっては不具合がある
  • アプリケーション側に不具合がある
  • 変換しても確認しない

変換して、その結果を見てみたら「ありゃ!」ということは結構あるもの。

さらに、

  • 印刷仕様に関係するトラブルが少し増えた
  • 印刷会社との受け渡しは細心の注意が必要
  • PDFでも追加修正がある、手間がかかる
  • PDFだから大丈夫という過信が広がった
  • 知らなければいけない範囲が広がった
  • アウトライン&EPSな人には嫌われた

最後はよくわからないけど(^^;

では、どんなところに気をつけたらよいか。

7. こんなトコに気をつける

  • 透明効果を使うならネイティブ形式

  • 埋め込めないフォントはアウトライン
     →(株)吉田印刷所のサイトで情報収集
  • ノセ処理(オーバープリント)をしておく
  • 校正から下版まで変換方法を同じに
  • 塗り足しはつける
  • 見開き(スプレッド)で変換しない
  • 画像のダウンサンプルに注意する

そして最後に

8. チェックとフィードバック

  • 清く正しいPDF入稿フロー
  • 生産管理的な職責の人と仲良くしよう

清く正しいPDF入稿フローについては、メモ帳のバケツさんに綺麗な図があるので、そちらをご覧いただきたい。

なお、7月24日にも、同じ内容で第1.2回が開催されるので、見逃された方はぜひ。

次に、ショートセッションについて書いておきたい。

○「InDesign Glee」について

発表者 丸山邦朋(monokano)さん

InDesign Gleeは、MacでInDesignのデータを開かずにしてデータが作成されたバージョンを知ることができる便利なツールなのだが、今回はそのしくみについてお話しされた。なるほどー。昔、MS-DOSを触っていた頃のことを思い出したりして、聴きながら私も何か触りたくなった(^^)。

○ネタとしてのアナログ的手法への回帰

発表者 あまおか(logicsystem)さん

こちらは、どうやら漫画を頭に描いての発表だったようだが、とにかく「画像」にしてしまおう。という愉快なお話だった。

そうよねぇ。DTPソフトのデータで持っていても、それがいつまで開けるか、使えるかとなると、また別の問題だものねぇ。画像で残しておけば……(^^)

そうそう。この勉強会は、各セッションはもちろん、附録やプレゼントも豪華だった。
まず、(株)吉田印刷所さんからは「PDF/X-1a・X4変換手順書等、トクプレの小冊子のセット」、(株)モリサワさんからは、「InDesign, Illustratorトラブルシューティング」「PDFにまつわる怖~い話」という小冊子をいただいた。

プレゼントはいくつかあったが、私は森 裕司さんがその450でePub変換する時に例に挙げられた小冊子『InDesign スタイル機能 Perfect Book』をいただいた(^^)。その他には、ゆず屋さんから『書体の研究』という本がセットで出品されたが、こちらは私の隣りに座ったお友達(なにしろ前夜祭から懇親会までずーっと一緒だったもんね^^)が当選。懇親会ではそのお友達とゆず屋さん(山王丸榊)さんとも同じテーブルに座って、じっくり見せてもらい、話に花が咲いた。

懇親会では、よく知っている人でも久しぶりに会うと顔と名前が一致しないことも多く、後で気づいてショックということもあり(^^; どうも、先方は一度で覚えてくださるのだけど……(^^;;;;;

ということで、前夜祭も含めて楽しくためになる2日間だった。

2010 年 7 月 2 日

その451 DTP Booster 14(後編)

カテゴリー: ネットワーク, 仕事 — みよこ @ 7:42 AM

DTP Booster 014(Tokyo/100619)前回に引き続き、DTP Booster 14のレポートを書きたい。

○新しいメディアの開拓
~photoJ.創刊のプロセスと今後の発展~

発表者 黒須信宏((株)クロスデザイン)さん

毎日新聞社iPadコンテンツ『photoJ.』を創刊されたということで、そのプロセスを紹介された。ちなみに今出ているのがphotoJ.1 - THE MAINICHI NEWSPAPERS(iTunes App Storeが開きます)、第2号は近々出ることと思う。

まず最初に主張されたのがユーザーが新しいメディア・コンテンツに求めるもので、黒須さんが調べたところによると、どうも次のようなことが言えるとのことだった。

  • メディアの特性に沿ったコンテンツ
  • メディアの特性に沿ったデザイン

つまり、紙をそのまま置き換えたものではユーザーは満足しない、新しいメディアの特性を理解して作ることが重要ということである。そこで考えられたのが、次に挙げられるコンセプトと特徴だ。

  • iPadに最適化したコンテンツを配信する
  • 電子メディアはこんなもの、と思われないようにする
  • 縦と横でビューが変わる
  • 拡大しなくても文字が読める
  • コンテンツのボリュームに制限にがない(ファイル容量の問題はあるが)
  • リリース後のアップデート(次の号が出るまで、できるだけ鮮度を保つ)

縦と横でビューが変わるということは、それぞれ別にデザインをする必要がある。そのため作業は、2倍とは言わないまでも、約1.7倍はかかるそうだ。
一方、文字を読むためにビュー全体を拡大する必要がないというのは大きいメリットだ。さらに縦ビューでは、文字だけを拡大できる機能を付加した。これにはWoodWingビューワーの機能を活用した(先のソリューション系統の話に出てきた)とのこと。

動画についてはストリーミングではないのでオフラインでも見ることができるが、そのために小さいサイズになっている。オフラインでも見ることができるようにするか、ストリーミングにするかは、なかなか難しい問題だとのこと。

次号では、完全にではないが、マルチリンガルにも対応する予定とのこと。

画像については、iPadの画面解像度は132dpi、画面サイズは1024×768pixだが、縦で使うなら768×1004pix、横で使うなら1024×748pixなので、そのサイズで作業環境を作っておくと便利とのこと。

デザインについては、見るだけでなく動かすというアクションが入るので、UIをデザインするという考え方が重要とのこと。

この話の流れで特に印象に残ったのは、「大根」は「おでん」になるが、「おでん」は「大根」にはならないということ。
PDFは完成した1つのメディアなので、ここから何かというよりも、やはり専用のメディア用にデザインをして物を作ることが重要だとのこと。

私も常々より料理のしやすい「大根(XMLデータ)」を、よりスムーズな方法で作ってワークフローの中に組み込みたいと思っている。

将来の展望としては、ワークフローが1.7倍になっていることに対する解決策して、自動組版との結合も重要と考えているとのこと。ここも大いにうなずいた。

○成功する電子書籍ビジネス/ビジネスの立ち位置が天国と地獄を決める

発表者 田代真人((株)メディア・ナレッジ)さん
(株)メディア・ナレッジのサイトは見つからなかったが、新聞記事が見つかったので、そこにリンクさせていただいた。

この方は、『電子書籍元年』という本を出されている。

今回は、ビジネスとして電子書籍を発行する際に知っておかなくてはならないことを中心にお話された。

非常に印象に残ったのが、出版と取次の関係だ。本を刷って取次に納品すると、とりあえずお金が入る。でも、売れなかったら後で返品される。そうなると、返金しなくてはならない。
返品された本は、会計上は資産として扱われる。何かのきっかけでその在庫がはけるようなことがあればラッキーだが、ほとんどの場合は廃棄されることになる。
そこから本の出版にかかわる費用の計算に入り、しばらくは非常に現実的な、ある意味夢も何もない話が続いた。ただし、ひとたびベストセラーが出ると大きな利益になる。この旨味が忘れられず、出版社は続けられるとのこと。

一方、電子書籍の方はどうか。電子書籍の取次はいくつかあるが、紙の本の取次のようなことはない。出版社には売れた分だけのお金が入ることになる。
著者に払うお金は電子書籍出版社が先に出さなくてはならない。

著者に印税を支払うためには電子書籍の定価を紙と同じにしないといけないが、それでは読者が納得しない。一番売れる金額は、350円~450円くらいだろう。それで計算すると、赤字になる。そうなると、出版社の経費とデザイン・DTPという固定費に目をつけられることになる。しかも、その固定費を半額にしてもまだ赤字。

んー(--;

となると、著者は印税は受け取れない。売れた分だけということになる。

で、そういう中でビジネスするにはどの立ち位置に立つか。

  • 著者になる
  • エージェントになる
  • 周辺ビジネス(オーサリングプログラムを作る)

ということで、希望があるのは周辺ビジネスだとのこと。ただし、周辺ビジネスをする際には、商売する相手を間違えてはいけない。

また、どういうものを作ればよいのか。デザインは切り捨て、極力自動化・省力化することで、ようやくビジネスになる。

そこで、田代さんが到達したのは、WebブラウザでJavaScriptだった。これによってソーシャル化が可能になった。ある本のあるページをTwitterで連動してつぶやくことができるようなしくみにしているとのこと。

最後の最後に、「ニーズのあるところにはビジネスがある」ということをおっしゃっていた。書店も出版社もこれまでと考え方を変えることで、チャンスをつかむことができるだろうと。後は本を読んで欲しい、そこにすべて書いてあるとのことだったので、遅ればせながら、先ほど注文した(^^)

ところで、田代さんの講演の前に、司会の鷹野さんの音頭で両隣の人たちと名刺交換をさせていただいたのだが、これは助かった。この後、心の距離は体の位置の距離とばかり、キュッと距離が縮まったのを感じた。

残念ながら、両隣の方々は懇親会には来られなかったが、会場には結構若い人たちも来ていた。DTP関係というと皆さん一緒に年齢が持ち上がってきているので結構新鮮だった。新しいビジネスを模索している人もいた。

女性はデザイナーの方が多かった。電子書籍について勉強するときに、まず何から手をつけたらいいかということだったが、デザイナーさんなら、まずはCSSでしょう。ここにはやはりデザインの才能が要るのだ。

それから、若い人たちからは「編集者という言葉がどうも」という話が出ていた。私なんかは「電子編集機」が出てきたときに違和感を覚えたものだが、もはや編集といえばパソコンでの作業のことをいい、「編集者」という職業に使われる「編集」という言葉の方に違和感を覚えるらしい。

これからの時代の編集者は何をすべきかという話があるが、私の知っている、編集者という職業の人たちは(一口に編集者といっても職掌はいろいろあるが)、もともと好奇心が強く、その好奇心や探究心のアンテナにかかった情報を、いかに正確に、効果的に読者に伝えるかと、それを伝えるために必要な人材をアレンジし、可読性やデザインを考えて料理してきた人たちだ。だから、電子書籍の分野にも本来最も目を輝かせる人たちだと思うのだ。なので、編集者という職業はなくならないし、この職業についてはまったく心配はないのではないだろうか。

ただ、電子書籍についての関心度は、Twitterの中と外では非常に大きな温度差がある。この間iPadが発売されて並んだことから少し認知度が上がったかと思うが、それでもまだかなり大きい。なので、この後その温度差が縮まるまでは、まだかなり大きな波が生じるであろうことは、頭に入れておく必要はあると私は思っている。

2010 年 7 月 1 日

2010年06月 ダンスのように抱き寄せたい

カテゴリー: 思い出の壁紙 — みよこ @ 12:17 PM

ダンスのように抱き寄せたい

正解

「ダンスのように抱き寄せたい」 7名 難しかったかと思いますが、比較的多くの方に正解していただけて嬉しいです。

その他の回答

「ためらい」 4名 「手をつなぐほど若くないから」ですね。

「ANNIVERSARY」 3名 「手をつなぐふたりの上に降り注いでいる」ですね。

「PARTNERSHIP」 2名 「あなたと手をとり合い 時の川を越えてゆこう」ですね。

ヒントの表示 3名

※ここで表示した○名という数字は、スペルの書き換え等のために続けて回答された分を差し引いた数字です。



2010年06月 ダンスのように抱き寄せたい

歌詞情報:ダンスのように抱き寄せたい 松任谷由実 歌詞情報 - goo 音楽

アルバム:ダンスのように抱き寄せたい/バトンリレー

tcさん

旬ですね(^^;。

cygnusさん

映画「Railways」の主題曲として書き下ろした新曲ですね。先日のSweet Discoveryで“春よ、来い”や“Carry on”を候補として映像と合わせみたという話がありましたね。無垢なこの曲だからこそ映画も活きるのでしょうか。これから先のユーミンの方向性をも示唆しているようで最近何度となく聴いています。間奏前のフレーズは、まさにこれぞユーミンという感じで予定調和しています。

noripi。さん

とても好きな曲の仲間入りをしました。
心の奥に、じわーんと染み入る曲ですねー。

pikkaさん

最初は全然分かりませんでしたが、mixiの日記をもう一度
読み直して分かりました。  (汗)

みよこの思い入れ

本当は、もう少し若いモデルさんの写真を使いたかったのですが、なかなかしっくりするものがなくて(^^; その中でこの写真は、年齢はちょっと上過ぎるけどいい感じだったので決めました。

それにしてもいい曲ですよねぇ。この曲を初めて聴いた時の私の感想はこちらをご覧ください。

映画では、百恵友和夫妻の息子さんが出ていますね。先日「夜のヒットスタジオ」の特番で、百恵さんの歌う映像を一気に流していましたが、これはもし息子さんたちが見ていたらとても新鮮だったのではないかしら。私などは、「こうやってだんだん綺麗になっていく姿が素敵だったのよねぇ」と思いながら見ていました。

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