みよこの部屋 コメントページ

2010 年 6 月 29 日

その450 DTP Booster 14(中編)

カテゴリー: ネットワーク, 仕事 — みよこ @ 5:48 AM

DTP Booster 014(Tokyo/100619)前回に引き続き、DTP Booster 14のレポートを書きたい。

○InDesignから書き出すEPUBをコントロールする

発表者 森 裕司((有)ザッツ・InDesignの勉強部屋)さん

私自身はePubを作るときは、XMLファイルからと思っているのだが、やはりInDesignから書き出す方法を見るのは、とっつきやすいしわかりやすい。ソリューション系の話が続いた後だったこともあってか、妙にホッとしながらYUJIさんのお話しを聴いていた。

実は、InDesignからのePubの書き出しについてはCS3から対応していたが、ただ書き出しただけでは読みやすいものにはならない。そこで、「InDesign スタイル機能 Perfect Book」という小冊子を材料に、iPad(iBooks)での利用を前提として、データの作り方から書き出したものに手を加える方法についてお話しされた。

InDesign上での作業は次のようになる。

  1. 新規でドキュメントを作成(サイズは768×1024pix。これはiPadの液晶のサイズ)
  2. カラーモードはRGB
  3. フォントはヒラギノ角ゴ ProN(iPadの標準)
  4. 文字サイズはピクセル指定

必ずしもこの通りに作らなければいけないということではなく、カラーモードもCMYKのものからePubに書き出せば画像は自動的にRGBになるそうだ。

iPqdで実際にテキストが表示される領域は、547×729pixらしいので、作成時は、実際の表示に近いようにマージンを設けて作ったとのこと。

画像の形式については、ePubに書き出す時に自動的にJPEGやGIFに書き出されるそうだ。

現時点の注意点は、ファイル名やスタイル名に日本語は使わないこと。さらに、各シーンでの注意点が続いた。

(1) レイアウトを考える

  • 縦組み・段組みは不可
  • マスターページは使用不可
  • 索引は使用不可
  • 目次機能を使って目次を作る
  • 写真はすべてインライングラフィックにする

複数のオブジェクトがある場合、ドキュメントが左開きの場合はX座標(横軸)が原点に近いものから書き出され、次にY座標(縦軸)が原点に近いものが書き出され、ドキュメントが右開きの場合は、Y座標が原点に近いものから書き出され、X座標が右の方にあるものから書き出されるので注意が必要とのこと。

(2) 表紙を作成する

表紙は別ファイルで画像として書き出しておき、後でiTunes上でつけていく。

(3) レイアウトする

  • 画像はすべてインラインで
  • すべてのテキストに対して段落スタイルを適用(一番の肝)
  • 表組みは使用できるが注意が必要

注意点は、次のようになる。

  • 段落先頭の字下げは無視される
  • 文中の先覚スペースは欧文スペースになる
  • 空の改行は削除される
  • ユニコードは代表の字形のみ
  • フレームにつけた塗りや線は反映されないので、後でHTML上でつける
  • 段落スタイル内の複雑な機能は反映されない
  • Table内の画像は、Table内のpタグを削除すると表示される

段落スタイルはすべて適用しておくというのは、InDesignファイルからXMLに書き出すときにも肝になる。

Table内の画像の件は、これで引っかかっている人が多いかもしれない。「なぜ画像が表示されないんだろう」と言っているのをよく聞く。

(4) リンクを作成する

InDesgin上でも、ハイパーリンクというパネルがあり、こちらから設定しておくこともできる。

(5) 目次を作成する

必ず目次機能を使って作成するが、ページ番号は不要(文字サイズが変わればページ数も変わるため)。

ここで重要なのは、どの段落スタイルが当ててある文字列から目次を作るのかということ。

書き出しの際のオプションでは、「埋め込みフォントを含む」というところは、iPad用のiBooks用に書き出すのであれば反映されないのでチェックは外す。

フォントの埋め込みの際には、ePubのファイルに丸々コピーされるのでライセンス上はアウトだが、CS5ではサブセットとして書き出されるのでOK。

フォントについては、複数の太さのものを使った場合、そのまま反映されないことがあるので、興味のある方は、InDesignの勉強部屋のCS4の該当個所を見て欲しいとのこと。

(6) ビューワーで確認

Adobe Digital Editionsで表示させるとところどころ?で表示されるが、これは段落スタイルを適用していない和文テキストである。

これについては、ePubの中のXHTMLを開いて、

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">

と書き換えて欲しい。CS5の場合は?表示されることはないとのこと。

なお、画像に対しても段落スタイルを当てること。

(7) 目次を作る

(8) ePubを書き出す

(9) ePubを編集

編集の手順は、次のようになる。

  • ePubを解凍
  • XHTMLとCSSを編集する(段落境界線等はCSSで)
  • ePubに戻す

ePubを解凍して戻すのは面倒なので、そういう時は、Sigilが便利だ。
実は、このレポートを書く前に、あるツールでePubを作り、CSSや階層構造を修正して、自分でcnxファイル(目次ファイル)やopfファイル(階層構造指定ファイル)を書き直したのだが、そうしてできたePubファイルををSigilで開くと、Sigil推奨の階層構造に自動的に変換し、cnxファィルやopfファイルを修正してくれるのだ。で、このGUI上でXHTMLやCSSを変更したり、画像を追加したりして保存すれば、きれいなePubファイルを作ってくれる。

ただし、CSSの中に画像のURLを指定している場合は、そこまでは書き換えてくれないので、これは手動で修正する必要がある。

以前アップしたePubファイルをこのSigilで修正したので、再度アップしておいた。皆様の環境で確認していただけたらと思う。

それにしても、InDesignからePubファイルを書き出すというのは、現状では結構面倒だと感じた。新たにそれ用に作るなら、断然XMLファイルから作る方が便利だし、その方がスマートだ。いずれePubが日本語対応すれば、また情況も変わってくるかもしれないが、私のワークフローとしては、XMLからInDesign、XMLからePubだ。

また、これには紙から出すか、電子版から出すかということも関わってくる。紙から出すのならば、InDesignで校了後、XMLを書き出し、それをePubにする。電子版から出すのならば、XMLからePubを作り、それをXMLに戻してInDesignで組む。

近いうちにXMLファィルからGUIでePubファイルを作り、CSSまで面倒を見てくれるツールも出てくるので、それに期待したいと思う。

今回は懇親会まで書こうと思ったが、YUJIさんの分で結構な分量になったので、中編とさせていただいた。ということで、続きはまた次回(^^)

2010 年 6 月 28 日

その449 DTP Booster 14(前編)

カテゴリー: ネットワーク, 仕事 — みよこ @ 4:20 PM

前回の投稿からもう1ヵ月が経ってしまったが、『夢の浮橋』については少しお休みして(前回の投稿後もツイッターではいろいろつぶやいているので、それについてはツイログの方をご覧ください)、今回はDTP関係のお話を書こうと思う。

DTP Booster 014(Tokyo/100619)6月19日(土)、DTP Booster vol.14に行って来た。今回は電子書籍について網羅的に取り上げるということで、約400名の参加という大規模なものとなった。

当日になって名刺が足りないことに気付き、出掛けに準備したために遅刻してしまったが、会場に到着した時には後ろの方で席を見つけあぐねて立っている方々がいた。私もどこかに座ろうと思いつつ、なかなか見つからず、しばらく同じように後ろに立っていたが、少ししてからようやく空席を見つけ、座ることができた。

どのようなプログラムだったかについては、上のリンク先を見ていただくことにして、私が到着したときは、「電子出版を理解するための5つのポイント」の途中だったので、ここからレポートさせていただくことにする。

○電子出版を理解するための5つのポイント

発表者 境 祐司(週刊イーブックストラテジー)さん

5つのポイントとして、次のことが挙げられた。

  1. 電子書籍フォーマット
  2. 電子書籍リーダー
  3. 電子書籍プラットフォーム
  4. 電子出版ワークフロー
  5. 電子出版プロデュース

フォーマットについては、書籍ならば海外ではePub、日本ではボイジャーのドットブックシャープのXDMF等の独自フォーマットが存在し、雑誌については、PDFやアプリケーション(FlashやAjax等)等で提供されているが、これらを書店のレイアウトを例に説明された。

「このリーダーで読みたい」というところから始める考え方も紹介された。リーダーアプリを決めれば、フォーマットは自動的に決まる。

これら出力フォーマットの他に、中間フォーマットの必要性についても言及された。
素材を編集する際に、たとえばInDesignからePubやPDF等にそれぞれ直接書き出すのでは、いろいろなフォーマットに書き出したい場合に不便である。そこで出てくるのが中間フォーマットである。
コンテンツを中間フォーマットにしておくことで、これからどのようなフォーマットが出てきたとしてもそこから書き出せるということでとても重要なのだが、まだ決まっていない。

これについては私も大いにうなずいた。私は、「見やすい」「柔軟性のある」「使いやすい(加工しやすい)」「誰でも使える(仕様が公開されていて、ロイヤリティーなど必要ない)」中間フォーマットがぜひとも必要だと思っている。

リーダーについては、読書専用端末と汎用端末がある。
専用端末については、それでしか読めないとなると市場は狭いが、たとえばKindleの場合はiPhoneでも、iPadでも、パソコンでも、ブラックベリーでも読める。これはアマゾンがリーダーアプリケーションを提供しているからで、読書専用端末同士では無理であるが、それ以外はできる限り読者のためにあらゆるデバイスに対応させようということになっている。したがって、ハードウェアのリーダーとソフトウェアのリーダーがあるというように分けて考える必要があるというお話をされた。

プラットフォームについては、世界市場向けと国内市場向けがあり、世界市場向けではApp Storeやキンドルストアー、ソニー・リーダーストア等がある。日本ではApp Storeしか使えないが、国内市場向けならば日本では電子書店パピレス電子文庫パブリ理想書店eBook Japan等いろいろあるが。世界市場向けに個人が出版できるというのが、電子書籍のメリットであるというお話だった。

ワークフローについては、次の3種類に分けられた。

  1. リフロー系(ePub)
  2. ラスタライズ・ベクタライズ(PDF)
  3. アプリ系

ePubやPDFならば10年後も読めるだろうが、アプリ系の場合、ソフトウェアを提供する会社が潰れてしまったら、購入できなくなってしまう可能性がある。アップデートやサポートの体制を用意する責任があるので、それを込みでワークフローを作る必要がある。

App Streの場合は、Stanzaというリーダーアプリがあり、これとePubが一体化して、1つのアプリ版の電子書籍として売っている。この場合は中身はePubなのだが、アプリとして提供されているので、やはりアップデートやサポートが関わってくる。

ここで、電子書籍のオーサリングについて、体験をもとにお話をされた。対象のデバイスの特徴やコンテンツのタイプによって多くの試行錯誤が必要なことがよくわかる説明だった。

プロデュースについては、無料でもダウンロードされないという現象が発生してきているというお話があった。したがって、どれくらいブランド力があるかということは最初にチェックしておく必要がある。

現在の「読者」は、読書専用端末や汎用端末を所有している人々の中で、端末で読むことに抵抗の無い人々である。それ以外の人々にアプローチをしてもあまり効果がない。したがって、ソーシャルネットワークを活用して本を売っていくという考え方がないと非常に厳しいという実感がある。そのうえで、読者のニーズに応えるということで、ニューズウィークが例に挙げられた。

今は大枠をつかむためにいろいろな人たちと、たとえば直接自分と関係がないように思える人たちとも積極的に意見交換をする必要がある。電子出版全体のフレームを理解することによって、自分のやりたいことが見えてくるだろうとの言葉で締めくくられた。

この後、アプリ系のシステムについて3つ紹介され、その3つめとして、アドビシステムズの岩本さんからお話があった。

○アドビDigital Publishing Platform

発表者 岩本 崇(アドビシステムズ)さん

この時点ではお話しできることがあまりないということで、ぼやけた図などが出てきたりしたが、WIREDアプリを見ながらお話しされた。

このようなアプリを作るためのソリューションを夏にAdobe Labsで発表する予定とのこと。ソリューションを使うには、InDesign CS5が必要とのこと。

発表後の質問で、有償か無償かという話が出たが、それも未定とのこと。ただ、検索していくと無償との情報もある。詳しい情報は、Advancing the future of digital publishingで確認して欲しいとのことだった。

次回は後編ということで、InDesignの勉強部屋の森 裕司さんの発表から、懇親会までレポートしたいと思う。

2010 年 6 月 1 日

2010年05月 海に来て

カテゴリー: 思い出の壁紙 — みよこ @ 11:18 AM

海に来て

正解

「海に来て」 7名 比較的多くの方に正解していただけました(^^)

その他の回答

「天気雨」 2名 こちらも浮かびますよね。

ヒントの表示 4名

※ここで表示した○名という数字は、スペルの書き換え等のために続けて回答された分を差し引いた数字です。



2010年05月 海に来て

歌詞情報:海に来て 松任谷由実 歌詞情報 - goo 音楽

アルバム:A GiRL iN SUMMER

pikkaさん

逗子マリーナで聴いてみたいアルバム(曲)です。

ばばさん

ジャケットの風景に似ていたのでピンときました!!

このアルバムの出だしから4曲目までの流れが大好きです。
ツアーも良かったですよね。

ふるだぬきさん

THE LAST WEDNESDAY TOUR 2006" が思い出されます。

久しぶりに苗場でいいから聞きたいですね。

cygnusさん

この曲が出た頃ちょうど僕は神戸から沖縄へと職場が変わりました。沖縄の海はどこまでも蒼く、照りつける太陽は皮膚を突き刺して骨まで焦がすようで、でもどこかでこの曲と繋がっているという不思議な感覚を覚えたものです。

みよこの思い入れ

この曲は、アルバムを初めて聴いたときから大好きで、この曲で壁紙を作りたいと思っていました。本当はすぐにでも作りたかったのですが、アルバムのジャケットがまさにこの曲だったので、今になりました。

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