その411 TRANSIT 2009ツアー 初日(大いにネタバレ)
きのう、4月10日は、ユーミンのコンサートツアー、TRANSIT 2009の初日だった。場所は横須賀と少しばかり遠かったが、例によって二人で出かけて行った。
会場に入ってまず目に入ったのが奥行きを感じるステージ。背景にはアコーディオンの音が流れている。今回のアルバム「そしてもう一度夢見るだろう」は、どの曲も大好きだが、その中でも私にとってとても懐かしさを感じる「Bueno Adios」への期待が高まる。
後でマサノリに聞いたところ、ステージのセットはイギリスの駅をイメージしたものだったらしい。もちろんピカデリーサーカス駅がまず一番に浮かぶが、マサノリが開いた鉄道データファイルを見ると、特にピカデリーサーカス駅というわけではなく、イギリスによくある駅のイメージと空港を混ぜ合わせた感じなのだろうか。
中央に出てくる時計は、やはりイギリスの駅にあるような時計をイメージさせるが、どうもビッグ・ベンの時計のようだと、これもマサノリの弁。ネットで画像検索してみたけど、んー、グラスゴー中央駅の時計の方が近いようにみえるけど。ま、いずれにしても、イギリスの、人が集まる空間をイメージしているということでは間違いないかな。
そこから時間と空間を移動しながらユーミンの曲の世界が広がる。
演出では、観客もちっとばかりコッパズカシイ思いさせられるところがある。演出している側の方でもお客の反応を手探りという感じなので、これからどのように変化していくか楽しみだ。
「Bueno Adios」は素晴らしかった。スペイン取材の音楽の混ざり合いをそのまま表現したような、地球規模の混ざり合いを感じることができる演出だった。
今回のアルバムは、どの曲も好きで、たぶん今までのアルバムで一番好きかもしれないと思うが、その中でも私がこの曲に特に思い入れを抱く理由は、実家の父がコンチネンタルタンゴが好きで、子供の頃から常に聞いていたからだ。それでいながら、日本人に感傷を呼び起こさせるようなメロディーが煉り込まれている。私としては'72年の「さよならをするために」をイメージしたけど、ユーミンの曲からのイメージとしては「日付変更線」かな。正隆さんによるアルバム解説を読むと、そのあたり、更に興味深い。
考えてみたら'72年の頃にあのメロディーというのはかなり異色だったような気がする。そのあたりをマサノリに確認してみたところ、ビートルズの系統を感じるとのこと。そういえば、ビートルズもイギリスだわね。
さて、今日もまた横須賀へ行く。そしてまた時空を旅するのだ。







