その291 『僕の散財日記』
松任谷正隆著『僕の散財日記』を読んだ。この本についてはユーミンカタログの方にも少し感想を書いたが、正隆さんでなければ書けない濃ーい内容になっている。
この本はMen's EXでの連載をまとめたものだが、巻末には、連載で書かれた商品の後の通信簿がついている。連載時は買ったばかりのものが多いので、その買ったばかりの気持ちと、それから日数を経たときのそのモノに対する気持ちの変化がとても面白い。
連載のページではモノに対する色々なこだわりが印象に残った。特に、子供の頃から憧れていたものは、現在からみた性能とかそういうものを超越して、現在でも憧れのモノの上位に来ること。あと、意外に出てくるのが「男っぽい」デザインへのこだわり。特にトートバッグについては女性的なイメージを持っているらしく、その中で男っぽいデザインのものを選ぶのに苦心されている。
モノで印象に残ったのは、マフラー。ユーミン手編みのマフラーが2点、それから自分で購入したマフラーが2点(そのうち1点はユーミンとお揃いで購入)。マフラーのお話はどれも心が温まる。
ちょっと毛色の変わったモノでは、ランタン。本文と通信簿を両方見て、その顛末に、「いいなぁ、正隆さん」って思ってしまう(^^)
それにしても、これはもう正隆さんでなければ書けない、なんとも贅沢な、ため息の出るような本だ。正隆さんについては、ユーミンのウソラジオでのお話などから常々マサノリと共通点を感じているのだが、こればかりは真似のしようのない、圧倒的なスケールの違いを感じる。かろうじて共通したモノは、最後にチラッと出てくるカルバンクラインのおパンツくらいだろうか。でも、おパンツについても正隆さんはすごいコレクターのようで、やはり大いに異なる。マサノリは気に入ったら同じ色、同じデザインのものを集中して買うタイプなので。ただし、ブランドは今はもう別のに移っている。マサノリはブランドについてもこれまた気に入ったものを見つけるとしばらく集中し、しばらくすると別のに移っていくのだ。この点にはほんの少し共通点があるようだ。







