みよこの部屋 コメントページ

2005 年 11 月 9 日

その281 『ララピポ』

カテゴリー: 小説・作家 — みよこ @ 12:00 AM

ララピポ奥田英朗著『ララピポ』を読んだ。マサノリに勧められて手にとってみたが、「ララピポ」と実に可愛らしい音感と可愛らしい書体に少し胸をはずませて読み始めた。
が、読んでいくうちになんだか雲行きが怪しくなってきた。いくつかの短編でできていて、1つの作品で出てきた脇役が次の作品の主役になり、またその脇役が次の主役になるというリレー型になっているのだが、どの主役も同じような経過をたどる。いずれもとっても地味な人たちだ。こうなってくると、「ララピポ」というタイトルが急に壊れて見えてくる。この素っ頓狂な響きが狂気をイメージさせてくる。この作品を書いている間のこの作家は相当暗い、残酷な、そして狂気を帯びた表情をしていたのではないだろうか。かなりネガティブな心理状態だったに違いない。そう思えてくる。
それなのに、次々と読み続けていかなくてはいられないこの心理は一体何なのだろう。ごくごく普通の人間に仕掛けられた運命の落とし穴を見せられることへの恐怖と不安、そして好奇心だろうか。

「ララピポ」の意味は、最後の小説でわかる。「なるほどねぇ」である。
この単行本は、ぜひ最初から最後まで続けて読むことをお勧めする。もっとも、続けて読まざるを得ないほど魔力のある作品だから、それは余計な心配というものだろう。

2005 年 11 月 4 日

その280 『夢の浮橋』年表

カテゴリー: 小説・作家 — みよこ @ 12:00 AM

谷崎潤一郎著『夢の浮橋』では、途中のいたるところで登場人物の年齢が出てくる。誰が何歳で、誰が何歳違いの何歳など、いちいち確認する。口述筆記ということもあるかもしれないが、これは何かを暗示するためであると考えるのが自然だ。
ということで、『夢の浮橋』年表を作ってみた。主に主人公の数え年で物語は進んでいくので、それを西暦に直して、ところどころ他の登場人物の年齢を補ってみた。
これを見て、あなたは何を感じるだろうか(画像をクリックすると拡大します)。
まず一つは容易に想像できると思うが、この作品、どうもそれだけではないようなのだ。読み返すたびに新たな疑惑が湧き出てくる一筋縄ではいかない作品なのだ。
そうそう。登場人物の名前や主人公が読む本も要チェックだ。
この作品は、『源氏物語』と『とはずがたり』に触発され、谷崎の「母恋い」の原体験と、年の離れた妻に対する心理、それから超エゴイスティックな美学を織り込んで再構成した『とはずがたり』のパロディともいえるかもしれない。


年表に誤りがあったため削除しました。新しい年表と系図は、その458で解説とともに公開しています。

2005 年 11 月 1 日

2005年10月 りんごのにおいと風の国

カテゴリー: 思い出の壁紙 — みよこ @ 12:00 AM

りんごのにおいと風の国

正解

「りんごのにおいと風の国」 10名 正解された方はぜひ送ってくださいね(^^)

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※ここで表示した○名という数字は、スペルの書き換え等のために続けて回答された分を差し引いた数字です。



2005年10月 りんごのにおいと風の国

アルバム:OLIVE

tcさん

あや@大阪さん

2001年の苗場で、ほんとに、目の前で聴いて、もう、唖然・・ため息・・・でした。
実は、初の生での苗場にして、最前列?!でした。
端っこではあったんですけど、この曲の時、ステージ向かって左の柱のあたり・私の目の前ってところまで来て、柱に手をあて、歌っていたユーミン。
その、少しさみしそうな、ものうげな・・表情と声。
今でも、思い出せる気がします。

たっき~さん

季節柄そろそろ来るんじゃないかと思っていました(^^;

思い入れは・・・リアルタイムで聴いたアルバムではないので、
アルバムのコンセプトやら時代背景が分からないのですが、
「ひたむきな貴方=年下の彼」のイメージで聴いています。
ホントのところはどうなのでしょうか?

短い秋のピリオド。フ~ッ。

ちょこびさん

CHACHAさん

ふるだぬきさん

季節ですね。

私の場合、セーターではなく、ブルゾンを出してきます。

Snow Girlさん

この曲を聴くと、秋の終わりを感じます。寒さが近付いてきてる感じと、恋の終わりの切なさの心細い不安な情景が上手く表現されているなと思います。「いのこづち」とか歌にはしにくいと思われる草木の名前を何の違和感も無く自然に取り入れているユーミンにさすがだなぁと、この曲を聴く度にいつも思います。

ZiZiさん

みよこの思い入れ

いのこずち、私のイメージでは、やはり「いのこずち」ではなくて「オナモミ」ですね。
子供の頃、ヒューム管置き場にじゅず玉とかオナモミとか生えてまして、じゅず玉はお手玉に、オナモミはそれこそセーターに投げてました(^^)
この曲には、幼馴染への恋を胸に抱いたまま故郷を離れた女性のイメージがあります。

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