その259 編集者
11日、ある編集者のお通夜に行ってきた。
この方は、PREMediaという印刷業界の雑誌を長年1人で編集してこられた。私も2回原稿を書かせていただき、さらに、『エデイカラーで行こう!』のときにも大変お世話になった。この方との思い出で最初に思い出すのは、PREMedia
Part16の原稿の打ち合わせで、都内の喫茶店でお会いしたときのこと。エディカラーMLへ私が投稿した文をご覧になって、「こういう文、好きかもしれない」とおっしゃられたのがとっても嬉しかった。このときにはユーミンの話もチラッとした記憶がある。Part20のときにこのラブレターズをお見せしたときにも「面白い!」とおっしゃってくださった。書く側をやる気にさせ、さらにいろいろサポートしてくださる頼りがいのある編集者だった。
最後にお会いしたのは池袋でのイベントのときだったかな。その出版社のブースの前で立ち話させていただいた。
あんなに元気だったのに、9年前から癌を患っておられたとのこと。つまり知り合ったときにはすでにご病気だったということだ。ときどき集中的に抗がん剤の治療をされていたそうだがまったく知らなかった。今年2月に仕事のページのリンクのことでメールでご連絡させていただいたとき、なぜかお返事がなく、どうされたのかと思っていたのだが、こんなことになっていたなんて…。
お通夜は、家族葬もできる親しみのもてる会場で行われた。入り口にはパネルがあり、故人とお嬢さんで撮られた写真などが写っていた。そのそばには故人の好きだった曲が演奏されるシンセトーンが。ダンデライオンなどの曲が演奏されていた。式が始まると、喪主であるご主人の挨拶があり、それからお坊さんの読経が始まった。故人はとても愛嬌のあるお人柄で、弔問客は、その交友の広さとお人柄を物語るように長い列が出来ていた。会場でどなたか知り合いにお会いできないかと思ってキョロキョロしていたのだがなかなかお会いできず、帰りに環8を渡る必要があるのだが、横断歩道を渡るか、歩道橋を渡るか迷っていたところで、ようやく会場から出てきた知人1人と会うことができたので、その方と駅までご一緒させていただいた。
途中もう一方にお会いした。この方にはいろいろお聞きしたかったが、これから行かれるところだったので、詳しいお話は聞かなかった。
それにしてもあまりにも若い。若すぎる。もっといろいろお話をさせていただきたかった。
会場を出たところで、他の弔問客の「大きな虹だ」の声に空を見上げた。大きなきれいな虹が空に架かっていた。







