その229 苗場2月28日
この日はお昼にちゃんこ谷川でお食事会があったので、それにあわせて早めに朝食に行った。
谷川ではみそキムチ味のお鍋としょうゆ味のお鍋を中心にいただいた。久しぶりの皆さんとの会話がとても楽しかった。以前からよく知っている人たちに加え新しい出会いもあった。こういう集まりっていいな。
谷川のあとはそのままサンタクロースに歩いて行ったが、残念ながらクローズ。ちょうど車で来ていた方にホテルまで乗せてもらった。
実は、今回の苗場の前にスノトレを新しく購入したのだが、試着のときはむくんでいたせいかちょうどよかったのだが、実際にはかなりゆるく、靴の中で足が泳いでいる状態。この状態で歩くのはかなり足に負担がかかり、元からの運動不足も加わって非常に疲れた。
それにしても24cmのスノトレがゆるいとは…(^^; 私の足の裏は毎日相当の負担に耐えている。
ホテルに着いたところで、カバーナのツアーゲストラウンジへ。ちょうど知っている方もいらしていて、楽しかった。
この日の夕食はマルモラーダ。ちょうど入れ替わりに谷川で一緒だった人たちとすれ違い、「おいしかったよ」との情報をいただき、胸をはずませて席についた。
メニューはこちら。
事前に魚か肉か選ぶ方式だったが、マサノリが魚を食べないので、肉料理を選択。
ところが、香草入りのパン粉で包まれている。マサノリはバジルとかシソが苦手だ。一瞬緊張が走ったが、案外平気だったようだ。お肉はおいしかった。
バルサミコ風味のペンネは個性的な味で、「へぇ」という感じ。パルメザンのかごと一緒にいただくととてもおいしい。
魚介類のマリネは、オーロラソースがとても美しく、おいしかった。が、中にサーモンが入っていたため、サーモンだけ私のところに移動(^^;
ここのユーミンディナーはデザートブッフェが売りだ。6種類のデザートからいくつでも自由に選べる。が、そうそう食べられるものでもなく、私はティラミスとバナナケーキを選択(そう書きながらこういうメニューを選ぶ私って(^^;)。
コンサートは、前日の正隆さんのお褒めにもあるように、バンドの皆さんの演奏がすばらしい。「うわーっ、すごい」という盛り上がり方だ。が、コンサートが始まる前から「オイ!」などとやけに通る声でしゃべる男性あり。喧嘩しているのかと思ったら、そうでもないようだが、なんとなく嫌な感じ。どうやらだいぶ聞こし召していたようだ(つまり酔っ払い)。
始まる早々「おばさん」などとひどい言葉を発し、会場に不快感が…。ユーミンも「どこだ?」と舞台上から探していたが、下向き加減に声を発するため特定できず、ちょっとずれた場所を探していた。結局「後で舞台に上がってもらうからね」と言ってそのまま進行。リクエストから愛のWAVEあたりかなと思っていたら、リクエストが始まるなり「アカペラで歌え」と暴言。こごそとユーミンはその男を舞台に上げた。男の周りの人に呼びかけ、「おいで」と比較的やさしい声で呼び出す。舞台に上がるなり男はユーミンに握手を求めるものの、ユーミンは「エビ!」。男は「コラーッ」というアクションでユーミンに向かっていくが、ユーミンにさわるまではしなかった。これが3度くらい繰り返されたが、ユーミンは最後まで「エビ」を通した(すごい)。
舞台から降りた男は上機嫌で席へ戻るが(自分がどういう行動をしたのか、どういう状況に置かれているのか理解できていない様子)、その途中でユーミンが「○○さん、さようならー」と発言。それでもわからないようなので「料金お返ししますー」とユーミン。このときのユーミンにはさすがに怒りの表情が見えた。本当は席に戻る前に横から連れ出すかと思ったのだが、男が万一暴れて観客に危害が及ぶことを心配したのか、警備は非常に慎重だった。その間、観客の気持ちが盛り下がるのを防ぐように、要所要所でユーミンが力水のような言葉でテンションを維持。会場も帰れコールで早く男が去ることを願った。ここで帰ってもらわないと、その後のコンサートが台無しになる。男は随分グズグズしていたようだが、警備が周りを厳重に囲んだうえで、警備責任者が来て連れて行ったようだ。
さすがユーミン。このステージは私が守るという気概が感じられた。「伊達に経験積んでないわよ」という感じだ。
その間、ステージ上にいた最初のリクエストの人は大変だっただろう。ユーミンは、「ごめんなさいね」と、とてもやさしく、リクエスト者を包み込むようにリードした。
この日は前日とは対照的に後ろの方の席。男がよく見える場所だった。
観客の顔がこちらの方に集まる。私は集団でコールしなければならない状況までなったことに神経がまいった。そのためか、それからしばらく経った後に自分の口から予想外の声がポロッとこぼれてしまった。これには自分でも驚き、かなり落ち込んだ。また、ナーバスになっている周囲にも申し訳なかった。
しばらくコンサートを楽しみつつも心が波立った状態だったが、『14番目の月』では思い切り飛んだ。最終日特別メニューにこの曲があって本当に良かった。
翌日男はあちこちで目撃され、「あいつだ」といわれたようだ。
そうそう。これを忘れてはいけない。
リクエストは名曲揃いだった。特に、最後の「私らしく」では、ユーミン自ら2番に突入。歌い終わった後、
「私、歌いながら2番の詞が好きなんだと気づいたの」と言い、自ら詞を読んだ。
しがみついて諦めながら失ってゆくより
痛いほどのさよならにして
覚えていたかった
私もこの部分好きだ。







