その208 『白いくつ下は似合わない』
失くしたものなど何もないけれど 白いくつ下 もう似合わないでしょう
この曲を久しぶりに聴いた。『シンガー・ソングライターからの贈り物 荒井由実作品集』を購入したためだ。
実はこの曲、リアルタイムで聴いたことが1度だけある。アグネスチャンがカナダへ留学するために一時引退する直前、少女から大人へ変わる時期に、それまでの「おっかのうえ~♪」というような幼い感じからだいぶイメージを変えたこの曲を歌った。そのときこの曲を聴いて一度で気に入ってしまった。が、その後はほとんど耳にせず、上のフレーズだけがいつまでも心に残っていた。
恋を失って、でも、だからといって何も失ってなんかいないけれど、でも、恋を知る前のあの頃の自分には戻れない。それを表すものとしては色々なものがあったとは思うのだが、アグネスチャンだからこそ、白いくつ下というキーワードが光ったような気がする。
それにしてもこのフレーズで曲が終わった後のヒリヒリ感。
私の大好きな一曲だ。







