その180 眉毛メイク
先日、久しぶりに妹に会った。久しぶりに会う彼女は、表情が少し怖くみえた。よく見たら、川原亜矢子のような、細くて眉尻が上に上がったメイクをしていた。眉メイクデビューは最近とのことだが、それにしてはきれいに描けていたので、テンプレートを使っているのかさらに聞いてみたら、フリーハンドとのこと。妹は私と違って器用なようだ。
私もかなり太い眉をしているが、本来、妹の方がもっと太くて濃い眉をしている。小柄な体に小さくて丸い顔、さらに濃い眉ということで、妹はもともとかなり童顔だった。だが、この眉メイクによって、少し大人に見えるようになった。だが、もともと子供っぽい顔つきなので少し不自然。姉の私としては、もう少し自然な眉にしてほしかった。
妹は、40代になったいまでも「お嬢ちゃん」よばわりされることがあるらしく、それをかなり気にしている。何しろ、
「そうか、40だものね」
と私が言ったら、思い切り「よんじゅういち!」と訂正されてしまったくらいだ。
それはそうかもしれない。同じ会社に長くいて、それなりに昇進しているのに、客先に挨拶に行ったあと、別の社員にお客さんが、
「この間の子は…」
と言うことがあるそうで やはりそれなりに貫禄がほしいところなのだろう。
子供の頃から大人びて見られた私は、若く見られれば見られるほどうれしいのだけど。それは子供の頃から「おっさん」に見られていたマサノリも同様なので、妹の反応はとても新鮮に感じられた。
そういう私は、そこまで細くしようとは思わないが、それでももう少し何とかしなくてはと思っている。が、何しろ不器用なもので、いびつな眉のまま現在に至っている。







