その152 『エ・アロール』
シャングリラ2の大阪遠征のときに、難波のジュンク堂で渡辺淳一著『エ・アロール』のサイン本を見つけて買ってきた。老人ホーム、というより高級な老人入居施設のお話だが、プレイボーイ、プレイガール、その他さまざまな入居者が、次々と色々なことを引き起こす。エ・アロールの意味は、フランスのミッテラン元大統領が愛人のことを聞かれて答えた「それがどうしたの?」という意味である。
このテーマは、その41でも書いたように、氏がかねてから考えていたものだ。新聞連載後、加筆修正してすぐに発行となったようだ。この本を書店で見つけたときは、「ああ、とうとう書いたんだ」と、勝手に思った。
詳しくはこちら。
それにしても、氏が医師であることは知っているが、この本ではまるで実際に老人ホームを経営しているようにリアルな書き方だ。本当に経営しているのだろうか。そんな時間はないと思うのだけど…。読んでいると、まるでドキュメンタリーのように思えてくる。
小説の中で、老人が恋愛をすることについて、違和感を持ちがちだと書かれていた。私は元から谷崎潤一郎ファンであったためか、あまりそういうことを感じない。いつまでたったって、そりゃ恋愛感情くらいあるでしょうと思う。これは年代によるものか、それとも本当に一般的に老人が恋愛することに違和感があるのだろうか。そんなことをちょっと感じた。あと、面白かったのが、60代以上の女性たちを○○嬢と書くことだ。確かに、やっていることや気持ちは乙女のようなので、その呼び方もなんとなく納得がいくような気もするが…。
この小説、早速10月からテレビドラマになるそうだ。とっても楽しみですわ。







