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2003 年 3 月 26 日

その129 お仕事体験記9電算写植(その1)

カテゴリー: 仕事 — みよこ @ 12:00 AM

いよいよ景気が悪くなってきた。そろそろ正社員にということで、写植屋さんに入った。写植といのうは、印刷物を作るとき、1文字1文字文字盤から文字の写真をとる形で組んでいく方式だ。その会社ではそれまで手動の写植機を使ってきたが、投資信託の受益証券説明書などを作るために電算化したいということで、そのためのパソコンとソフトを導入したところだった。12月で、まだワープロインストラクターの仕事もしていたので、とりあえず1ヵ月アルバイトで、翌年1月から正社員ということで入社した。
募集職種はパソコンオペレーターとワープロオペレーターだった。電話での問い合わせのときに、ワープロの機種を聞いたら、こちらの都合に合わせるとのことだった。ワープロは入れてもらったが、結局パソコンをやることになった。
入社したとき、電算のために分室が用意されていた。そこにパソコン2台とプリンタ、それと大きな机が1つポツンと置かれていた。分室の人員は、電算担当の役員1人だった。その人はそれまでパソコンをさわったことがなく、パソコン教室に習いにいっていた。もう電算で仕事しなくてはならない状況なのだが、まだ準備ができないということで待ってもらっている状態だった。胃薬を飲んでいた。
とりあえず役員はその仕事のための雛型をせっせと作ることにした。その間、私はソフトの操作を覚えたり、漫画の仕事のやり方を研究していた。
投資信託の仕事はデータで入ってくる。大型コンピュータから出力された固定長(各データの長さが決まっていて、間はスペースで埋まっている)のデータを処理して、雛型に流し込む。
私が入社する前に、担当役員はその整理の仕方をパソコンの販売会社の人に教えてもらっていたが、それは置換を何度も繰り返すものだった。これでは1つのデータを処理するのに3時間くらいかかってしまう。ということでその役員はもう少し何とかならないかと言っていたところ、販売会社の人がsedというソフトを使って処理する方法を教えてくれた。基本的には置換なのだが、それを正規表現というものを使ってプログラムのように処理できるものだ。sedについてはその96共同作業にも書いてある。その方は役員にその人が作った受益証券用の処理の使い方を、私にsed本体の説明をしていった。
早速私はsedやその他の便利なツールが収録されているMS-DOS Softwere Toolsという本を買ってもらって勉強をはじめ、いくつか簡単な処理を作った。この頃もう1人新人が入り、その子は多少経験があったので、私の作った処理を雛型に、ワープロで入力したものを変換する処理を作った。こうして電算部隊は始動した。

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