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2003 年 2 月 27 日

その121 お仕事体験記1新聞配達

カテゴリー: 仕事 — みよこ @ 12:00 AM

ここ2回ほど仕事のことを書いていたら、私って結構いろいろな仕事をしてきたんだなということを思い出した。ということで、アルバイト、派遣、正社員含めて、それらの仕事を時系列に振り返ってみようと思う。
まずは新聞配達。このアルバイトをしたのは、その110でも書いているが、高校3年生のときだった。当時、我が家は経済的にとても苦しかった。進学するような状況ではなかった。ならば自分で稼ぐということで、始めたのが新聞配達だった。
最初に飛び込んだ販売店では、思い切りゲラゲラ笑われた。まあ、高校の制服を着た、髪の長い女の子がいきなり雇ってくださいと来たのだから、無理もないかもしれない。で、あそこなら雇ってくれるかもと紹介されたのが、私が働いた販売店だった。
この販売店は、随分ボランティア的な経営をしていたと思う。いろいろな事情を抱えた人を住み込みで雇い、私のようなほとんど戦力にならないような子もその場で雇うのだから。
で、次の日から早速仕事なのだが、1人おじさんがついてくれて、最初の1週間一緒に配ってくれた。驚いたのは、1つの販売店で、いろいろな新聞を配っていることだ。一般紙の大きなところは決まっているが、その他は、日経新聞、スポーツ新聞、流通新聞、産業新聞など、実にバラエティに富んでいた。最初、1軒で何種類も取る家があることが信じられずに、あれだけ教えてもらったのに、片方しか入れなかったことがあった。当然苦情があったらしく、おじさんに注意された。でも、決して怒らない。
このおじさんがまた親切だった。朝、私が来るまでに、自転車に一揃え積んでおいてくれるのだ。順番に取れば、間違えずに配れるようにと、細かな心配りがしてあった。だから私は家から華奢な自転車をこいできて、販売店で、準備のすっかり整った頑丈な自転車に乗り換え、無理のない件数を配って、また華奢な自転車で家に帰るという、至れり尽せりのアルバイト生活だった。
それでも、冬はつらかった。軍手を2枚重ねてしないと、手がかじかんですごく痛くなる。あまりの痛さに涙が出るほどだ。雨もきつかった。新聞が濡れないように、これまたおじさんがビニールをかけてくれたのだが、新聞を落としてしまうと、もう使い物にならない。でも、体については専用のカッパを作業着専門店で買って着たら、本当に濡れなくて、あれはすごかったな。ゴムのにおいが玉に瑕だったけど。あと、雪。これはもう自転車はこげないので、ひたすら押して歩いた。バイクで配るおじさんも、派手に転んでいた。
店主にはよく勉強の仕方を教えてもらった。日経新聞の読み方の小冊子をくれたり、天声人語を使った勉強の仕方を教えてくれた。日経新聞の小冊子は政治経済の授業で随分役立ったし、天声人語のスクラップは受験勉強に役立った。

販売店には、新聞奨学生もいた。長崎から出てきた人だったが、この人とは2回ほどデートしたな。以前友達と入って気に入ったスパゲティの店に一緒に行ったら、彼、顔を真っ赤にしてもじもじ。何かと思ったら「女の子ばっかり…」なんてこともあった。結局ぎこちないまま自然消滅してしまった。高校3年生でもまだお付き合いするということがピンとこない私だった。

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