その101 『ツーハンマン』
テレビドラマ「ツーハンマン」が最終回を迎えた。このドラマ、通販会社の苦情処理課に勤めるジミな男が毎回仮面をかぶって身近な人々を幸せにするために商品のプレゼンテーションをしながらよくある行き違いについて話をするというものだ。平たくいえば説教だ。この説教で親子、恋人、夫婦、仲間などの間でのちょっとした行き違いや心の問題の糸をほぐしていった。ほのぼのとしたドラマだったなぁ。
この中で、親子が口を開けば喧嘩ばかりで、もう縁を切るというところまでいきそうになったときに、ツーハンマンが、無理に喋る必要はない。黙っていたって親子なんだから心は通じるといったことがあった。これ、夫婦でもいえるなと思った。まあ、夫婦の場合は元は他人なので、親子ほど無条件というわけにはいかないが。
私たちは出かけるとき、車で移動することが多い。というより、最近はほとんど車だ。で、以前は助手席で寝ることはとてもひどいことだと思って、一生懸命起きていたが、このごろどうも眠いことが多いので、気が付くと寝ている。また、車の中でほとんど一言もしゃべらないことも増えてきた。それでも別にぎこちない空気というわけではなく、お互いに気にしない。もちろん、喧嘩のために口を利かないこともあるので、そういうときは別だが。
それでも、私が仕事のことばかり考えて、気持ちが別の方向を向いている状態が何日も続いていたりすると、やはりお臍がだんだん横を向いていくらしい。なんだか変だと思って下手に機嫌をとろうとすると、ひどいことになる。でも、同じことを楽しみ、そのことについて他愛のない話をしたりすると、今までの険悪さがウソのように晴れる。
気付かないうちに相手にさびしい思いをさせていることってあるよね。







