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2002 年 8 月 1 日

その94 化粧坂

カテゴリー: 古典作品, 旅行・レジャー・文学散歩 — みよこ @ 12:00 AM

とはずがたり第12弾。
27、28日と逗子のコンサートに行ったが、その際に鎌倉観光もしっかりしてきた。
まず27日の朝、車を鎌倉駅のそばの駐車場に置き、寿福寺、海蔵寺、浄光明寺をまわったのだが、その際に、化粧坂という文字を見つけた。これは、二条が都から鎌倉へ入るときに通った坂ということになっている。
が、実はこれが大嘘である。二条は極楽寺坂という坂を通って鎌倉に入っているのだ。『とはずがたり』の中で出てくる地名は結構いいかげんである。
要は歌になるような綺麗な地名があればその方がいいわけで、しかも読むのは都の人なのだから二条にとってはおかまいなしなのである。そのことをマサノリに言ったところ、大受けした。
その後銭洗い弁天に行くつもりだったが、このところの運動不足がたたって体がきつかったので、小町通りのミカドコーヒーでモカフロートとグラスに入ったライチソフトをいただいてから、ホテルで休むことにした。ミカドコーヒーのことはまた後で書く。
で、ホテルで休むにしても、何か読むものが欲しいということで、本屋さんに寄った。私は漫画の『吾妻鏡』が上中下巻で出ていたのでそれを買い、マサノリは司馬遼太郎の『街道をゆく』を買った。2人とも本は好きなので、こういうときは意見が合う。

実は、マサノリが買った『街道をゆく』には、二条が大嘘を書いたということが書いてある。マサノリはこれを早速見つけ、翌日は極楽寺坂へ行くことに決まった。

そして28日、朝食後すぐに極楽寺坂を登って極楽寺へ向かう。静かなところである。でも、他の切り通しに比較して、舗装の際になだらかにしてあったので全然きつくはなかった。
坂の頂上から5~6歩のところに極楽寺はあった。実にひっそりしていて、境内の花が美しかった。
二条は、この寺での僧侶の振る舞いが都と同じだということにとても感動している。なにしろ、都と関東では価値観から何から全く違うのだ。この、僧侶の振る舞いが同じということによほどほっとしたのだろう。下の写真は、極楽寺から由比ヶ浜に向かう方に向いて撮影したが、電信柱の向こうの角から先にいくと景色が開けてくる。とても開放的な気分になった。


極楽寺極楽寺坂

極楽寺を出てすぐ、ちょうど坂の頂上くらいのところに一軒の喫茶店があったので、そこでアイスコーヒーをいただいた。陶器の器に入れられたアイスコーヒーはとても美味しく、店の雰囲気もまた、周りの静かな景色になじみ、とても落ち着いていた。ここで一息いれて、また歩いて坂を降り、長谷寺に向かった。

長谷寺の境内にある茶店「潮音亭」からは逗子マリーナが見えて、風にのってリハーサルの音も聞こえてくる。逗子のときには必ず寄るスポットである。

逗子マリーナ遠景

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