みよこの部屋 コメントページ

2002 年 6 月 28 日

その87 空から降る一億の星

カテゴリー: エンターテインメント — みよこ @ 12:00 AM

はまったねぇ、このお話。いつもながらキムタクは素敵だった。
でも、キムタク&サンマのキャラクター合戦の結果、周りに素敵な俳優陣がいたにもかかわらず、そのキャラクター設定が曖昧なまま終わってしまったような気がする。そんな状態でも、何とか内面の演技を深めていたのが深津絵里だったと思う。第一話でのホワッとした感じの役が、だんだんしっかりしたキャラクターになっていったのだが、とても演じづらかっただろうと思う。
他の役者さんたちも、何だかとても不完全なキャラクター設定で、その点がすごく残念だった。この作品は一にも二にもキムタク&サンマの作品だった。
キムタクは助演のつもりでやっていたそうだが、そうせざるを得なかったのではないだろうか。何だか力が入りすぎたサンマさんのアクが前面に出ていた。妙なギラギラ感が作品に映り込んでいる気がする。

2002 年 6 月 26 日

その86 北山准后九十賀

カテゴリー: 古典作品 — みよこ @ 12:00 AM

とはずがたり第7弾。香港のお話はこの位にして、再びとはずがたりの話に入りたい。
二条が御所を追放されてから、手元で育てている有明の月の遺児を見捨てるわけにいかず、出家できずにいたところ、大宮院から北山准后九十賀に、北山准后方の女房として出仕せよとの話があった。
北山准后というのは、二条の母方の祖父の妹であり、曙の祖母である。二条の母と二条自身の宮仕えに際しての親代わりでもある。二条母子はこの北山准后にとても可愛がられた。
大宮院というのは、後深草・亀山両上皇の母で、北山准后の娘である。東二条院の姉でもある。とはずがたりの中では常に二条に対してやさしい言葉をかけているが、それに対して二条はいつも後ろ向きである。どうも後深草院が譲位するときのいきさつから後深草院が母である大宮院を恨んだことと関係しているのか、二条自身はこの人を信用できないのかもしれない。
二条は、御所を追放された身で、何がうれしくてこんなところに出て行けるかと、断る。が、大宮院は諦めず、何度も言ってくるので、あまり断るのも意趣があるようでということで出仕することにした。初めは北山准后の女房としてということだったが、それもどうかということで、大宮院の女房としての出仕となった。
大宮院方の女房はみな同じ色の衣装で揃えていたが、二条には西園寺家の当主が飾りまでついた特別な衣装を用意してくれた。北山准后というのは西園寺家当主の祖母なのだ。西園寺家当主とは、曙のことである。もともと二条は特別扱いが大好きな人なのだが、このときはこんなの嬉しくないと言っている。確かに、追放された身であまり目立ちたいとは思わないだろう。
このめでたい行事の中で、胃の痛くなるようなやりとりが少なくとも二つあった。
まず1つは、賀宴二日目。大宮院方の女房の一人、権中納言局が歌を差し出したところ、亀山院が「雅忠卿の女の歌は、など見え候はぬぞ」と尋ねた。それに対して大宮院が体の具合が悪いようですと答えている。そのとき、西園寺(曙)が「なぞ歌をだに参らせぬぞ」と二条に言ったところ、二条は「東二条院より、歌ばし召されるなと、准后へ申されける由、承りし」と答え、前々からこの会の参加人数には入っていなかったと聞いているから、歌を差し出すことなど思いもよらなかったと心の中でつぶやいている。曙に甘えてこんなことを言っているのだろう。
もう1つは、賀宴三日目の夜、舟遊びの中で連歌が行われた。
亀山院、二条、春宮太夫(曙)、具顕、春宮御方、亀山院、と続いて、その次につけた二条の歌が、
「憂きことを心一つに忍ぶれば」である。これには後深草院が即座に反応して、
「絶えず涙に有明の月」と割り込んだ。そういう彼女の心の中は知っているぞとわざわざ前置きして。
これに対して、亀山院が「この有明の子細、おぼつかなく」と言った。
つまり、後深草院は、二条が追放のことを恨んで言っていることを知っていて、それを亡き有明の月への思慕にすりかえたのだ。得意のあてこすりである。でも、本当はこんな風にあてこするつもりなど、後深草院にはなかっただろう。この舟遊びにも気がすすまない二条を、とてもやさしく誘い出したのは後深草院なのだ。二条が都合の悪いことを言い出しそうなので、ついこんなことを言ってしまったのではないだろうか。亀山院の前だし…。

この会は、北山准后のことにかこつけて、気の毒なことをした二条との和解を大宮院がもくろんでのことではないかと思われる。第一日目に、あらかじめ両院に加えてまだ姫宮である遊義門院も来ていた。一説には、気の毒な二条にそれとなく会わせようという大宮院のはからいだといわれているが、そのあたりはどうなのか、私にはわからない。でも、特に目立つ衣装を二条に着せたことは、何か意味があるように思われる。それよりも、大宮院としては、自分の息子二人と二条の間のもやもやとか、曙からの口添えなどもあり、和解の機会をつくろうとしたのではないだろうか。
この宴のあと、後深草院が西園寺へ御幸するというので、二条にも来るようにと熱心に誘われたが、二条はかたくなに断った。この割り込みがなければまだなんとかなっていたかもしれないが、この歌のために、すべてはぶち壊しになった。

結局、後には一応の和解は成ったのだろう。西園寺実兼(曙)の女子が伏見天皇の女御として入内したときに二条はその女房として宮中に上がることになる。が、これはどうもあまりうまくいかなかったようだ。とはずがたりにはこの件については何の記述もないが、後に二条が後深草院が亡くなりそうだということで院に会いたいあまりに西園寺実兼を頼っていったときに、はじめは彼は歳のせいか忘れたと言って会わなかった。でも、後には二条に会って昔のことなどを親しく話している。微妙な揺れだ。
二条は御所追放があまりにもくやしかったため、この宴のときは周囲の優しさも何もかも信じられなかったのかもしれない。

2002 年 6 月 25 日

その85 スイカ、シイタケ、マンゴーだね

カテゴリー: acacia香港旅行 — みよこ @ 12:00 AM

香港でよく食べたもの3つを挙げるとこれになる。
まずスイカ。これはホテルの朝食やレストランでのデザート、昼食で入ったお店ジュースを選ぶ選択肢にスイカジュースと、まあそこかしこで出会った。特にスイカジュースなるものは初めてだったので、興味が湧いて頼んでみた。まあ、ただスイカを砕いた飲み物という感じで、種もこなごなになって入っていた。
次にシイタケ。これは色々な料理に何気に入っていたが、強烈だったのがコンサートの後で街の喫茶兼ラーメン屋さんに入ったときに食べたもの。「きのことチサのラーメン」というのを頼んだのだが、なんと、きのこというのはシイタケだけで、小ぶりのドンコのようなものが表面を覆っていたのだ。その下にレタスが入っていた。麺にたどり着くためにはこの大量のシイタケを食べなくてはいけない。
必死に食べたわよ、私。まあ、シイタケは美味しかったのだが、こんなに一度にたくさんシイタケを食べたのはたぶん生まれて初めてだろう。そしてもう二度とないだろう。ラーメンはとても薄味だった。食後の気分はとてもヘルシー。5人で食べに行ったのだが、あとで「みんなに分ければよかったじゃない」と、言われて、「ああ、そうだった」と気付く私って…
最後にマンゴー。これは福臨門のところでも書いたが、マサノリが食べ比べたがったので、あちこちでマンゴープリンを食べた。特に印象に残ったのが、ペニンシュラホテルの中華レストランのもの。サンデーグラスというより、シャンパングラスという感じのグラスに堅めに流し込んであった。形としてはプリンというよりババロアだ。食べてみたところ、マンゴーの割合が多いようで、かなりしっかりしていた。
有名な九龍ホテルの地下のマンゴープリンは、そこでお昼を食べたにもかかわらず食べ損ねた。これはマサノリが非常に残念がっている。私もぜひ食べてみたかった。食事は、値段的にも味的にもお勧めのお店だった。
おまけに、リンゴ。これは食べたのではなくて、見た。香港のリンゴは真っ赤で細長い。これが市場にいっぱいあった。そして、最終日のホテルの朝食でも、丸ごと並んでいた。どういう味なのか興味があったけど、1個まるごとというのはとっつきにくくて、手を出さなかった。食べてみればよかった。

2002 年 6 月 20 日

その84 鉄観音と無花果(いちじく)

カテゴリー: acacia香港旅行 — みよこ @ 12:00 AM

今、香港で買ってきた鉄観音を飲みながら干し無花果をかじっている。
鉄観音はペニンシュラブテックで買ってきたもの。紅茶に使うような缶に入っているので、とりあえず使いやすくてまずあけてみた。今まで鉄観音というと、黒い印象が強かったが、このお茶コロコロしていて微妙に緑色がかっている。あまり強く丸まってなく、お湯を入れて少しおくと、大きく茶葉が開いてくる。飲むと、あまり苦くなく、ほのかに甘味を感じる。普段あまり家でお茶を飲むことはなかったのだが、このごろすっかり気に入って飲んでいる。
そしてお茶受けには茶藝楽園で買った干し無花果。噛むと結構強い甘さが口に広がる。干し無花果は、以前ユーミンのコンサートで高知に行ったときに、ある方からいただいて初めて食べたところ、とても美味しかったので気にいってしまった。茶藝楽園でほうじ茶が入るような袋に入って売っていたので、嬉しくなって買ってきた。これを食べながらお茶を飲むととてもおなかが膨れる。口が淋しいときにいいかも。
茶藝楽園では、もちろんお茶も買ってきた。「醉貴妃」と「乳花香」を買ったのだが、一度にあれもこれもあけるのはもったいない気がしてまだ飲んでいない。後ろに書いてある説明をみると、両方とも鉄観音の一種なのね。早く飲みたいなあ。

2002 年 6 月 18 日

その83 髪菜

カテゴリー: acacia香港旅行 — みよこ @ 12:00 AM

その82でちょっと書いた開運料理で、とても珍しい食べ物をいただいた。
髪菜というのだが、ちょうど髪の毛を束ねたように見える、炒め物の中にゴロゴロと入っている様子はお世辞にも美しいとは言えないが、食べてみたところこれがとても美味しかった。思わず「美味しい」を連発してしまった。片栗粉の衣に包まれた舌触り、味は今でも覚えている。
この食材は「発財」と読むことから、財産が溜まるということで珍重され、乱獲されたため、現在中国国内では採ることが禁止されているそうだ。だから、もしかしたら今回食べたのが私にとって最初で最後かもしれない。
でも、ぜひもう一度食べたいなぁ。

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