その69 『おんなみち』
ずいぶん前になるが、平岩弓枝の「おんなみち」という作品を読んだ。老舗の一人娘として店を背負って生きる運命を引き受けた女性の波乱の半生を描いた小説だ。
老舗というのは、静岡の茶商なのだが、この小説を読むと日本茶や中国茶、紅茶についての知識や歴史の一部を知ることができる。また、商売に伴う危険や罠、そういう要素もかかれている。さらに、女性の体の変化が心に及ぼす影響や、恋が女性をいかに美しくするかも含めてとても豪華に描かれ、読む人に息をつかせないほど物語に埋没させてくれる。
この小説を読んでしばらくお茶のことが頭から離れなかったが、ここに来て、世の中も空前のお茶ブーム。珍しいお茶が飲めるお店もある。
今月は香港にも行くし、私もユーミンに倣って色々なお茶に挑戦してみたい。







