その65 『自負と偏見』
前に読んだ『ブリジットジョーンズの日記』がこの作品の登場人物をもとに書かれたということで、読んでみた。
作者の名前はジェーン・オースティン。学生時代に英文学史で見ただけの名前だ。さすがに歴史に残るだけあって、起承転結のメリハリがはっきりしていて、特に最後の方は目が離せなくなった。
共通の登場人物ダーシーが、最後に何をやるかはブリジットジョーンズの日記で想像はついていたが、そのとおりになったときのすがすがしさ。ハッピーエンドの作品はこれがいいところ。
この作品には欠点のある人物がたくさん出てくるが、その人々がどうやって折り合っていくか、最後にしっかり書かれている。そういう部分は身近なところだと三谷幸喜の作品を思い浮かべる。オースティン本人の生活の範囲内で書かれた作品なので、現代の日本の私達には少しわかりにくい背景があるが、主題が恋愛及び人付き合いなので、これはもう全く古くならない。
それにしても人間はなんと簡単に第一印象で人を決め付けることができることか、その悪い印象に他の人の悪意の中傷が加わればどんなに簡単に悪人に仕立てられることか。気をつけなくてはいけないと思った。







