みよこの部屋 コメントページ

2002 年 4 月 30 日

その67 私のこと好き?

カテゴリー: 男と女 — みよこ @ 12:00 AM

初めて恋が実ったとき、女性は相手の男性に「私のこと好き?」と頻繁に聞く。これは自分に自信がないことと、あとは男性に言葉で好きといってもらいたいからであり、その欲求は切実である。
これに対して、やはり初めて恋が実った男性は、そんなこととは思いもよらず、自分が信用されていないと思い、悲しくなる。女性の方も、男性がそのように受け取るとは思いもよらない。そして奇妙なすれ違いが始まる。
今は男女の間の心理の情報が多いので、こういうすれ違いも少なくなってきているのだろうが、こんな他愛もないことでギクシャクはじめてしまうのだから男女の間は難しい。年齢を重ねていくと、女性もそんなことはいちいち聞かなくなってくるし、男性も信用されていないとは思わなくなってくる。でも、やはり女性はいくつになっても男性に「私のこと好き?」と聞きたいのである。
もし、フルムーンくらいの夫婦の間で妻が夫に「私のこと好き?」と聞いたら、夫は何と答えるのだろうか。たぶん怖くて聞けないだろうし、もし聞いたら夫は妻を医者に連れて行くだろう。

2002 年 4 月 26 日

その66 夕霧とミスターダーシー

カテゴリー: 古典作品, 小説・作家, 男と女 — みよこ @ 12:00 AM

夕霧(源氏物語)
「あまりこよなく思し貶したるに、えなむ静め果つまじき心地しはべる。世の中をむげに思し知らぬにしもあらじを」
つまり、生娘じゃあるまいしと言っている。
ミスターダーシー(自負と偏見)
「ずいぶん抑えに抑えたのですが、だめなんです。もうだめです。僕のこの気持ち、どうしてももう抑えることができない。」
この後、どうして気持ちを抑えてきたかを綿々と語る。つまり、君の家の家柄が悪いからと。

いずれも、女性の扱いに慣れていない男性の愛の告白だ。
この2つの告白に共通していることは、初めはなかなかいいことを言っているのだが、その後にすべてを打ち消すようなことを言ってしまっているということ。
こういう人、いるのよねぇ。相手の告白に、女性の方は「まあ、本当?」と喜びかけたところで、その後にすべてをぶち壊すことをなぜか言ってしまう人。
こんな言い方をされてOKを出す女性はまずいないだろう。当然、かなり激しく断られることになるのだが、それに対して告白した方はなぜ断られるのかがわからない。逆切れする。こんなに真剣に、正直に告白しているのにと。

正直ったってねぇ(^^;
これが、悪いことを言ってから、でも好きとなればまた全然違うんだけど…
そういえば、ブリジットジョーンズの日記の映画の方では悪いことを言ってから、でも好きって言ってた。

でも、こういうマズい告白の仕方をする人というのは、女性の扱いに慣れていないからであって、少なくとも女たらしではない。誠実でもあるだろう。相手の気持ちを理解しようとする気のない男性でなければ、結婚相手にはとてもいいタイプだ。
でもねぇ、このマズい告白に怒りを爆発させない女性はそうそういないと思うなぁ。

2002 年 4 月 24 日

その65 『自負と偏見』

カテゴリー: 小説・作家 — みよこ @ 12:00 AM

自負と偏見前に読んだ『ブリジットジョーンズの日記』がこの作品の登場人物をもとに書かれたということで、読んでみた。
作者の名前はジェーンオースティン。学生時代に英文学史で見ただけの名前だ。さすがに歴史に残るだけあって、起承転結のメリハリがはっきりしていて、特に最後の方は目が離せなくなった。
共通の登場人物ダーシーが、最後に何をやるかはブリジットジョーンズの日記で想像はついていたが、そのとおりになったときのすがすがしさ。ハッピーエンドの作品はこれがいいところ。
この作品には欠点のある人物がたくさん出てくるが、その人々がどうやって折り合っていくか、最後にしっかり書かれている。そういう部分は身近なところだと三谷幸喜の作品を思い浮かべる。オースティン本人の生活の範囲内で書かれた作品なので、現代の日本の私達には少しわかりにくい背景があるが、主題が恋愛及び人付き合いなので、これはもう全く古くならない。
それにしても人間はなんと簡単に第一印象で人を決め付けることができることか、その悪い印象に他の人の悪意の中傷が加わればどんなに簡単に悪人に仕立てられることか。気をつけなくてはいけないと思った。

2002 年 4 月 21 日

その64 chaka

カテゴリー: ライブ — みよこ @ 12:00 AM

今日は銀座SWING CITYに「たつやセッション」を見に行った。
ドラムが村石さんでないのがちょっとさびしかったが、一回りスマートになった小森啓資ドラマーもかっこよく、いつもの通りの池田達也トークに爆笑しながら楽しい時間を過ごした。
その中で、今日のボーカルがとてもすばらしかった。
chakaという名前の小柄な女性なのだが、もしかしたら関西の方はよくご存知かもしれない。パンチの効いた伸びのある声で、実に楽しそうに歌う。特にスティービーワンダーの曲が得意なようで、さすが歌い慣れているのを感じた。
また、早口の詩でも全く苦にせず、当たり前のように歌うところがすごい。
トークもさすが関西人!という感じで、たつやさんが急に振ってきても、サラッと対応できる。
今日はなんだか得した気分だ。

2002 年 4 月 12 日

その63 落葉の宮

カテゴリー: 古典作品 — みよこ @ 12:00 AM

久しぶりに源氏物語。今回は、最初に柏木の妻になり、柏木亡き後、夕霧の(妻)になった落葉の宮のことを書いてみたい。
源氏物語に不幸な女性は数あれど、この人ほど気の毒な人も少ないのではないだろうか。
初めは柏木が源氏の正妻になった女三宮の身代わりに姉妹である彼女を妻にした。しかも恋のために盲目になっている柏木は、ひたすら女三宮を恋するあまり、彼女のことを「なんでこんな落ち葉のような人をもらってしまったのか」などと嘆いている。さらに、女三宮の飼っていた猫を貰い受けて愛玩している。そんな夫をもったら、その寂しさは例えようがないだろう。
柏木の死後はさらに気の毒だった。柏木の親友である夕霧に恋慕されて、また彼が無粋なために、ひょんな誤解から窮地に立たされてしまった。
実際、最初は拒否して何もなかったのに、朝帰る夕霧をみとがめられ、それを悲観した母親に死なれて頼る人も無く、宮本人がいくら拒否していても、そばについている女房たちは皆夕霧の世話になればいいと思っている始末。さらに、実際には拒否しつづけているにもかかわらず、世間には事実上の夫婦とみなされ、そのために柏木の父母に疎まれ、その上、夕霧の妻は柏木の妹という…まさに四面楚歌。
結局はなるようになった訳だけれど、このエピソードが書かれた「夕霧」という巻を読んでいるとき、まるで自分のことのように夕霧に対して腹が立つのだ。

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