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2001 年 4 月 23 日

その18 夕顔

カテゴリー: 古典作品 — みよこ @ 12:00 AM

源氏物語その3。 玉鬘の母、夕顔について書いてみたい。
この人は、雨夜の品定めで頭中将の話に出てきた女性で、後に源氏と出会い、連日愛されたために六条御息所の生霊に取り殺されてしまった人である。
この人は、源氏が家のそばを通りかかったとき、歌を読みかけた。いってみればこちらからアタックしたも同然である。これは、夕顔という女性の性質からいって、不思議である。
もしかしたら撫子(玉鬘)の父親である頭中将に、少しでもつながりのある人物が通りかかったので、周りに仕えている人たちがチャンスとばかりに読みかけたのかもしれない。何しろ、後に筑紫からこの撫子のために危険を冒してまで船出した人たちである。
それに対して、夕顔と源氏はお互いに素性をあかさず、仮面をつけたまま二条の館で愛の日々を過ごした。お互いに頭中将のことを考えたためかもしれないが、果たしてそれだけだろうか。
夕顔という女性は、何でも男性の希望どおりに振る舞い、強い女性からの嫌がらせに対しては、全く対応できず、ただひたすらおびえて、ついに生霊に取り殺されてしまった。この人の考え方とか、主体性というのはなかなか掴みにくい。でも、もしかしたら、とても「芝居気」のある女性なのかもしれないと思うのである。いい意味で。源氏が顔を見せたときの受け答えなどもしゃれている。
でも、取り殺されたのでは何にもならないけど。

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