その6 ナレッジマネジメント
男性は、自分の知らないことを「知らない」というのがとても苦痛なものらしい。屈辱とさえ感じるのかもしれない。女性は、知らないことは聞けばいいと思う。そして、情報は皆で共有して、協力しあっていきたいと考える。だから、知らないことを知らないといえないで、メチャクチャなことを言っている人については、全く魅力を感じない。それどころか醜くさえ感じる。プライベートでちょっと格好をつける位はかわいげがあるし、私も気がつくと背伸びをしていることがある。でも、これが仕事上だと困りものなのである。もっとも、仕事上だからこそなおさら、「知らない」とはいえないのかもしれないが。
最近では、ナレッジマネジメントなど情報の共有化が注目されているが、そんなことは考えもしない環境および世代の男性(もちろん人による)は、情報を共有するなどもってのほかなようである。少しでも他人より多くの情報を集め、それを独占することが、自分の地位を確立する手段と考えているようだ。さらに、自分が理解しえない情報については握りつぶす。
でも、考えてみてほしい。今の時代、いろいろな場面にコンピュータが絡み、1人で「必要な」すべての情報を把握することは不可能である。そして、ブレーンを持つにしても、すべての情報に精通したブレーンを個人の力で集めることもまた、不可能に近いと思う。
一方、沈滞している企業では何とか活路を見出していかなくてはいけない。 そこには、情報の共有化は当然必要である。自分1人だけが優位に立とうとしている人は、そのために会社がつぶれてしまっても、その方がまだマシだとでも考えるのだろうか。
2003.12.17
この記事を書いた頃はいろいろなことに矛盾を感じていた。だから、妙に男だ女だ書いていている。
このときは、仕事上役に立つ本を買ってもらって上司に見せたところ、基礎的で分かりきっていることと放り投げられたことを思い浮かべていた。分かっていないのは明らかなのに。
『バカの壁』という本を最近読み出したが、そっくりな事例が出ていて、そういうことなのかと、少し納得がいった。それは、出産のビデオをみせたときの男子学生と女子学生の反応の違いだ。男子学生は「わかっていることばかりでつまらなかった」といい、女子学生は「興味深い発見があった」と答えていることだ。
『バカの壁』の内容については、正直いって途中で?がいくつも出てくるのだが、最後まで読めばきっとその逆説的な表現の意味がわかるのだろう。でも、出産のビデオについてのケースには、大きくうなずいてしまった。







