KUMAの、見た・感じたアメリカ

Between Japan & The States

Archive for 日本 vs アメリカ

ものにまつわる思い出

♪な〜つが来〜れば思い出す〜〜〜♫、ではなくて、♪コ〜レを見〜れば思い出す〜〜〜♬

ドライヤー用ソフナー〘乾燥機用衣料柔軟シート〙


もう20年程前になるだろうか、一人でハワイを旅した時マウイ島に行った。

Kihei(キヘイ)に行きたかったので、そのあたりで泊るところやしたい事を聞く為に観光局に出向いた。

そこに居たのは、一人の女性と一人の男性。男性の方が接客してくれ、いろいろ要望などを聞いてくれた。

私が何にも決めていなかったためか、若い女性の(昔です昔)一人旅が心もとなく見えたのか、はたまた他に意図があったのか、・・・知り合いが旅行に出ていて、コンドだかアパートだか今空いているのでそちらに滞在してはどうかという提案を頂く。

観光局という公のところに勤務している、それもマネージャー格かと思われる立場のひとの申し出なのだから、安全だろう、とふんでその申し出を受けることにした。けどタダですよ@@!タダ!いいの?!

彼の車でそのコンドまで連れて行ってくれるようだ。忘れもしない、ムスタングだった。初めて乗るアメリカのムスタング。まだアメリカ本土にも行ったことがなく、ましてハワイも初めて。どんな話をしてよいやら、英語もままならないのにと思う気持ちでちょっと緊張した。

コンドに行く前に、BLT(ベーコン・レタス&トマト)がとても美味しいところにランチに行こうという。

どこかのホテルの中に入っていく。本格的なレストランで食べる初めてのBLT。美味しかった!!何と言うドレッシングをつかっているのだろう、とてもクリーミーなのに、味が強すぎもせず、アルファルファが入っていてとっても美味!

日本の総理大臣の事などを聞かれたが、モゴモゴしてあまり受け答えできず、ちょっと居心地が悪かった。申し訳ない気持ちでごちそうになってから、その友人のコンドだかアパートだかに向かった。

もう室内はよく覚えていないし、なぜか写真も取っていないので(傷心旅行だったので w_−;)いくつベッドルームがあったのか覚えていないのだけれど、洗濯機の使い方を教えてもらった光景だけは今でも鮮明に覚えている。

これを入れて、こちらを押して・・・、ドライヤーはね、ふたを開けて、はい、コレを放りこんで、ここのボタンを押すんだよ。

まだあまり英語で質問も出来ず、なぜ、この紙切れみたいなものをいれるのかさっぱりわからず、言われるままにこの紙のシートを放り込んで使った。こうしないと機械の使用に関係あるんだろう、くらいに思っていた。

プールがあって、時間つぶしにデッキに横になりに行きたかったのに、一人では他の人がいるプールサイドに入っていけなくて、窓から誰もいなくなったのを見計らって行こうと勇気を振り絞ったらまた人がやって来て.....  という繰り返しで、とうとう一度もプールに行けなかったダメな私。

けれどアメリカ人向けの水上スキーツアーを一人で予約して、参加した。あまり立てなかった。後年、オアフのカイルアで参加した水上スキーの時は、やる前に陸で一人づつ水上を想定した格好で何度も身のこなしかたを特訓。それから沖にでたせいか簡単に立てて、本当に面白い経験をさせてもらった。インストラクターや教える人によって、これほども上達が違うのかと認識させられた経験だった。ビギナーにとって、コツっていうかポイントを絞った教え方をしてくれるというのはありがたい。


話はそれたが、この紙のシートが、乾燥機に入れる柔軟剤だとあとから知った。アメリカの生活の一部が垣間見えた気がした。憧れた。

洗濯しても干さなくてよくて、便利で、仕上がるとふんわり良い匂いがして。。。

本当にアメリカの生活が、文化的に上の生活に見えた。。。

日本ではまだこんな紙のシートの乾燥機用柔軟剤が売っていなかったので、ハワイに旅行に行くたびにアメリカでしか買えない、アメリカの匂いのするものを買って帰った。

乾燥機が大好きになった。何よりもものぐさな私に便利 (・・。)ゞ

何十年も前の、こんな光景を時々思い出す “乾燥機用柔軟シート” でした!




その後のマウイ:そのマネージャーのようなおじさんに、ラハイナに行って泊るホテルを聞いたら、適当なところを予約してくれ、借りた住居を出る時にピックアップしてくれると言う。またまたそちらのホテルまで送ってもらい、ロビーで宿泊の手続きまで済ませてもらって、部屋にチェックイン。部屋までスーツケースを運んでくれて、そこであっさりとさよなら。その後、日本に帰ってからお礼にその男性と事務所の女性にちょっとしたものを送ったら、お礼の手紙が来た。

ちなみに、あのBLTは本当に美味しかった。なので、家でBLTを食べる時は、なんとか同じ味を出したいと、必ずアルファルファを入れ、クリーミードレッシングをマヨネーズに少量入れるようになった。


すでにうっすらピンク色?

アメリカに来た頃は、本当に日々の生活でカルチャーショックを受けることが多々あり、順応するのに本当に違和感を抱いたり、怒りを覚えたりしたものです。日本の文化にどっぷり浸っていたのですから、それは自然の反応なのでしょう。


そしてアメリカという異文化で日々生活し、社会の常識もシステムも違う中で過ごしていると、やはりこれも自然のなりゆきで、最初よりは慣れてくるものです。


最近里帰りした時、カジュアルなアメリカの中でのようには振る舞わないようにと、いつものようにやはり少し緊張してはいました。大好きな日本、一生暮らして行きたい国日本、なのに、サンフランシスコ空港に降り立ち、フロアに足をつけた途端、「は〜、やれやれ、、、やっと帰って来た ...... 」と、そんな安堵の気持ちがわき上がり、帰りのバート(電車)では身体中からリラックスし、寛いでいる自分を発見したのです。



“朱に染まれば赤くなる” という言葉がありますが、人間誰しも、ある環境に身を置いていると、知らず知らずのうちに染まって、心はともかく身体のほうは特になじんでいくのかもしれません。


私もそれに違わず、徐々に朱に染まって、もうすでに、うっすらピンク色’ くらいになっているのかも ...



今までとはちょっと違う感覚を体験し、こういう事を感じた里帰り体験でした。



ドライブ・スルー薬局

ご存知、車社会のアメリカでは、車に乗ったまま食べ物を注文し、支払いをして商品を受け取れるいわゆる「Drive Through (ドライブ・スルー) 」のファーストフード店がけっこうあります。日本でもドライブ・スルーが出来るところがあるようですが、まだそれほど普及していないでしょう。

が、薬局で受け取る薬を、車に乗ったままドライブ・スルーで受け取れるというのは、日本ではあるのでしょうか?


これこそ車社会のアメリカならではの光景


受けり完了!

  1. ドライブ・スルーの窓口に車を横付けする。
  2. 呼び出し用の黄色いボタンを押す。
  3. 中から用件や名前、生年月日などを聞かれるので、それに受け答えする。
  4. 準備が出来ていたら取り出し口を開けてくれるので、有効なID (身分証明書) と現金又はカードなど、料金を支払うものを入れる。
  5. 取り出し口が締まり、お会計が済んだら、お釣り(又はクレジットカード)と薬が出てくるので、説明があれば説明を聞いておく。
車が2台〜3台待っていても、お店で買い物でもない限り、駐車して車から降りて店に入り中で待つより、たいていはこちらの方が楽チンで早い!
日本であまり普及していないのは、車社会ではないという事もあるでしょうが、土地がせまい為、そういう場所を余分にとれないような事も関係しているのではないのだろうかと憶測しているのですが、本当のところはどうなんでしょう。



チューインガム

私にとってアメリカの食のイメージといえば、ハンバーガーやフライドチキン、ポップコーンやポテトチップス、そしてチューインガムのイメージがあります。

日本に比べるとアメリカでは外でガムを噛んでいる人が少なくありません
どこのスーパーやドラッグストアでも日本とは比較できないほどの種類と数が並んでいます!


いくつか入ったお得用パックも人気



人気のバブルガム(風船ガム)の数々


ついでにキティーちゃんのマシュマローポップも!



ところでガムの起源はというと、西暦300年頃、メキシコ南部から中央アメリカに住むアステカ族やマヤ族が、サポディラ(Achras sapota)という巨木の樹液chicle(チクル)を煮込み、それを固めて噛む習慣を持っていたことに始まるようです。

そして1960年頃、アメリカ人のトーマス・アダムスがChicle(チクル)という名(メキシコ語で噛むという意味)で発売し、その後いろいろな開発があり、シカゴのリグレー社が100年程前に初めてチューインガムを世界に送り出したそうです。

日本では1916年に初めてチューインガムが輸入され「噛み菓子」という名前で発売され、その後国産品も製造販売されたようですが大して普及しなかったようです。そのわけは、日本人が人前で口を動かすことをあまり好まないからなども影響しているといわれています。

アメリカでは天然チクルが原料なのに対し、天然チクルを輸入規制されていた日本では酢酸ビニル樹脂が主な原料。1948年に設立された(株)ロッテは創業当時から本場の噛み心地と美味しさが持続する天然チクルを輸入可能にしようと運動し、1950年頃にやっと輸入可能になり1954年に国産初の天然チクルが原料のチューインガムを市場に送り出したという事です。
ロッテガムの歴史

ただ、風船ガムは天然チクルでは作れないそうです。

ロッテの季節限定商品「バッカス」があれば日本帰国時にはいつも買って帰る私ですが、やっぱりロッテは良い!ロッテという名は、現ロッテグループ会長で在日韓国人一世の重光武雄が愛読していたゲーテの「若きウェルテルの悩み」のヒロインのシャルロッテにちなんでつけられたそうで、誰からも愛される会社になれる様にとの願いを込めて付けられているそうです。美味しさを追求するその姿勢にありがとう、です。

売り上げ促進の為かなにか、最近では小顔効果に良いと女性誌に紹介されたということですが、そういえば片方の歯でしか噛めなかった時期があり、噛んでいたほうの頬が噛んでいなかった頬よりすっきりしているのはそのせいなんでしょうか.....

また、プロ野球選手がリラックスする為にガムを噛むのにも寛大なアメリカですが、裁判所などで陪審員になる時は「ガムは噛まないで下さい」という規則があるのはアメリカならではで面白いなと。


しかし歩きながら食べることに寛大なアメリカに、日本で「早く簡単に」ということから生まれた立ち食い店のようなお店ができなかったのはなぜなのでしょうか?


ちょっとコラム:
チューインガムの効用として、噛む事により脳細胞に刺激を与え頭をすっきりさせてくれる為、眠気と気分転換になったり、噛むということが神経や筋肉の緊張を緩和するのでイライラを和らげることを始め、噛む事で唾液が通常の3〜4倍増え、口の中は中性に保たれ、虫歯のできにくい状態になり、食べかすを減少させるという研究が報告されているとか。とにかく噛むということは丈夫で健康な歯をつくるのに良い、ということです。

逆 カルチャーショック

今頃はカリフォルニアに帰っている予定、が、アメリカ出国まで仕事や準備の雑多なことで忙しかったとはいえ、人生最大の大ドジで、グリーンカードを持たずに来たために日本を発てず(惨)。グリーンカードを誰かに送ってもらうか、許可の書類をアメリカ領事館で発行してもらうか、どちらかがないと飛行機に乗れないということ。5時の閉館までに間に合わせようと、関空から直行でアメリカ領事館に茫然自失で電車を乗り継いで出向いたものの、発行には一週間以上かかり、ゴールデンウィークの為に(普通は日本の祝日にあわせないのに今回は特別らしく)もっとかかることも予想されるということで、現実とは思えないような心持で実家に舞い戻りました。

結局グリーンカードを送ってもらうのに、最速のGrobal Express Guaranteedは逆に日祝そして5/2,3,4と休むフェデックス(FEDEX)を使う為に5/6にしか着かないことが判明し、2番目に早いEMI(日本ではEMS)を使うことに。


日本に住んでいた時は、どんなところに行っても、どんなサービスを受けても、比べるところがないのでそれが普通のあたりまえのこととしか感じませんでした。アメリカや他の国に住んでみて初めて、日本に帰ってきたときに、あらゆる場面で、「感じること、気づくこと、見えてくること」があります。

少し気持ちも落ち着いて、それを待つ間に日本で経験したこと。

  • 高血圧薬を入れたトランクを持って相棒が帰ったために、同じ薬を近くのお医者さんにもらいにいったところ、薬局で切らしていて、それが薬局側の責任だということで、後でお宅までお持ちします、と配達してもらった。
  • 薬局で体温計の電池を購入し取り替えてもらおうとしたら、近くの電気屋にしか売っていないのでそこにご案内しますということで、遠慮したにもかかわらずついてきて、ちゃんと取り替えてくれるように頼んでくれた。
  • 美容院に行って、ちょっと咳をしたら、お水をお持ちします、と即持ってこられ、鼻をすすると、熱いお茶のほうがいいですか?と聞かれた。
  • 美容院でのひざかけや、シャンプーの時の顔のカバー、耳のカバー、雑誌の取替え、首や肩のマッサージなどなど、長年経験したことのない、大層丁寧な扱いで、恐縮恐縮。

それ以外にも、問い合わせの電話対応、タクシー運転手のマナー、デパートやお店での店員の態度・・・。

ただ、衛生商品(化粧品他)などは、使っていなくても翌日でも返品がどうしてもきかないというのは、アメリカに慣れてしまった今では少し厳しいなと。でもお店のマナーが良い分私達のマナーも要求されるのでしょう。

日本を離れてアメリカの生活に染まっていると、清潔なバスや電車、時間厳守、などの環境的な違いは、もちろんスゴイんですが、ほんっ~~~~~とうに日本のサービスとお客様の扱いはスゴイ!と逆カルチャーショックをうけることが多いここ1~2年です。



日本はやっぱり、「お客様は神様です」の国だと再確認させられた日でした。

 


 

お決まりのリストは・・・

アメリカに住んで初めて、「日本から持って来たほうがよいもの」と、「特に持ってこなくても良いもの」のリストが確立されていくのは、アメリカ在住の日本人なら皆経験していることでしょう。

必要なものが出てきて、あちこち探してみても見つからなかった時に、当然なのですが本当に国によって使うものがちがうんだなと実感。

 

私の場合は、


  1. シップ薬と紙のテープ
  2. くるくるカーペットのリフィル
  3. 化粧用コットン
  4. シンプルなかみそり


などがリストのトップに入っています。なぜなら、
  1. アメリカ人はシップというものを使わないのか売っていない。
  2. 靴を履いたまま家に上がる習慣からか、カーペット用のローラーが普及していない。小さい小型のはとても高くて床には惜しみなく使えない。
  3. どこをどう探しても、日本のように質の良い、それも低価格で品質の良いコットンが売っていない。
  4. ガードがついたまゆ用・顔用の平たいカミソリは何種類かあるけれど、あまりキレが良くなく、ほとんどがT字型立体系の取っ手を握って使うもの。
だからです。

今回は、それに加え、イソジン液、ロッテバッカスチョコレート、マルタイ長崎ちゃんぽん、コンロカバーとてんぷらガード、などなどが加わりました。化粧用コットンなどアメリカにある日本のスーパーで売っているものもあるのですが、値段的にほとんど2倍はしているので、日本で見かけたら買わずにいられない!のです。

    


食料品は自分の好きなものに始まって、アメリカの日本スーパーでも買えないドレッシングやゆず七味などの香辛料、もみじおろし、など等。

今回は、イリノイ州シカゴにお住まいで美味しい食べ物やお酒、レストランなどの情報に詳しい、junebug さんのブログ→ 「シカゴのこぶた」 のなかで教えていただいた無印の「イカ墨パスタソース」 も買いました!!お値段も手ごろなのにとっても美味しいとかで、イカ墨パスタを食べたことのない私はアメリカに帰ってトライしてみるのがとっても楽しみ♪♪

 

今日本でブームな桃屋のラー油(通称モモラーというのだそうな)も買いたい!


やっぱり日本滞在の中心は「食べ物」になってしまいますな~。。。。。。。。;

 


お土産の慣習から考えたこと

アメリカと比べると日本というのは本当に「規律としきたり・忍耐と勤勉・丁寧さと細やかな気使い」がある国ではないだろうかと思います。

冠婚葬祭しかり、学校の規律しかり、会社の規律しかり、料理人や技術職の職人さんやお坊さんの修行しかり、スポーツ選手のトレーニングしかり、何かにつけマナーしかり、・・・・・

熨斗にしたって、用途によってつける名目や、筆の色を考えなくてはならないし、熨斗袋にしても用途によって包みかたがあり、縁起をかつがなくては非常識といわれます。


ところでお土産を渡すということについてですが、アメリカではお土産や手みやげというものの規定はあまりなくて、個人の自由が基本のようです。

初めてアメリカの会社で有給休暇をとって日本に里帰りした時、職場の上司や同僚にもお土産を買ってきましたが、その後わかったことは、大人数の職場に「義理で」何か買ってこようと思う人はほとんどいないということ。

よく、「義理と人情」といいますが、これはやっぱり日本人特有のものではないでしょうか。アメリカ人が皆とは言えませんが日本人と比べると、何事もしたかったらする、したくなかったらしない、というような割り切った「ドライ」な気持ちで動くことが多いような気がします。(特に家族親戚以外では)

だからお土産にしたって義理の時があるにせよ、一応同僚には「忙しい時に休みを取って自分が楽しんできた」という配慮から、家族や友人には「自分が休暇でどこかへ行って楽しんできた」のでそのお裾分けをしたい、という、これも細やかな気使いから生まれているのでしょう。これも一筋に日本人の「和」を重んじ周りを気使うというこまやかな気性から生まれた慣習なのだろうと感じずにはおられません。

面倒といえば面倒なのですが、これが日本文化の特徴であって、こういう気質を持った民族だからこそ目を見はる技術やテクノロジーの発展と、美味しい食べ物と、便利な家電と、比較的平和な世の中、安全な生活があるのではないのでしょうか?
どこに行くのも、何をするのも、誰かとかかわり合うのも、けっこう決まりや規律があって窮屈なところは事実。

私自身はこういう決まりはそこまで苦痛でもなく、ではなぜアメリカへのあこがれと夢が捨てきれなかったかと言うと、個人の自由を批判されたり制限されたり(生活スタイルとか外見など)ということが一番の苦痛と窮屈を感じる部分でした。だからそういうものが自由な多様な個人主義のアメリカに行って、人生を生きて行きたかった。

いろいろなことを見て、思いもしなかったことを感じた今、日本のいわば窮屈な文化や特徴、それができる日本人の性、そういうものを誇りに思うようになりました。短所もあるのだとわかっていたアメリカですが、その短所の現実を知るにはやはり実体験してみないとわからないことばかりだったこと、そして「短所があったとしてもやっぱりアメリカが好き、生きて行きたい場所」なんて豪語していたのが愚かな私のバカな思い込みだったことをイヤという程思い知らされました。

和や協調を重んじる文化ゆえに批判や制限があり、和や協調を強制しない文化だから自由も多い、今では制限も批判も仕方のないことなのだと思うようになりました。

「私はやっぱり日本が好き、日本人は素晴らしい」アメリカの現実や差別を目の当たりにする機会を持った日本人なら、こんな風に感じる人は多いのではないでしょうか?

動物愛護ということ

もの心つく前からなぜか動物が好きで、特に犬が大好きでした。

なんとか動物のお医者さんのお手伝いをしたくて、まだ中学生になる前だったでしょうか一件一件近くの獣医さんを回り、何でもしますからタダでもいいので働かせて下さいと訴えて回ったことをはっきり覚えています。

結局、常識的にそんな子供を使うところはなく、すべて断られましたが、それでも何か動物保護にかかわりたいと常に思っていました。

昔は野良犬などの犬がいると誰かが通報するのか所謂「犬取り」というトラックが来て(年がわかりますね^^)、怯えたり叫ぶ犬を無理やり押し込んで連れ去っていました。この時の胸の痛み....なんとか救う方法がないものだろうかと。。。。

将来を考えた時、獣医になってアフリカで動物にかかわりたいと獣医になれる大学をめざそうとしましたが、いろいろな気持ちからと事情で、結局普通の女の子が行く文学部に進学。どうしても女性が少ないところに飛び込む勇気がなかったダメ人間です。

成人して、結婚して、離婚して、福岡に住んで、そこで仕事している時にちょっとした関係から知った「NPO法人福岡どうぶつ会議所」


“私達、福岡どうぶつ会議所は、福岡市において、処分されるいのちがなくなるように、そして人やどうぶつ達のいのちを大切にする心が広がり血、「殺さない街ー福岡」となれるように、無責任な飼い主さん達を啓発しながら、救済活動をしていきたいと考えています”というこの組織。理事長 島田隆一さん他、スタッフの方たちのすばらしい活動に感動を受けました。
アメリカで仕事が決まる少し前に知ったこの組織ですが、そのまま福岡に住んでいたらもっと何かしたかった・・・


 

アメリカなど西欧では、動物保護ということにおいて日本よりは大変進んでいますし、又、人々の動物愛護の意識も高いように思います。野生動物保護、動物実験廃止などなど、いろいろな組織、そしてメールで送られて来る広報活動と資金集め。 


時間的に忙しくてなかなか腰が重い私のような者には、こういうメールが送られて来るのは大変便利で、寄付という形でしか参加できなくても、動物達の助けに少しは役に立っているのだという安堵を得て罪悪感をまぬがれています。

本当にあちこちに動物シェルターや保護施設や、その活動に回される資金集めとしてのリサイクルショップなどもあり(ARFスリフトストアもその一つ)、ボランティアをしている人も多くみかけます。

私もアメリカに来る前、サンフランシスコの動物シェルターの活動をリポートした、渡辺真子さん著の「捨て犬を救う街」に啓発されて、サンフランシスコで住み始めたころ、SFSPCA
をたずね、トレーニングを受け、ボランティア(主にシェルター内の犬の散歩)をしていました。ここでもやはり仕方なく殺されていく動物は皆無ではないようですが、ここでまず里親を探して幸せになるお手伝いをしてもらえる動物というのは、まだ幸せなほうではないかと思っています。

もちろん日本の人たちも動物を愛し、保護したいと思っている人はたくさんいるでしょう。
「1ClickAnimals」もその一つ。その運営をされているセツさんのブログはこちらです。→ The Red Names

しかし悲しいかな、日本の技術とハイテクは先進国の間でもスゴイのに、この動物保護ということに関しては、西欧やアメリカと比べるとシェルターの数を見ても歴然なようにまだまだ発展途上。

「NPO法人福岡どうぶつ会議所」の皆さんたちの“人間達の都合で殺される動物を減らしたい”という思いから計画されていた2010年完成予定のシェルターはもうそろそろ完成される頃でしょうか......

 




今さら・・・ですが、スーパーのこと

こんなこと、アメリカへの旅行でスーパーマーケットに行ったかたなら皆ご存知なので、今さら、なのですが . . . . . . .   アメリカと日本のスーパーの違い

日本はレジでお会計したあと、セルフサービスで、アメリカはフルサービス。その上、カートにいれるくらい量があり、袋詰めをする人が別にレジにいると、カートに入れてもくれます。又、車までの手助けは必要かと聞いてくれたりもします。

一般的に、日本のほうがキメ細かいサービスなのに、スーパーだけはなぜこうも違うのでしょうか?

そこで、考えついた理由としては

★アメリカでは一度に買う量が多いので、セルフサービスにすると、各自で袋詰めする場所がとれない。

★そこに人が自由にいけるとなると、何かを買った後、店で万引きして袋にいれて持っていかれることも大いに予想される。

★日本のように行儀が良い人ばかりではないので、袋詰めの場所がどんな様相を呈するか予想がつかない。

くらいでしょうか。


日本のスーパーのセルフサービスの場所には、ビニール袋を開く時に手が乾燥していて開きにくい時の為にまず濡れスポンジや濡れた小タオルが用意してあり、また、袋に入れた後に袋口を閉じたい人の為にセロテープを設置してあるところが数多くあります。

アメリカでも上の口が開いたままがイヤな人がいますが、そういう細かい(アメリカでは)人は、手に持つ部分をくくって閉じているようです。

こういう事は日本に住んでいる時は考えたこともないことでしたが、アメリカに住んでみた後に日本のこういうのを目の当たりにすると、このキメ細かさには本当にカルチャー・ギャップを感じずにはいられません。

雨がふったら、店の入り口に傘カバーが設置され、手を洗わないでよいように濡れナプキンを出してくれる喫茶店やレストランがあり、特別なお店でなくてもお釣りを出すときにはトレイに入れてくれ、バスに乗れば住宅街でもバス亭の名や行き先が自動で流れ、行き先の距離によりきちんと料金がわかり ・・・・・

本当に日本では、「あっ、すごい!」と思ってしまうところが数多くあり、そのたびに感嘆。

なにかにつけて、こういうキメ細かいところに気がいくということが、他の文化と比べて日本文化の一つの特徴といえるのではないでしょうか。

ここがヘンだよアメリカ

アメリカで生活していると、生活に根付いた社会構造をイヤでも知って行くことになりますが、なんといっても医療システムの違いというのは、ものすごいものがあります。

2007年にマイケル・ムーア監督が作ったドキュメンタリー映画、

日本語版→「Sicko」 英語版→「Sicko


アメリカの医療制度を暴いたこの映画ですが、本当にアメリカで暮らし、病気や検査などで目の当たりにするたびに、アメリカの医療システムや金額がどれだけ想像に絶するくらいひどいものか思い知らされます。

アメリカでは民間のいろいろな健康保険がありますが、PPOとHMOというものに分かれています。これが最初はどういう違いかはっきりわからず、安いということでHMOをとりあえず選んだものの、皮膚科に行きたくとも、婦人科に行きたくとも、耳鼻科に行きたくとも、どこにも勝手に行けない!! まずはかかりつけの内科などの先生に会うアポを取り、そしてその先生に症状を話し、その上で皮膚科や他の専門医に行っても良いという証明を書いてもらいます。そこで初めて専門医とアポを取り、診てもらえるというシステムの保険です。先生に会うのにCo-peyという料金(金額は契約している保険によっていろいろ)を支払うので、専門医に診てもらうのには、2回Co-peyを払うというなんとも納得いかない料金体制。又いくら専門医に診てもらいたくても、かかりつけの主治医が「たいしたことないので、お薬を出しますからこれで大丈夫ですよ。」とも言おうものなら、それを説得してお願いするのが一苦労。

以前、本当に皮膚科に診てもらいたいと思った時に何回出向いても許可がもらえず、何回もCo-peyを払って会ったものの結局紹介状がもらえず憤慨した経験があります。それで更新時にはHMOはやめてPPOを選びました。これは概してちょっと保険料が割高にはなりますが、勝手にどのお医者さんに行こうが、専門医にいこうが自由です。自由と言っても、そのドクターにより自分の保険を取り扱っているかいないかで、治療費の負担率は変わりますが。

健康保険の契約内容には、Co-peyの有無・いろいろな検査の種類のカバー率・救急車を使った場合のカバー率・入院時のカバー率などなど、細かくいろいろな違いあり、本当に複雑きわまりないシステムです。

アメリカのように治療に莫大なお金がかかる国と比べたら、国民健康保険というシステムがあり、地域によっては一定以上の年齢で、無料か格安で定期健診やがん検診が受けられる日本の医療システムがどれだけありがたいことでしょう。

けれどさらに「Sicko」を見て思ったのは、イギリスやカナダやフランスなど、医療費がほとんどタダのような国は、ドクター達の根本的な医者としての意識も違い、そういう国で医療が受けられたら、安心して信頼し、どれだけ良いかということです。

私達が生きていく上で根本的に必要な健康を楯にとって、このアメリカの医療システムというものは、お金お金と私達から莫大な金額を搾り取っているように思えて仕方ありません。どこからこういうシステムになっていったのか。。。。

悪い部分のみを強調して作っているとか言われているこのドキュメンタリー映画ですが、アメリカという国を知るなら、できるだけ多くの人に一度は見てほしいと思います。

本当に、、、、ここがヘンだよ、アメリカ。

 

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