KUMAの、見た・感じたアメリカ

Between Japan & The States

Archive for 6 月, 2008

フットレスト

今はどうかわかりませんが、私が日本に住んでいた頃、イスに座った時に足をのせるフットレストはまだあまり見かけませんでした。アメリカではイスに座ってくつろぐ時、足をあげるのが習慣になっているのでしょうが、ランチを食べようと入っていった仕事場の休憩室で、同僚の男性が足をあげて靴・を・は・い・た・ま・ま(ここアメリカではあたりまえですが)私や皆がランチするテ・ー・ブ・ルに足をのせているのを見ました!!「人が食事するところになんてヤツだ!」とむかつきましたが、軽い挨拶だけしてほうっておきました。 彼はすぐに出て行きましたが、私はこの無作法にカッカし、あとから入ってきた副店長にやんやと話したことを覚えています。テーブルはともかくクッション付きのメインのイスに足をのせている人も何回か見て、気分を害した事も多々。今ではそういう事に関してのショックも少なくなったようです。というのも疲れきった時など、つい足を簡易イスにのせている自分を発見したからです。慣れた自分がコワイ。

美容院でも、パーマをかけて待っている最中にフットレストを持ってきてくれる所もあります。また映画などでも机の上に足をあげてリラックスしている場面もありますよね。フットレストが無い時はこうしてしまうのも非常識ではないという事でしょう。

前回の清潔観念と関連して、例えば、ジョギングから帰って来て土足で歩いている室内に平気で寝転がったりする人も実際見ました。日本の電車内で常識ある親御さん達が子供が靴のままイスに立ったりしているのを注意するなんて光景はこちらではほとんど見たことがありません。そういう風に、靴が触れた場所に座ったり寝転がったりする事への抵抗感が一般的に私達日本人とは違っているのでしょう。

タクシーの清潔観念&サービス 

あるとき事情で仕事から帰る足がなく、夜10:40頃にタクシーを呼んだ時の事です。前に使ったことのあるタクシー会社に電話し、お店の前で待っていました。そこでやってきたのが30代位と見られる女性のドライバー。乗ろうと思い見ると、なんと!助手席に男性が。恋人を乗せてデート気分で仕事していたのかわかりませんが、カジュアルな短パンでルンルン気分、フルボリュームで好きな音楽をがんがん流し、私は居心地の悪さと言うか、予想だにしていなかった状態に出くわし早く家に着いてくれ、という思いでした。10分くらいで到着し、やれやれと思いきや、そのドライバーが要求してきたのはチップ込みの料金!!普通チップは、一部の団体観光客向けのレストランを除いて、こちらの判断で上乗せするもので、向こうから勝手に決められると言う事は初めての経験でした。その場で言えばよかったものの私も2人対1人で弱気になっていたのか、渋りながらも払ってしまいました。そしてあとから腹の立った事と言ったら!
タクシー会社に電話し、社長にこんな事ありかと散々文句を言って謝罪させました。

そのタクシーにちなんで、アメリカのタクシーの内部と日本のタクシーの内部の違いの差を今一度はっきりと認識させられる事がありました。
里帰りで主人と共に日本に帰った時、雨が降っていて荷物をかかえてタクシーに乗り込もうとしました。中は真っ白なシートカバーに塵ひとつない車内。小さなキャリーバッグをトランクに乗せずに車内に持ち込もうとした時、そのドライバーが言いました。
「あっ、あっ、あっ、汚れる汚れる、気をつけてね!!シートに汚れがつきますから。次に乗るお客さんに失礼ですから!!」 私は恐縮して、「はい!すみません。汚さないように気を付けています!」といい、緊張してそっとどこにも触れないように足元に置き、ドライバーが差し出す宣伝用のティッシュペーパーを受け取りました。
ワタクシ、あとで鼻高々に主人に言いましたね。「ねっ、スゴイデショ~、この違い。これが日本の清潔観念の表れでもあるのよ。」と。

アメリカのタクシーの一般的な内部の様子とのあまりの違い、そしてまるでホテルの客室かのような真っ白なシートカバー、主人も心にしっかり焼き付けた事でしょう。日頃から日本の清潔観念を自慢にしてきた私はシメシメ。

その里帰りからアメリカに帰って駅でタクシーに乗ろうとした時の事。主人は4~5台止まっているうちの1台のタクシーに合図の手をあげました。ドライバー「(チラッと見る)・・・・・」  主人「Hay! 」  ドライバー「(いまだに)・・・・・」  主人「(怒りぎみで)You need a bussiness?」  ドライバー「(眠いのかぐうたらか動いてこちらにこようともしない)」 主人は他のタクシーに声を掛け、やっと乗り込みました。
それから家に帰ってから主人が、「America! Terrible service!(ひどいサービス!)」
「Teribble!」 「日本一番!!」と日々一週間ほど言い続け、その上、会う人毎にこのショック事件を話しまくったのは言うまでもありません。(笑)

靴を脱いで生活する文化を生んだ国と、靴をはいたまま家に入り生活する文化を生んだ国。 アメリカで生活するようになってから清潔観念の違いを多々みせられる事があり、この根本の違いが全てに出てきているのではなかろうかと考えるようになりました。やはり土足でトイレに入り、シャワーをあびて裸足で出るのを躊躇する私は、靴をはいて入るのはいやですね~。電気工事のお兄さんにも無理やりシャワーキャップを靴にかぶせさせます!

働きすぎないのがいい?

アメリカ生活は6年程ですのではっきりとした意味はわからないのですが、時々言われて不思議に思うことが ‘ Don't  work  too(so)  hard ’

‘ Take  it  easy ’は日本語で「無理しないでね」という感じですが、日本では特別に大病をした人とかに言う場合などを除き、「あまり働きすぎずにね」ということはないような気がします。

アメリカではまじめに働いていると、結構お客さんから ‘ Don't  work  so hard ’ と言われることが多かったので、最初は「ふ~ん???・・・」と考えました。サービスが悪かったり、ちんたらしていると間髪いれず文句を言ってくるのに、「ヘ、なんか矛盾してるな~」と。

納入業者の人にも私がお客さんのヘルプで店内を走り回っていると、何か良くないことでもしているように、「走らないで、走らないで、ゆっくり普通に歩けば?」とかなんとか言われ、あまり良く思われていない雰囲気が伝わってきて嫌な思いをしました。それでも働いてから出会った何人かの上司に熱心な働きぶりを褒められた事もあるという事を考えたら、全ての人が熱心に働くのを良く思っていないという事でもなさそうです。まじめに働くタイプの人は指示してくれ、適当に働きすぎないようにしている人がこう言いがちなのではないかと感じます。不特定多数の人がこういう感覚を持っているからこういう言葉が存在するのかと.......

何かここアメリカでは身を粉にして働いてもそれが100%良い事とされないのかな~と思うと、なんとなく一生懸命になっている気持ちが削がれるような思いです。勤勉の国「日本」だからこそ戦後の目をみはる復興があり、世界に誇るすばらしい製品の生産ができたのではないでしょうか。ここアメリカでこういう日本人の気質を考える機会がもて、改めて日本人であることの誇りと日本という国のすばらしさに気付かされました。

弱いものへの見方

今日は心あたたまる出来事から。

うちの店はどんな動物も出入り可で、トカゲを肩に乗せて来る人も中にはいます。主に犬を連れて買い物する人が多いのですが、極端に大きかったり、連れて入ってもよいと知らない人は、外に待たせています。先日お昼休みに外に出てみると、いつものように犬がつながれていました。見たら、後ろ足が1本の犬です。この犬は店の前の道路を散歩させている人がいてその犬が3本足で器用に走っていたので覚えがありました。暑い暑い日中、不安そうに自分の飼い主が出てくるのを待っているので、少し残りの時間があった私は側について話しかけたりしていました。
すると、あちこちからお客さんが寄って来て、「飼い主はいるの?」とか「捨てられたんじゃないでしょうね」とか「のどが渇いている様子なのに飼い主は何してるの!」とか「日なたは暑いでしょう、日陰にはいりなさいよ」とか・・・・云々・・・。ある人は自分の車に戻ってマグカップと水を持ってきてくれ、「このカップはあとはどうでもいいのよ、」と置いていってくれました。私も自分のカップが一応休憩室にあった事を忘れ、そういうことを思いつかなかったので、その方に恐縮。「ありがとう。今度来られる時までとっておきますから」と言いましたが、さて、そのワンちゃんは水もそっちのけで出てくる人に一喜一憂・・・  飼い主は以前見かけたものの顔までわかりませんでしたが、店に戻って探し、なんとなくこの人かな、という女性に声をかけたら的中でした。彼女はカメラの現像手続き(セルフサービス)中で、時間をくっていたとのこと。「とっても不安そうで、たくさんの人が心配していますよ」と言ったら「連れてはいってもいいの?!」とさっそく連れに行きました。そして、飼い主さんに連れられ、不安な顔も一変、それはそれは嬉しそうに尻尾を大振りで歩いてくるワンちゃんをみて、私も本当にホッとしました。犬好きのお客さん達も3本足のワンちゃんに注目し、いろいろ声を掛けたり飼い主さんに質問したりして、それぞれの想いで顔をほころばせていました。

日本に比べてアメリカでは、お年寄り、身体障害者、困っている人(重い荷物を持っている女性、スーパーで上の棚のものに手が届かない人、他多々)に対して助けようと行動する人が多いと思います。バスや電車でもお年よりが立っていて譲らない人はほとんどいません。ものすごい態度の悪いティーンエイジャーでもお年寄りがまごまごしているのを見たりしたら、「大丈夫ですか?手助けはいりますか?」と尋ねている子もいます。動物への愛護精神も多いようで、そこら中にアニマルシェルターがあります。概して自己中心で個人主義の人種がどうしてなのかはわかりませんが、これは私の好きなアメリカの一部分です。

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トイレのお話

最近はたくさんの日本人の方々がアメリカに来られているのでもうご存知かもしれませんが、アメリカのトイレはドアも床までなくて、ドアの周りの隙間もけっこうあいています。私の仕事場では側面の壁も脛くらいの高さまではオープンです。日本人なら密室というのが慣れているので、未だにどうもおちつかないのですが、手を洗っている時に見たものは、同僚が足をあげて水洗のノブをけっているところでした。日本人でもそういう人がいるのかどうかはわかりませんが、あの時は「ヒェー・・・」とびっくりしました。それと携帯で恋人や主人と話しながら用を足す人の多さ。


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一般的に、恥かしいという気持ちのある日本人からしてみれば、そんな状況でよく人と話できるな~、と。女性同士でも恥かしいのに、男性相手とくに大切な人となんて、興醒めしないものかと思ってしまうのです。思い出せば、昔恋人の男性が電話で話していながら用を足しにいったのを思い出しました。あまりいい気分はしなかったですし、個人的には止めてほしい!と思っています。

日本のトイレなんて、多くの女性が音を消すのに水を流すので、何回も水洗を使うのを節約するために音消しの装置がついているところもある事を考えると、 この違いはなんでしょう、と思います。昔から比べると日本女性も変わってきたでしょうが、まだまだおしとやかさが残されているように思います。

返品交換

アメリカでものを買った場合、もし気に入らなければ返品交換ができる場合が多いのですが、開けて使ったあとでもかなりの店で返品できるというのは日本で育った者としては驚きですね。開けて使ってしまったから返品できないだろうな~と思うまともなマナーの人もまれにはいますが、ほとんどは堂々と返品交換に来ます。少し高額ならお店側は理由を聞くかもしれませんが、ほとんどが建前です。ひどいマナーの人になると、ちょっとどんなのか見てみたいがゆえに一応お金を払ってその場で開けて、即返品しますが、そんな事を目にすると、何でもかんでも、どんな理由でも返品を受け付けるのに抵抗を感じるんですよね。こんなのアリ?というほどの場合でも難なく返金するのは日本の感覚の私にはちょっと受け付けにくいのです。

ちょっとクレイジーな常連が今まで2~3人いて、1人は生活保護を受けていてフードスタンプと呼ばれる低所得者を助けるカードを使って買い物しまくりあとから必ず大量に返品してくるツワモノです。隣のアパートに住んでいて、プールに入っていたのかそのまま裸足で店に入ってくるは主人は上半身裸で(これは法違反にあたるらしい)くるはで、子供に至っては一人で買いものに来てお金がたりない時は目ざとくカウンターのお金を見つけては偉そうにこれを使えと手を出すしまつ。もちろん店内でのマナーは最悪!カード売り場ではさんざん荒らしまくるのでカード担当の私としては、この一家がくると後片付けに頭が痛かったのですが、大家ともめたのか引越したようでやれやれです。

もう1人は化粧品を買っては試して返品を週に2回は繰り返し、とうとう店長がこれ以上返品交換できないと公言しましたが、隙を見てはまだ来て、アシスタントに返品をねだる始末。

返品交換のお客さんは平均して日に20~30件は軽くありますね。店頭に戻せないものはデータ処理後処分するのですが、特大の容器に日々3~4個もたまります。ホリデーの翌日など朝から返品交換の嵐。

理由を聞いて堂々と「必要ないから・・・」とか「たくさん買いすぎた・・・」とか「好きでないから・・・」という人に、今だに心の中で「オイオイ、必要ないなら買うなよ!」とか「お宅さん、好きでないものを何で買ったの??ネエ」と叫ばずにはいられない日本人根性の私です。

ユーモアの精神

アメリカに来て最初の頃、バート(電車)で通勤していたのですが、その中に貼ってある広告の一つ一つが本当に良く出来ていて、そのセンスの良さはすごいな~と関心していました。こういう方面の事を勉強するなら、アメリカという国はすばらしいことが学べると思います。ユーモアのセンスというのでしょうか、会話でも何でも一言ユーモアを交えて話すとお株が上がる事間違いなし!
その証拠に、自分を売り込む時の文句や、交際相手を探す時の条件の中に、「ユーモアのセンスがあって云々・・・・」というのがよく含まれているのをみます。

おもちゃ、グリーティングカード、あらゆる雑貨の中に、思わずわらわせてくれるものがあり、こういう面白雑貨をつくらせたらアメリカの右に出るものはないのではないかと思わせるほどです。それで大笑いするってのが大好きな人種でもあるんでしょう。
スマイルを大事にする国だからでしょうか、一般の人々のスマイルの時に見せる歯ならびの美しさと白さを気にかける度合いもアメリカが一番ではないでしょうか?

最近お店で売っていたもので面白かったのは、ハエ叩きの先がスポンジのようなもので、パシッと叩くと 「Got cha(ガッチャ)!」という声がでる代物。Got you(捕まえたぞ)!という意味なのですが、これを最初聞いたときは笑いました。売り切れてしまい、写真にとれませんでしたが、最近の面白グッズの一つ、踊るツッパリダックスフントの面々です。


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アバウト

お金の話の続きですが、アメリカのレジ付近にペニーボックスと呼ばれる箱が置いてあるところが多いのですが、自分働くまで全く気にとまりませんでした。これはおつりにもらった小銭を置いていく人がいるとそこに入れておきます。何に使うかと言うと、例えば10ドル32セントのお会計でお客さんが持っている小銭が、31セントだったり50セントだったりして、ドル単位(11ドル、15ドル、20ドルなど)でもらってお釣りを渡すより簡単におつりが渡せる場合に足して使います。けれど時にはお客さんが勝手に足らない分をその中からとって使う事もあるんです。少し足らない時は「いいよっ」って言ってくれる場合もあり、本当にお金にもアバウトです。私の仕事場であるウォルグリーンなどはレジがマイナスでも1ドル以下なら店長さえも気にしないのです!銀行でさえも何かの間違いで調整して入金してもらう事もありました。それでもまた間違えるのですからたまったものじゃありませんね。日本の銀行が3時に閉店して、1円単位まであわせることを考えたら、本当に考えられないですよ。

一時が万事で、修理や配達や公共交通、情報、顧客サービスなどなど、などなどなど・・・・・・永遠に何事にも・・・・・・・

だからいつも思うのは、アメリカという国を一言で表すととしたら、「アバウト」な国だなという事です。

お札の扱い方

小売業ゆえレジを扱う時に最初耐えられなかったのは、お札のきたない事!今でこそもう慣れて気にならなくなったものの、最初の頃の日系企業では1ドルをいつも整理して汚いお札ほど下に、きれいなものは上にし、お客様になるべくきれいなものを渡すようにしていましたね~。それも遠い昔のことのよう。今ではおつりを渡す際、無礼な客にはきたないお札やコインを、マナーの良い客にはなるべくきれいなものを自然に渡してしまっています。それというのも日々何人かのお客に、お札がクシャクシャのままだったり、丸まったままのものをポイッとカウンターに置かれたりしていると、きれいにしようというのがほんとに馬鹿馬鹿しくなってくるんですね。こんなマナーってあり?と開いた口がふさがらない経験は今でも多々あります。日本でいえば100円玉がお札でとなると、価値が低いからでしょうか。。ペニー(1セント)なんてもとの形もわからないほど汚れがこびりついたりしているものもあって邪魔者もいいとこです。

それで日本に里帰りした時の日本円のきれいな事!!!ふ~。気持ちがイイ~。

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