百姓徒然日記帳 inいわて

美味しい米にこだわり、完全天日干し・完全自然乾燥・完全天然乾燥米を生産しながら、野菜作りや日頃の農作業を日記調に綴って参ります。 お立ち寄り下さり、誠に有難うございました。心より感謝申し上げます。

Archive for the ‘短歌関連’ Category

2 月
06

樹氷、粗氷、樹霜か

Posted by kome111 on 2 月 6, 2012

連日毎朝のように氷点下10以下の極寒の朝を迎えています。
愛犬の飲水はガチガチに凍り氷柱が立ち、水道はおろか排水までもが凍り不便さが肌身に凍みる今日この頃です。
しかしながら考えようによっては春が近づいているということでもあり、
外を見渡しますと木々や笹の枝々や葉っぱには、真っ白な化粧を施し目を楽しませてくれます。
この美しい光景は、氷点下10度の厳しい厳しい極寒の産物に他なりません。

うららかな春は厳しい冬のあとからくるものであり、厳しさを知れば知る程より暖かさを感じその有り難さを実感するものです。
春はもう間近です。






1 月
02

連載“酪農フォト短歌”NO10

Posted by kome111 on 1 月 2, 2012

酪農フォト短歌10作目が掲載されました。

職人の 技に安堵し 牛たちの 手入れの後に 乳量増して

<Essay>


職業も多種多様である。
知人の牧場を訪れたその時、牛舎の裏手の方から「グィーングィーン」と何かを削っているようなサンダーの音が聞こえてきた。「何だろう」と不思議に思い、音のする方へと近づいて行った。すると結構体格の良い若者がサンダーを右手に持ち、牛爪の手入れをしていたのである。私は初めて見る削蹄の仕事に、しばしの間食い入るように見ていたのだった。
それにしても世の中には色んな職業があるものだ。
「仕事とは自分の能力や興味、価値観を表現するものである。そうでなければ、仕事は退屈で無意味なものになってしまう」とアメリカの心理学者ドナルド・E・スーパーは云っていた。
また、小説家であり政治家でもあった山本有三は、著書『路傍の石』の中で、「たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない一生を本当に生かさなかったら、人間、生まれてきた甲斐がないではないか」と述べている。
景気の低迷や収益効果を高めるため、労働力を海外に求める日本企業が後を絶たない状況の中で、やりたい仕事や、仕事へのやり甲斐を求めるのは厳しい状況だと言わざるを得ない。しかしながら削蹄師の彼のように、ニッチな業種にこそ、やり甲斐があり、自分を表現できる仕事が未だ未だ眠っているのではないかと、彼の活き活きとした表情をみていて、ひしひしと感じたのだった。



酪農ジャーナル1月号>>


フォト短歌「耐えて忍ばむ」

フォト短歌「耐えて忍ばむ」






12 月
02

連載“酪農フォト短歌”NO9

Posted by kome111 on 12 月 2, 2011

酪農フォト短歌9作目が掲載されました。


牛と犬 闘い臨む 縄張りの 天より下す 鼻息荒らし


<Essay>
12世紀の頃から、イギリスでは雄牛と闘犬を闘わせるブル・バイティングというスポーツが行われていた。
それは、雄牛を柵に縄や紐で繋ぎ、そこに闘犬を放して闘わせるといったいわば牛虐めの残酷なスポーツ(1835年に禁止された)だった。当然、賭け事の対象にもされていた。また、ブルドックやブルテリアなどはその為に改良された犬種だとも言われている。
これらのスポーツとはまったく別に、それぞれ「生きる為」の原理原則としての闘いは決して少なくはない。

生き物にとって生存する上で必要な物とは、何といっても食べ物である。その餌となる食べ物がある場所を確保、獲得する為に動物たちは縄張(テリトリー)り争いをする。
勿論、動物の種類が違っているにしても、餌となる物が共通の場所に限る。
しかしながら動物たちの場合は、わざわざ戦わなくとも本能的に相手の力量を咄嗟に判断する事ができる。
やっかいなのは人間だ。

真っ向勝負、素手の喧嘩であれば当然相手の体躯をみて咄嗟に強いか弱いかの判断を下す。
その為に取り返しのつかない状況にはなり難い。
しかしながら、人間は脳の発達や進化と共に武器を持つようになり、武器を身に付けた獣と化す。
その武器も大量破壊兵器ともなれば大変な事態になる。
領土問題で揺れる日本の西と北だが、人間のコミュニケーション能力である「言葉」を最大限に生かし、決して力勝負に出るのではなく、穏便な話し合いで解決してもらいたいものだ。



やはり喧嘩は素手に限る。手加減が分かるからだ!

酪農ジャーナル12月号


フォト短歌「馬鹿は人なり」

フォト短歌「馬鹿は人なり」







12 月
01

短歌について

Posted by kome111 on 12 月 1, 2011

一日一首を目標にしていたフォト短歌ですが、如何せん思うように時間が取れず、写真撮影はおろか、歌も浮かんで来ません。
もっとも、写真を見て歌を詠むといったスタイルでやっていると、その元となる写真がなければ話になりません。
かと言って、「フリー写真素材」という手もありますが、やはりオリジナルに拘りたいところです。

本日、今年最後となる篠弘(日本現代詩歌文学館)館長による添削が行われました。
受講生による個々の作品の添削に入る前に、今回は馬場あき子さんの、短歌現代終刊号となる「萩の盛りに」について解説がされました。馬場さんの歌の特徴として、「景と情の一体感」が挙げられるとのこと。
今回の添削は、この「景と情」について触れながらの講義となりました。

以前立ち読みをしながらちらっと読んだ短歌本の中に、アララギの流れを汲んでか、「叙景歌に心情が入るのはおかしい」との一文がありました。
私は、この意見には納得がいきませんでした。
花や自然の美しさや、或いは厳しく険しい大自然の景観を観て、いいようのない感動や、メラメラと沸き立ってくる押さえようのない昂奮など、心の底から、偽りのない感情がふつふつと湧いてくるものです。

そんな心情を、その風景と共に表現し歌にする事が自然であると感じていました。
そんな事もあり、今日の講義によって、短歌に対する煮え切らない思いや葛藤を振り払う事が出来た、「雲霧披きて青天を観る」思いのした爽快な講義の時間であったと思っております。


フォト短歌「強き翼」

フォト短歌「強き翼」







11 月
18

短歌実作講座“2011年度第2回目”

Posted by kome111 on 11 月 18, 2011

昨日、北上市の日本現代詩歌文学館2F会議室に於いて、今年第2回目となる短歌実作講座(添削)が行われました。
添削する先生は、当館の館長であり日本文藝家協会理事長でもある篠 弘(しの ひろし)先生。
何時も通り、順番通りに添削は進み私の番は5番目。
一人2作の提出であり、歌の順番でいうと9番目と10番目ということになります。

添削に出した歌の一首⇒ みちのくの あじさいの里 慕わしく 『フラウマリコ』の 艶やかに咲く

8番目の添削が終わり、先生のコメントによると「次の短歌はなかなか綺麗な歌です」との前置きがあり、「オッ、今日は褒められるぞ」と私は俄然期待しました。
ところがところが、そんなに甘くはありません。添削が進むにつれ様子が一変し、違う方向に話が進んでいきました。

先生曰く「慕わしく・・・は、女性が使う言葉であって、男性が使う言葉ではありませんね」
「この歌は男性が詠む歌じゃないね~」となった訳です。
もしこの会場に、私の為人(ひととなり)を知る人間(99.7%ありませんが)がいたら、最初はクスクスと小声で抑えるように笑うでしょうが、直ぐ様それに耐えかねて腹を抱えて大笑いするのではないでしょうか。
流石に当の本人も吹き出しそうになった次第です。

兎角人間というものは、自分に無いものを求めたり憧れたりするものです。
もし、私が添削をする側だったとしたら、その一言を付け加えたいところです。
なので私は綺麗なものを求め、憧れるのです。そして出来れば、今後は特に綺麗な歌を詠みたいなと改めて思った次第です。

フォト短歌「凍てつく朝」

フォト短歌「凍てつく朝」








11 月
12

現代歌人の集い(第5回)

Posted by kome111 on 11 月 12, 2011

岩手県北上市にある日本現代詩歌文学館講堂に於いて、第5回「現代歌人の集い」が行われました。
日本現代詩歌文学館の篠弘館長挨拶の後、前もって応募してあった短歌受賞作品の表彰があり、各選者特選賞、
現代歌人協会理事長賞、日本現代詩歌文学館館長賞、第5回現代歌人の集い賞など、各受賞作品の紹介と表彰式が行われました。
選者は柏崎譲二さん、川野里子さん、佐藤通雅さん、篠弘館長、松平盟子(司会兼任)さんら5名。


◆受賞作品並びに受賞者


・第5回現代歌人の集い賞
『この街の 未来を語る 教室の 窓の向こうに 座礁船見ゆ』   伊藤拓(岩手県)さん

・日本現代詩歌文学館館長賞
『家流れ 家財道具の なにもなし 玄関の鍵 ポケットにあり』  佐々木政子(岩手県)さん  

・現代歌人協会理事長賞
『夜水引く 植田に散りぼふ ひかりあり 満天の星の 名のなきひかり   里見絹枝(千葉県)さん



上位3首に以上の歌が選ばれました。
今回の応募作は予想通り「震災詠」が多く、事実は小説よりも奇なり、現に受賞した作品の多くは震災を詠んだ作品が殆どでした。
不肖私も1首応募し、敢えて震災関連を外した歌を選びましたが、案の定箸にも棒にも触れませんでした。
未だ未だ修行が足りませんね!

その後、前出の5名による選者座談会が行われ、侃侃諤諤、喧喧囂囂と作品に対しての思いや意見が取り交わされました。
全く違った意見や見方もあり、人それぞれの感性の違い、読む人や、或いはどんな心境の下で読んだ(見た)かなどによって、
解釈や評価も全く違ってくる事を改めて知る良い機会でもありました。
選者には高校の大先輩もおり、仕事を抜けだしてわざわざ車を飛ばした甲斐があったというものです。

その後10分間の休憩を挟み、
演題「歌は面白く、心は深く」馬場あき子さんの講演があり、約3時間の有意義な時間を過ごして参りました。





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