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藤里明久 毛越寺執事長記念講演
Posted by kome111 on 2 月 26, 2011
昨日、一関文化センターを会場に、地元新聞社主催の岩手日日文化賞贈呈式が行われ、
その記念公演として、毛越寺(天台宗別格本山毛越寺)の藤里明久執事長が壇上に立ち、「毛越寺の延年」と題して、
1時間余の公演が行われました。
毛越寺の由来や起源、阿弥陀信仰に伴う浄土思想、延年の説明で欠かす事の出来ない常行堂やそこに祀られている摩多羅神(またらじん)の由来や、能舞台でつきものの「謡」などを、自ら披露されながら毛越寺の歴史を分かり易く説明され、非常に興味深く拝聴して参りました。
毛越寺は薬師如来を本尊とし、慈覚大師円仁によって西暦850年(嘉祥3年)に開基され、1160年もの歴史を誇っております。
その間、3度に渡る火災や兵火、西暦1052年を機に末法思想の広がりによる仏教否定、
明治時代の神仏分離では全国各地で廃仏毀釈運動がおこるなど、中でも、1573年常行堂の兵火以来135年もの長きの間、大泉が池周辺には建造物が無い状態でした。
しかしながら、開祖以来脈々と受け継がれてきた浄土の思想や、信仰に対する一途な想い、延年の舞などによる畏敬の念や感謝の表現など、その精神の炎を消すことなく、僧侶の末裔や地区民の心にしっかりと受け継がれてきました。
現在の本堂は明治32年に、常行堂は1732(享保17)年に再建されましたが、
「無形のものが、有形の文化伝統を残してきた」と公演の終盤に藤里執事長が話しておられましたが、その言葉が実に印象的でした。








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