東欧の旅(その1)バンコクからスロバキアへ

水曜日, 9 月 9th, 2009

バンコクに別れを告げて、エアーベルリンでデュッセルドルフへ。

1時間待機し、ウィーン行きに乗り換える。

LCC航空でありながらも抜群なエアーベルリンのサービスに感心し、

全15時間のフライトに体はやられ、

空港ではカート(荷物運ぶやつ)のコイン投入システムにおののき、

初めて踏みしめたヨーロッパの地。

やっとここまで来た!



スロバキア人の友に久々に再会。ウィーンから車でブラチスラバへ向かう。

車での国境越えにワクワクしてしまう私はやっぱり日本人だ。

夜中の国境越えは、なんだか亡命みたいでワクワクするなぁと言ったら、

民主化される前は、草原やドナウ川を渡ってオーストリアへ逃げた人がいっぱいいたんだよ、

と彼に言われびっくり。

共和党政権が解体したのは、1989年。スロバキアが独立したのが、1993年。

同年代の彼にとっても決して昔のことではない。

 

翌日はブラチスラバ散策。

「ひっくり返したテーブル」で有名なブラチスラバ城が、真っ白に塗り替えられていて唖然。

歩き方(09〜10年版)では、まだ黄色のまま。あせたあの色が見たかったのに、ちょっと残念。

聖マルティン教会は、三角の帽子をかぶったようなユニークな塔が特徴的。

14世紀頃に広まったロマネスク様式でたてられたこの教会。

派手ではないが、壮大。

静かに重い空気は、何かを語りかけてくるようだ。

分かりやすい絵画や装飾は、当時文字の読めなかった人にキリスト教の教えを示すために施されたのだとか。

地下には、修道士の遺体が眠る棺桶がずらり。

 

そして町にはインラインスケートや、自転車や、ジョギングにいそしむ人々があちこちに。

まるでみんな、残されたわずかな温厚な気候を惜しむよう。

ぽかぽか秋の日だまりに、生まれ変わったブラチスラバ城が映えるのでした。






 








旅の朝

木曜日, 5 月 28th, 2009



旅の最中は、

どこにいたってそうだけれど、

朝起きた時の「ハッ」とする感覚がすき。

ここはどこだっけ? って、一瞬だけ頭がふっとぶ。

 

つまり何が言いたいのかというと、そろそろ旅がしたいのです。

(写真はベトナム・ムイネーの砂漠にて)

ラオスのバスで出会った、商いの神髄

火曜日, 5 月 26th, 2009



今日MBKのミスドの前を通った時、無表情のアルバイトの女子2人が、ものすごくやる気無さげに呼び込みしていた。

女子1「いらっしゃいまーせー。中へどうぞー。冷たいドリンクもありますよー」

女子2「そうですよー。チューンカー(どうぞの意)」

言わされてるんです〜わたしたちぃ〜ただのバイトなんですぅ〜

というココロの声も一緒に響く。




やる気のない売り込みほど購買力を消耗させるものはないなぁ、などと思ったその瞬間、思い出したのがこれ。

 

バスでラオスを旅すると、休憩所では必ずこういう場面に出くわすことになる。

炭火で焼いた鶏の売り込み(モチロン地鶏!)。

焼きたまご(有精卵を半生で食べるもの)もあるが、こちらも鶏だ。

売ろうとするパワーが根底から違う。

うん。売り込みとはこうでなければならない。

ベトナム・ホーチミンのカトリック教会

火曜日, 5 月 19th, 2009



教会が好きだ。

私自身は浄土真宗であるが、

特にコレと言ってしていることもなく、 何かを信じているわけでもなく、

ただ家には仏壇がある。

日本人の多くがそうであるように。




ベトナムでは、全人口のおよそ1割がカトリック教徒だという。

日曜日のミサには、大人も子供も、ベトナム人も中国人も、観光中のヨーロピアンも、

大勢の人が集まった。

信じるパワーは強大で、美しい。

Strawberry Blues

日曜日, 5 月 17th, 2009

 

旅行者と地元民の間には、様々なGAPがある。発展国や途上国とか、狭い意味ではなく、
価値観、金銭感覚、温度(テンション)の差など、もっと広い意味でのGAPだ。
誰かの日常に、誰かの非日常が入り込む。
Usualとunusualな人々の交わり。

今年4月に行ったベトナム。
高原の街ダラットにて、
朝の市場から宿へ戻る途中、そんなことを考えていた。

ダラットに向かったのは、ベトナム日本語情報誌「ベトナムスケッチ
のダラット特集がきっかけで。
”ダラット高原の名産”として紹介されていた美味しいイチゴを食すため、この街に来たのだ。
(チェンマイ産のイチゴ等もあるがまぁまぁで、タイでおいしいイチゴはほとんど手に入らないのです)

早朝6時、新鮮な生鮮食品が集まるという朝市場へ出かけると、
あるわあるわイチゴ屋台がいっぱい!

ただ、中には乾いていたり鮮度の良くないものもあるため、味見しながら良い店をさがすことに。
そして数カ所巡った頃、つやつやと美味しそうなイチゴを発見!
きれいに積み重ねられ、輝くイチゴちゃん。
ぷっくりツヤツヤ。

味見よりもとりあえず一枚、と思いシャッターを切ろうとした瞬間、
ファインダーの右上よりアルミのトレイがさっと現れ、
同時に、怒気を含んだ声が聞こえたのはその時。

「⁑∂$▽*?○%†℃▽∞◉$⁑∂”ーーー!!!」
おばちゃんは、買いもしないのに写真を撮るだけだと思い、私が気に入らなかったらしい。
私の「sorry,sorry」という声もむなしく響き。
彼女は「シッシッ」と手の平を返しながら唸り続け、私が去った後もわけのわからん言葉を怒鳴り散らしていた。
とりあえず、目的を果たさなければならなかったので、イチゴは他の店でゲットし帰路へつく。
市場とはローカルな人達の生活の場だということもよく分かってる。
でも、旅行者にだって購入するものを選ぶ権利があるし、
でももしかしたら、おばちゃんに嫌な思いをさせた旅行者が今までにいっぱいいたんだ、とか複雑な考えを張り巡らし、
心ではなんだかとっても寂しかった。
これまで旅行をしながら、何度も味わてきた「とけこめない感」だけれど、
この日あらためてそれを実感。
このイチゴは、そんな寂しさを彷彿させるイチゴだ。


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