NetBeans を使って楽々 Axis2 Web サービスアプリケーション作成

13 5 月, 2009 (23:16) | GlassFish, OpenSource, Java

前回は、axis 1.2.1 で作成し、 Tomcat へ配備した J2EE ベースの JAX-RPC Web サービスアプリケーションを、GlassFish v2.1 へのマイグレートに関する記事を執筆いたしました。

今回は、 NetBeans 上で Axis2 を利用した Web サービスアプリケーションを作成し、同じく GlassFish v2.1 へ配備し実行していく手順について執筆して行きたいと思います。

NetBeans 日本語公式サイトの掲載記事「Axis Web サービスの作成 - NetBeans IDE 6.1 - 6.5 チュートリアル」に従って作業を進めていきます。

前準備 : Axis2 の入手

アプリケーションの作成に際し、 axis 1.2.1 の時と同様、Apache Axis の以下のサイトから、必要となるアーカイブを取得します。提供されているアーカイブは、「標準バイナリディストリビューション」、「ソースディストリビューション」、「 WAR(Web Archive) ディストリビューション」の 3 種類で、このうちの「 WAR(Web Archive) ディストリビューション」を取得します。

http://archive.apache.org/dist/ws/axis2/1_4/axis2-1.4-war.zip


手順1 : WAR ファイルの GlassFishv2.1 への配備

前準備で入手した圧縮ファイルを展開します。圧縮ファイルを展開した内容は以下のとおり、この中にある、axis.war を、 $CLASSFISH_HOME/domains/DomainName/autodeploy/ 配下へ格納します。

[写真]

その後、ターミナルより asadmin コマンドにて、 GlassFish v2.1 を起動し、ブラウザにて WAR が配備されたか、以下の URL にてアクセスして確認します。
http://localhost:8080/ContextName/確認結果については以下のとおり ...

[写真]

無事 axis2-admin のページが表示されました。これの使い方についてはおいおいフォローしようかと思います。今回は NetBeans からのアプリケーション公開方法にフォーカスします。


手順2 : Axis2 サポートプラグインのインストール

NetBeans を起動し、「ツール(T)」→「プラグイン(G)」の順にクリックし、プラグインインストールダイアログを開きます。 Axis2 サポートにチェックを付けて「インストール」をクリックし、画面のガイダンスに従ってインストールします。

[写真]

プラグインインストール後、 IDE のサーバー登録に漏れがないか確認します。「ツール(T)」→「サーバー(S)」の順にクリックし、サーバー設定ダイアログを開いて確認します。今回は以下のスクリーンショットにあるとおり、 GlassFish v2.1 を使用します。

[写真]

手順3 : Web サービスアプリケーションの公開先の登録

次に、 Web サービスアプリケーションの公開先の登録を行います。「 NetBeans 」→「環境設定」( Windows の場合は「ツール(T)」→「オプション(O)」)の順にクリックし、オプションダイアログを表示します。

"Axis2 .aar ファイルのターゲットとなる場所(T):" については、先ほど $CLASSFISH_HOME/domains/DomainName/autodeploy/ 配下に格納した WAR ファイルを指定し、 "Axis2 URL(A):" については、先ほどブラウザにて確認した URL を指定し、「了解」をクリックします。

[写真]

手順4 : Web サービスアプリケーション作成用プロジェクトの作成

「ファイル(F)」→「新規プロジェクト(W)」の順にクリックし、新規プロジェクト作成ダイアログを開いて、 Web サービスアプリケーション作成用プロジェクトを作成します。プロジェクトの種類は、通常の Java アプリケーションでプロジェクトを作成します。

[写真]

手順5 : 公開する Web サービスのクラスを作成

「ファイル(F)」→「新規ファイル(N)」の順にクリックし、新規ファイル作成ダイアログを開きます。新規作成ダイアログの左側ペインにて、「 Web サービス」、右側のペインにて、「 Java から Axis2 サービス」をクリックして「次へ」をクリックします。

[写真]

以下画面では、そのまま「次へ」をクリックします。

[写真]

以下の画面にて、クラス名を入力します。 "サンプルメソッドの生成(G)" については、新規ファイル作成の場合、必須になる為、このままの状態で「完了」をクリックします。サンプルメソッドについては後から削除できます。

[写真]

ファイルが作成された後、プロジェクトツリー配下に "Axis2 Web サービス" が表示され、さらにそれを展開すると、サービスとオペレーションが表示されます。

[写真]

作成した Java ファイルにさらに public メソッドを追加して保存すると、 "Axis2 Web サービス" のサービス配下にあるオペレーションに、追加したメソッドが表示されます。

[写真]

メソッドを削除して保存した場合は逆に、オペレーションが消えてなくなります。


手順5 : Web サービスクラスを公開する

Web サービスクラスの作成が完了したら、いよいよサービスの公開です。「 Axis2 Web サービス」のノードを右クリックし、「サーバーへ配備」をクリックします。

[写真]

NetBeans のウィンドウ右下にある、コンソール出力ウィンドウに、「構築成功」と表示されれば公開は完了です。

[写真]

手順6 : Web サービスをテストする

Web サービスのテスト方法は 2 通りあります。ひとつはブラウザからの呼び出し、もうひとつは、 Web サービスクライアントからの呼び出しになります。

まずはブラウザからのオペレーションの呼び出し、「 Axis2 Web サービス」のノード配下にあるオペレーションを右クリックし、「ブラウザでのテスト操作」をクリックします。まずは hello:string をテストしてみます。

[写真]

ブラウザでのテスト結果は以下のとおりです。

[写真]

次に、追加したオペレーションの方をテストしてみます。テスト結果は以下のとおりです。

[写真]

もしパラメーター値の変更をして、テストしたい場合は、 URL の HTTP GET パラメーターを変更して再度リクエストを送信します。早速試してみましょう、 HTTP GET を以下の様に変更してリクエストを送信します。
http://localhost:8080/SparrowsShoppers/services/SparrowsCafe/purchase?nameOfCoffee=kilimanjaro&quantum=30結果は以下のとおりです。

[写真]

如何でしたでしょうか? かなり楽にアプリケーションの作成から公開、そしてサーバーサイド単体でのテストまでができましたね。

次回はこのサービスアプリケーションへアクセスする、クライアントアプリケーションの作成について執筆して行きたいと思います。

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