世界規模的な大企業同士では、話が上手くまとまらない?「サン・マイクロシステムズ、IBMの買収提案を拒否」
つい先日米 IBM 社が同じく米 Sun Microsystems 社の株式買収に関する記事が報道されたようですが、その後の行方が気になったので、今日久しぶりに CNET Japan のサイトにある記事を確認してみました。すると・・・
「サン・マイクロシステムズ、IBMの買収提案を拒否」 06/04/2009 CNET Japan 記事
まぁ結果としてこうなることは想定内でしたが、これで終わったわけではないような気もします。今後 IBM 戦略として、どうやって Sun の得意な分野を手中に収めるのか、どこまで後追いしてくるのか、まだまだ先行き不透明でもあります。
ただこうした事が起きると、 Sun が主幹となっている、 オープンソースコミュニティに参加している私にとって、「その活動の場所を奪われてしまうのでは?」、と言う一抹の不安がよぎります。これは何も、私に限った話ではなく、私以外でもコミュニティ活動に参加している人にとって、自分の活動場所を奪われることは、歓迎できる事ではないですね。むしろ今回の買収交渉が決裂したと言う報道は、われわれメンバーにとって、とても歓迎すべき事だと思います。
しかし、世界的な不況をむかえている今、業績不振で企業の M&A は更に加速し、「えっ? あの大手が!?」、なんてことが起きてもおかしくない時代の為、まだまだ油断はできないような気がします。
Sun には、 Java をはじめ、魅力的な技術が多数存在しているため、 IBM に限らず他の企業が、部分的な買収を進める可能性もあるのではないか? と言う不安は払拭しきれません。何故か? その理由としては、もしそうなったとき、買収の対象事業が、正にわれわれオープンソースのコミッターが参加している事業であった場合、先に述べたのと同じく、「活動の場を奪われる」と言うことに成りかねないからです。
では何故活動の場を奪われるのか? についてですが、世の中的には確かにオープンソースが台頭して来ました。しかし、大手優良企業のひとつである Sun Microsystems の様に、オープンソースに対して積極的な企業と言うのは、他あまり例を見ないこと、もし IBM や Microsoft のような、オープンソースに対して消極的な企業が買収した場合、自社内にあるオープンソースは、全てブラックボックス化されてしまい、せっかく今まで「参加の時代」を謳い文句にして来た Sun のオープンソースコミュニティが消滅しかねないと言うことも、考えらなくもないと言うことです。
この状況を打破する方法はないか? と考えた時、 Sun Microsystems が提唱した「参加の時代」と言う言葉を思い浮かべてこんなことを考えて見ました。それは・・・
「コミュニティーメンバーが Sun Microsystems の株式に参加する、オープンソースコミュニティ持ち株会」
多少飛躍しすぎかも知れないですが、技術だけではなく、コミュニティ自体が経営に参画することで、何か面白いアイデアやテクノロジーが生まれるのではないか? と私個人で思いついたところから、こうした発想が生まれてきたわけです。
これは、1単位の株式を購入するには、多額に資金が必要となりますが、団体になれば、それがある程度緩和される、大手企業が持つ所謂「社員持ち株会制度」のようなものを運営できないか? と言うことです。
そうすることで、 Sun Microsystems 社の単独経営を維持継続させ、自分たちの活動の場を守ると言うことに結びつけようと言うことが、その目的になると考えて見ました。
そもそもオープンソースコミュニティと言うものは、誰かに言われてやるものではなく、自主自立的な精神にのっとって活動するもの、今までは Sun Microsystems 社さんのリソースを利用させて頂いて、活動してきたため、その依存度はかなり高く、「本来の意味でのオープンソース活動とは、性格の違うものに成ってしまっているのではないか?」 とも感じていました。
であれば、人任せではなく、ただでお金を投げ捨てるのではなく、株式と言う形で運営するのはどうか? と考えてみた次第です。皆さんはこの件に関して、どう思われますか? ご意見お待ちしております。
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Comments
Pingback from jacksparrow » やはりオラクルも黙ってはいなかった、なんとも衝撃的・・・「オラクル、サンの買収で最終合意」
Date: 2009 年 4 月 21 日, 2:14 PM
[...] つい2週間ほど前、 IBM の買収を拒否したニュース記事を掲載しましたが、私の予感が的中したような事が、現実のものとなって現れました。昨日の夜は、何か胸騒ぎがして眠れなかっ [...]



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