人の欲望と言う隙に付け入る詐欺「株上場を名目に百数十億円集金 出資者が刑事告訴へ」
つい数週間前、 L & G の会長や、大阪の主婦とレーダーが、出資法違反で逮捕されたばかりと言うのに、またまた似たような事件が発覚しましたね。
株上場を名目に百数十億円集金 出資者が刑事告訴へ 03:01 12/02/09 朝日新聞記事
こういうのって、後を絶たないですね。人の欲望に付け入る犯罪で、更にはマルチ商法まで取り入れた、非常に悪質な詐欺だと考察できます。私がこの手の事件で、一番鮮明に記憶しているのが、1981年に起きた豊田商事事件。こちらの事件は出資法違反と言うものではなかったけれど、人からお金を預かって、そのお金を増やすと言う約束をしておきながら、騙し取ると言う手口は、全く同じと言えるのではないでしょうか 「(゚~゚ ) ?
豊田商事事件の場合は、被害者の多くが、高齢者と言うものが特徴付けられますね。しかし今回2件の出資法違反の事件、いずれも被害者の年齢層は幅広く、豊田商事の時のそれとは、やや違うと言う印象を受けます。
では人はなぜ、このような詐欺に、簡単に引っかかってしまうのか? これら3つの事件を題材に、ちょっと考えて見ました。
豊田商事の場合は、独居老人が中心だったことが、その特徴ですが、この事件については、ウィキペディアに掲載されていたので、読んでみることに。記事中「電話セールスで無差別的に勧誘し、脈ありと判断すると相手の家を訪問する。家に上がると線香をあげたり身辺の世話をしたり「息子だと思ってくれ」と言って人情に訴えたり徹底的に相手につけ込み、挙句の果てにインチキな契約を結ばせていった」のくだり、この当たりから推察するに、欲に付け入ると言うよりは、人情に付け入ると言うとても許しがたいものですね。確かに人間年をとり、自分の子供などが自立して離れていき、寂しさのあまり、自分の子供と似たような年齢の人を見ると、つい親心で何かしたくなる、あるいは、「こいつに手柄を立てさせてやれば、自分にも利益が帰ってきて、子供や孫に、何かしてやれる」、と言った感情も、沸いてくるのではないかと考察します。こうした背景から、この事件は発生したのではないかと考察します。
次に L & G の円天、こちらについては、そもそも「円天って何?」と言うところから始まりますね。「円天」とは、1口10万円以上を「保証金」として L & G に預けると、毎年1度同額面の円天が会員の携帯電話に振り込まれる。インターネット上のサイト「円天市場」や全国のホテルなどを巡回するバザー会場で貴金属や食料品などと交換できると言う仕組み、これが本当なら、確かにすごく魅力的だし、先行き不透明な今の経済事情にあっては、電子マネーなどの新しいシステムは、人の心を躍らせるものと感じる人も少なくは無いのでしょうね。更に L & G の会長は、都内でパーティーを開き、訳1000人の参加者に対して、「年金では足りない。私が皆さんにお金を行き渡らせる」、と豪語したり、壇上のスクリーンには、多額の配当を手にして笑顔を見せる会員の映像が流されたりと、参加者のマインドコントロールをしているところが伺えます。ある意味新興宗教っぽいですね。こうした背景から察するに、日本人のもっとも弱い盲点である、「メディア操作されやすい民族」、と言う隙に付け入るものであったこと、これが原因ではないかと考察します。
最後に大阪主婦トレーダー、この事件の容疑者は、元々は個人投資家で資金運用をしていたのが、知人から資金運用を頼まれたのがきっかけで、「関西一の女相場師」と言う異名までとる様になったとか。人の金を預かると言う責任の重さが、いつしか薄れていき、「自分はできる!」と言う思い込みから自信過剰となり、知らず知らずのうちに、資金供託者に対して、「自分が儲けさせる」と思い込ませてしまった様ですね。この事件に関しても、 L & G の時と似たような、マインドコントロール的な要素がそこに潜んでいた様に考察します。
それにしても、なんとも腑に落ちないのが、「何故そんなに簡単にマインドコントロールされてしまうのか?」、と言うこと。人を信じると言うことは、決して悪いこととは思いませんが、利害関係が絡む信用と言うのは、そんなに簡単なものではないはず。これに類似した事件は、今まであまた世に出てきているわけですから、姿形が変わったとて、その本質については、容易に見抜けることができるものと心得ます。詐欺だ被害だと騒ぐ前に、「そんな根も葉もない儲け話を、簡単に信じたのは、あなた方なんですよ!」、と言いたくもなります。
多少辛口になりましたが、皆さんも、簡単に金儲けの話にのって、自分が汗水たらして働いたお金を、簡単に供託したりしないよう気をつけてくださいね! 楽してお金稼ぎたいなら、やっぱり地道に努力しなきゃと言うことですね。 (*`д´)b goo♪
| The Japan Times Weekly |



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