"GlassFish" 素晴らしきかなこのAS!

29 7 月, 2008 (11:38) | GlassFish, OpenSource

世の中に出回ってるJ2EE準拠のWeb Application Server と言うと、代表的なものに、WebLogic、WebSphere、OracleAS、JBossなどがあげられますが、JBoss以外は有料のライセンス体系で1CPU(今もこのライセンス体系あるのか?!)あたり数十万、もしくは物によっては、100万を超えるようなものばかりですよね。

ライセンス料金が発生すると言うことは、すなわち購買手続きとかいろいろと面倒な作業がついて回るわけで、開発環境によっては5個乃至は10個程度必要になってくるわけですね。

プロジェクトワークを考えたときに、この購買手続きがボトルネックになるケースは、世の中稀ではなかったりして、プロジェクトのマイルストーンに大打撃を与える様なクリティカルヒットを受けたりと、あまり良い記憶が私の中ではないです。(まぁこの辺は、そのプロジェクトの運営方法でクリアできてたりもしますが・・・)

そして当然のことながら、運用が始まるにあたって保守契約もついて回るわけで、イニシャルコスト+ランニングコストで結構なお金がかかったりもします。

そこへ来てこの"GlassFish"、オープンソースな為、当然イニシャルコストはかからずに済むと言う大きなメリットがありますね。開発予算で頭を抱え込むプロマネさんの頭痛が、多少なりと軽減されるんじゃないかと私は思います。

そしてアップサーバにとって、とても重要となるのがその管理画面。

glassfishdas.JPG

ご覧のとおり、有償ライセンスのアップサーバと、なんら遜色を感じさせない顔立ち!

当然J2EE準拠だから、JTAやWebServiceも普通に使えるし、OpenESBなんかも実装すれば、EAIサーバを別立てで入手したりする必要もなくなるわけで(但しノード分けは必要と考えられますが・・・)アーキテクトを一本に集約できると言う最大のメリットを感じました。

それだけではなく、このアップサーバは、クラスター対応もできる(執筆者はまだこの辺まで使い倒してはいないですが・・・)ので、1NODEあたり2Domainにして、それらDomain郡を一台の管理サーバで管理することも当然のことながら出来てしまうすぐれもの!(って今更な話なのかなこの辺(苦笑))

開発者も開発環境のインストールから構築(これは運用管理者にも言えることですが)まで、十数分で出来てしまうあたりも、すばらしく感じます。

以下に私がやった手順(GFv2UR2=Windows Edition)を備忘録的に記載します。

※Java5.0以上のJDKがインストール 済みであることを前提に記述してます。

1、GlassFishのインストール

(1)以下のURLにてGlassFishのアーカイブファイルをダウンロードします。

https://glassfish.dev.java.net/downloads/v2ur2-b04.html

(2)ダウンロードしたアーカイブファイルを、実行カレントへ持って行き、MS-DOSプロンプトを開いて実行カレントへ移動、そこで以下のコマンドを実行します。(実行カレントにGlassFishが展開されます。因みに執筆者は、Dドライブに"opt\sun"と言うディレクトリを作成しました。)

>d:

D:>cd opt\sun

D:\ opt\sun>java -Xmx256m -jar glassfish-installer-v2ur2-b04-windows-ml.jar

(3)しばらく待っていると、以下の画面が表示されるので、一番下までスクロールします。

glassfish.JPG

スクロールすると、"Accept"が有効になるのでそれをクリック、インストールが始まり実行カレント配下に"glassfish"と言うディレクトリが作成され、そこに展開されます。以上でインストールは終了です。

2、ドメインの作成

(1)環境変数の設定をしておきましょう。そうすることで、のちのちの作業が楽になります。まず"GLASSFISH_HOME"と言う環境変数を設定します。

※執筆者の設定は、D:\opt\sun\glassfishと設定してます。

その後pathの一番最後に、%GLASSFISH_HOME%\binを追記します。セパレータの";"を忘れずに!

(2)自分オリジナルのドメイン名などを設定したい場合は、"glassfish"ディレクトリ配下にある、setup.xmlの記述を変更します。因みに執筆者は以下のように変更しました。

setup.xmlの46行目 value="domain1"→value="blackpearl"

setup.xmlの48行目 value="admin"→value="jack_sparrow"

setup.xmlの49行目 value="adminadmin"→value=自分用のパスワードに置き換え

※デフォルトでもセットアップは可能なので、この手順は省略可

(3)MS-DOSプロンプトにて、以下を実行

D:\opt\sun>cd %glassfish_home% ※これは環境変数が正しく適用されたか確認の為行います。

D:\opt\sun\glassfish>lib\ant\bin\ant -f setup.xml

実行後、標準出力につらつらと作業状況が出力され、例外など何もエラーが発生しなければ、ドメインの作成は完了です。ドメインが作成されたかどうかは、%glassfish_home%\domainsディレクトリ配下に、setup.xmlの46行目に設定した値と同じ名前のディレクトリが存在するかで確認できます。

以上でドメインの作成手順は完了です。

3、ドメインの起動と停止

(1)%GLASSFISH_HOME%へ移動し、以下のコマンドを入力します。(実行カレントはどこでも良いとは思いますが、これが執筆者の好みです)

D:\opt\sun\glassfish>asadmin start-domain domainname

※上記コマンドは、ある特定のドメインのみを起動する場合のコマンドです。複数ドメイン全てを起動する場合は、コマンドの第二引数は省略します。まぁ開発者はドメインをひとつだけ使用することになるでしょうから、 コマンドの第二引数は省略しても良いと考えます。

(2)コマンドを実行すると、標準出力に以下のようなメッセージが出力されます。

ドメイン blackpearl を起動しています。お待ちください。
ログは D:\opt\sun\glassfish\domains\blackpearl\logs\server.log にリダイレクトさ
れます。
出力を D:/opt/sun/glassfish/domains/blackpearl/logs/server.log にリダイレクトし
ています
ドメイン blackpearl はクライアントの要求を受信する準備ができています。追加のサー
ビスがバックグラウンドで開始されます。
ドメイン [blackpearl] はその設定で [Sun Java System Application Server 9.1_01 (b
uild b09d-fcs)] を実行しています。ログは [D:\opt\sun\glassfish\domains] にありま
す。
管理コンソールは [http://localhost:4848] で使用できます。
"asadmin" コマンドにも同じポート [4848] を使用します。
ユーザーの Web アプリケーションは次の URL で使用できます:
[http://localhost:8080 https://localhost:8181 ]。
次の web-contexts を使用できます:
[/web1 /__wstx-services /WebApplication1 ]。
標準の JMX クライアント (JConsole など) はドメイン管理のために JMXServiceURL:
[service:jmx:rmi:///jndi/rmi://BX427:8686/jmxrmi] に接続できます。
ドメインは少なくとも次のポートで接続を待機しています:
[8080 8181 4848 3700 3820 3920 8686 ]。
ドメインはアプリケーションサーバークラスタおよびその他のスタンドアロンインスタンスをサポートしません。

※一番下の標準出力は、あまり気にしなくて良いです。
(3)ブラウザから、以下のURLを入力して、管理画面のログイン画面が表示されれば、起動は成功です。

http://localhost:4848/
※因みにユーザIDとパスワードに関しては、setup.xmlの48行目と49行目に設定した内容になります。

(4)ドメインの停止は、以下のコマンドにより実行します。標準出力に、以下のようなメッセージが出力されれば、停止は完了です。

D:\opt\sun\glassfish>asadmin stop-domain
ドメイン blackpearl が停止しました。

如何でしたでしょうか?

手順もいたってシンプルだし、意外と誰でも手軽にJ2EEの学習を始めるための教育教材としても、十分な物と私は感じています。

又、開発者向けのFAQトピックなども用意されており、その日本語化作業も現在進められています。英語に堪能な方はこちら、日本語版を見たい方はこちらになります。

閲覧者のみなさん、是非これを機会に"GlassFish"使ってみてください。
また私の方も、クラスター対応などの備忘録的なトピックをアップしてまいります。今後もお付き合いのほど、宜しくお願いします。

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Comments

Comment from ogino
Date: 2008 年 7 月 30 日, 12:24 AM

いろいろ書いてもらってどうもありがとうございます!ぜひ、これからも GlassFish についていろいろ書いてください。楽しみにしています。


Comment from jacksparrow
Date: 2008 年 7 月 30 日, 4:18 PM

>ogino さん
いえいえいつも大変お世話になっているので、これくらいのことでもしないとバチあたりますよ(笑)
これからGlassFishシリーズはこれを皮切りに、いろいろとトピックをアップしていく予定です。
あ!
ブログの公告ありがとうございました。また何かトピックをアップしたら、ご連絡申し上げます。
ここでいろいろな意見などが投稿されたら幸いですね。


Pingback from jacksparrow » Mac OS X で “GFv2″ を使う!!
Date: 2008 年 8 月 11 日, 8:17 PM

[...] さてさて前回のトピックでは、会社で使用している PC が Windows マシンだったので、とっかかりとして Windows マシンでの展開方法を掲載しましたが、今回は自宅にある執筆者のメイン PC [...]


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