ATOMは人間として作りだされながらも

14 2 月, 2010 (17:11) | ATOM

ATOMは生まれてきた当初は自分がロボットであるという意識に気薄で、人間であるという意識が強くあったようです。
この映画「ATOM」で描かれている人間は非常にエゴイスティックであり、その分、ロボットの存在が際立っていくのです。
残酷なことなのはATOMはテンマ博士が自分の事故死した息子の身代わりに作ったロボットであると自覚させたのは作った人間であるテンマ博士なのです。
ATOMは人間の心は持っていても、人間の体を持たず、人工的に作られたロボットでしかあり得ないのです。
そこでATOMの周りにいる人間はロボットであることによって、運命を自分勝手に動かしていくようになる存在に描かれているようです。
いわばATOMは人間として作りだされながらも、ロボットであるという宿命から逃れることが出来ない存在なのです。

ATOMでは人間にも、素晴らしい存在も登場してくるのですが、多くの選ばれた人間たちは非常に残酷なものです。
しかしながら映画「ATOM」では人間対ロボットという図式は成立せず、ロボットは人間に使われながらもけなげに生きる存在になっています。
そのためにロボットという人口生命体を作りだすということは本当に正しいことなのかを、映画「ATOM」では問いかける面もあるのです。
ATOMについてのサイトやブログ、掲示板を使って情報を集めていき、ATOMというロボットについても詳しく調べてみましょう。
現在の科学ではロボットが生み出されていますが、ATOMのような悲劇を生みださないとも限らないのではないかと考えさせられます。
決してロボットと人間は対立してはならない、その条件がロボットと人間を大きく隔たっていることをATOMが見せてくれるわけです。
人間の愚かさ、エゴイスティックさ、残酷さが、いっそうストーリーをくっきりとさせていて、逆にロボットの純粋さが際立つのはATOMなのです。
いわば人間として認めてもらうというよりも、ロボットももう一つの生命体であることを教えてくれるのが映画「ATOM」なのです。

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