Posted under 柚ノ紀 巻
自分の醜さは鏡を見て初めて気が付く
目が目であるように
鼻が鼻であるように
口が口であるように
私が今日も私であることに感謝します
目には目を
歯には歯を
契約には契約を
祝杯が掲げられる湖畔はその日、嵐の前触れの様に胸騒ぎのするキレイな夜だった
水面には月が写り雲が流れ星が輝いた
芽には芽を
刃には刃を
誓約には誓約を
そう言って皆は勇ましく旅立った
だが未だ誰一人帰らぬ
あの夜から百と七十九日。
今日も一人、交わす盃をここで待つ。