今年4月から、オープンパス認定パルペーション・トレーニングをスタートします。

1 月 23rd, 2012 by baucafe

今年4月から、オープンパス認定パルペーション(触察)・トレーニングをスタートします。
触察技法を習得したい方、あるいは触察力を向上させたい方は、奮ってご参加ください。

また、ファシャワーカー養成トレーニングへのご参加を希望される方は、来期(第5期)から本トレーニングが必修となります。

パルペーション・トレーニング&ファシャワーカー養成トレーニングの案内書をご希望の方は、
こちらからお申込みください。

なお、パルペーション・トレーニングの触察対象筋群は、以下141筋のうちから120筋が選択されます。
また触察対象は、以下に記載された筋群の他に、骨、靭帯、神経管、血管なども含みます。

大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋、肩甲下筋、前鋸筋、肩甲挙筋、三角筋、烏口腕筋、上腕筋
腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、回外筋、長母指外転筋、短母指伸筋、長母指伸筋、示指伸筋
円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋
短母指外転筋、母指対立筋、短母指屈筋、母指内転筋、短掌筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋、虫様筋、背側骨間筋、掌側骨間筋
胸鎖乳突筋、斜角筋、頭板筋、頭半棘筋
小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋
広頸筋、顎舌骨筋、顎二腹筋、肩甲舌骨筋、腕骨舌骨筋、頭長筋、頸長筋
前頭筋、後頭筋、外側翼突筋、咬筋、側頭筋
眼輪筋、口輪筋、皺眉筋、上眼瞼挙筋、鼻根筋、鼻筋、鼻中隔下制筋、上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋、口角挙筋、笑筋、口角下制筋、下唇下制筋、オトガイ筋、頬筋
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋
横隔膜、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)
大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋、縫工筋、大腿筋膜張筋
前脛骨筋、長母指伸筋、長指伸筋、長腓骨筋、短腓骨筋
短指伸筋、短母指伸筋、背側骨間筋、母指外転筋、短母指屈筋、母指内転筋、小指外転筋、短小指屈筋、短指屈筋、足底方形筋、底側骨間筋
三角筋(前掲)、僧帽筋、小菱形筋、大菱形筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、広背筋、大円筋、上腕三頭筋、肘筋
棘筋、最長筋、腸肋筋
大臀筋、中臀筋、梨状筋、大腿方形筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、上双子筋、下双子筋
大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋
腓腹筋、ヒラメ筋、膝窩筋、足底筋、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋
大腿筋膜張筋(前掲)、腰方形筋
縫工筋(前掲)、長内転筋、薄筋、短内転筋、大内転筋、腸腰筋(前掲)、恥骨筋

以上で141筋です。

パルペーション・トレーニングへのご参加をお待ちしております。

*OPENPATH認定ファシャワーカー特典
認定ファシャワーカーの方にかぎって、単発参加が可能です。
パルペーション・トレーニングは全15回ですが、1回につき上記の順で5~10の筋肉を触察対象とします。
また、毎回終了時に次回の触察対象となる筋肉をお知らせいたします。
認定ファシャワーカーの方は前もってご連絡の上、ご参加ください。

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ボディワーク入門講座/腋の前壁・後壁

1 月 21st, 2012 by baucafe

昨日はよみうりカルチャー恵比寿で「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。
テーマは「腋の前壁・後壁」で、大胸筋、小胸筋、広背筋、肩甲下筋、前鋸筋などを対象に筋膜リリースを実習しました。
施術の効果としては、腕の動きの向上、呼吸の改善などが挙げられます。

今回のテクニックは、対象となる各筋肉によって手技(手指)の使い方を様々に変えなければならず、それが難しかったかもしれません。
大胸筋の下層(小胸筋があります)や、胸郭と肩甲骨の間(肩甲下筋や前鋸筋があります)に手指を差し入れる際の、進入角度や指先の方向を間違えると、対象筋肉を上手く捉えられません。
表層にある前鋸筋の一部でも、手の当て方が悪いと、効果的な施術ができません。
それでも受講生の皆さんは、上手く施術され、よい結果を出されていました。

最後に、小胸筋と肩甲下筋の「セルフ・パルペーション」をお伝えして今回の講座を終えました。

【お知らせ】
第5期OPENPATH認定トレーニング(認定パルペーション(触察)・トレーニング、認定ファシャワーカー養成トレーニング)の詳細を記載した資料が完成しました。
資料請求用フォームは作成中ですので、
(1)お名前
(2)ご住所
(3)携帯番号
(4)勤務先名、所属団体名、または屋号 (例)オープンパス、または(株)ボディワークトレード など
(5)E-Mailアドレス(PCアドレス推奨です)
上記5点を明記のうえ、openpathshinjyuku@live.jp にご連絡ください。
即日資料を発送させていただきます。

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「認定パルペーション・トレーニング」の触察対象筋群

1 月 12th, 2012 by baucafe

第5期OPENPATH認定トレーニングは前期、後期に分かれます。
前期の「認定パルペーション(触察)・トレーニング」は、認定ファシャワーカーを目指す方々だけでなく、触察技術を学びたい方々にもご参加いただけます(後期は「認定ファシャワーカー養成トレーニング」です)。

「認定パルペーション・トレーニング」の触察対象筋群は、以下141筋のうちから120筋が選択されます。
また触察対象は、以下に記載した筋群の他に、骨、靭帯、神経管、血管なども含みます。

大胸筋、小胸筋、上腕二頭筋、肩甲下筋、前鋸筋、肩甲挙筋、三角筋、烏口腕筋、上腕筋
腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、回外筋、長母指外転筋、短母指伸筋、長母指伸筋、示指伸筋
円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋
短母指外転筋、母指対立筋、短母指屈筋、母指内転筋、短掌筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋、虫様筋、背側骨間筋、掌側骨間筋
胸鎖乳突筋、斜角筋、頭板筋、頭半棘筋
小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋
広頸筋、顎舌骨筋、顎二腹筋、肩甲舌骨筋、腕骨舌骨筋、頭長筋、頸長筋
前頭筋、後頭筋、外側翼突筋、咬筋、側頭筋
眼輪筋、口輪筋、皺眉筋、上眼瞼挙筋、鼻根筋、鼻筋、鼻中隔下制筋、上唇鼻翼挙筋、上唇挙筋、小頬骨筋、大頬骨筋、口角挙筋、笑筋、口角下制筋、下唇下制筋、オトガイ筋、頬筋
腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋
横隔膜、腸腰筋(大腰筋、腸骨筋)
大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋、縫工筋、大腿筋膜張筋
前脛骨筋、長母指伸筋、長指伸筋、長腓骨筋、短腓骨筋
短指伸筋、短母指伸筋、背側骨間筋、母指外転筋、短母指屈筋、母指内転筋、小指外転筋、短小指屈筋、短指屈筋、足底方形筋、底側骨間筋
三角筋(前掲)、僧帽筋、小菱形筋、大菱形筋、棘上筋、棘下筋、小円筋、広背筋、大円筋、上腕三頭筋、肘筋
棘筋、最長筋、腸肋筋
大臀筋、中臀筋、梨状筋、大腿方形筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、上双子筋、下双子筋
大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋
腓腹筋、ヒラメ筋、膝窩筋、足底筋、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋
大腿筋膜張筋(前掲)、腰方形筋
縫工筋(前掲)、長内転筋、薄筋、短内転筋、大内転筋、腸腰筋(前掲)、恥骨筋

以上で141筋です。

* 現在、OPENPATH認定トレーニングの応募要項を準備中です。興味をお持ちの方は以下からご請求ください。準備が整いしだい送らせていただきます。
http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm

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メルマガ第6号から転載:触察/「関節感覚」

1 月 6th, 2012 by baucafe

【触察/「関節感覚」】


1.触覚の抑制と「関節感覚」

触察を行う際には触覚をできるだけ抑えることが役に立ちます。
触察技術をこれから学ぼうとする方々にこれを言うと、驚かれることが多いです。そして問われます、それでは触覚の代わりにどの感覚を使えばよいのかと。
この問いに答える前に、触覚を抑えずにむしろ積極的に使おうとすると何が起こるのかを考えてみましょう。
まず触覚を使おうとして指先を細かく動かすことになるので、そのように触れられる被術者に不快感を与えかれません。なおかつその触れ方がていねいでなければ、被術者はモノ扱いされている(単なる触察対象として探られている)とさえ感じるかもしれません。
さらに触覚を使って身体の表面をたどり、そこで情報を得ることは容易であっても、何層にも重なる器官(注1)を超えて深部の対象を捉えることは非常に困難な仕事です。時間をかけて対象へたどり着いたとしてもそこで得られた情報は不正確な場合が多いのです。

そしてまた同じ問いに戻ることになりますが、それではどの感覚を使えばよいのでしょうか?
それに答えるとこうなります。私たちの言い方では「関節感覚」を使うのです。解剖学的の言葉を使えば関節間にある「固有受容感覚」で、関節にかかる圧力や関節の位置を情報として得る感覚です。

(注1)身体内部は様々な器官が重なり合い、層構造になっています。浅部から深部へ追うと、表皮、真皮、脂肪層、浅筋膜、深筋膜、筋肉群と続き、筋肉自体も筋外膜、筋周膜、筋内膜、筋線維と層状になっています。また筋肉群は、外在筋群から内在筋群まで大小様々な筋肉が重なり合っています。

2.立ち方が触察力に影響する

術者の使うツール(注2)は深部の対象へ到達するまでにいくつもの器官を超え、あるいはその隙間を越えて進みます。そのたびに術者のツールからその支持基底面までの関節群が反応し、ツールが何を捉えたかを知らせてくれます。
支持基底面というのは身体を支える面のことで、2足で立つときには両足底面とその間の部分を合計した面積を言います。この支持基底面が広いと(足幅を広くして立つと)姿勢は安定しますが、場合によっては関節が固定されてしまうことでそこからの情報が少なくなり、触察力が低下することもあります。つまり術者の立ち方が触察力に影響するわけです。
肩を緊張させて立つと肩関節から情報を得ることが難しくなります。肘や膝、腰などに緊張がある場合も同様です。また手技のツールに緊張がある場合、たいていは全身が緊張していますので、触察自体が難しくなるでしょう。

(注2)ボディワーカーは身体各部を手技のツールとして使います。手技のツールとして使われるのは手指、手指の関節、拳、前腕、肘などです(拙著『ボディワーク入門』 p.59-61 )。触察を行う場合には手指を使うことが多いでしょう。

参考文献:小川孝之 斎藤瑞穂 著『ボディワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック』(朱鷺書房)

3.解剖学の知識と視覚化の能力

「関節感覚」を使うといっても、触覚をできるだけ抑制し、指先で探ることを避けるのであれば、私たちの手技はどのようにして対象へ接近するのでしょう?
ツールが最初に触れた表皮の直下に目標となる対象があれば、あるいは少なくともごく付近にあれば、「関節感覚」を使って何の問題もなく近づくことができるでしょう。しかし離れた地点からでは、「関節感覚」は触覚と比べてかなり不利です。
そこで必要となるのが解剖学の知識と視覚化(ビジュアライズ)の能力です。ただしこの場合、少なくとも筋骨格系の人体解剖図を記憶している必要があることはもちろんです。
目の前にある身体と視覚化された身体内部(人体解剖図)とが上手く重ならないこともあるでしょう。そんな場合には、皮膚の表面からでも簡単に確認できるような骨指標(注3)を頼りにすればよいでしょう。

(注3)解剖学的な指標となる骨格上の部位。例)乳様突起、肩峰、烏口突起、肩甲骨上角、肩甲骨下角、腸骨稜、上前腸骨棘、上後腸骨棘、大転子、外果、内果。

4.触察法の手順

これまで触察に関して述べてきたことを触察法の手順としてまとめると以下のようになるでしょうか。
身体内部(触察対象とその周囲の解剖図)を視覚化する。その視覚化像を頼りに触察を開始する。触覚の抑制を試みつつ「関節感覚」を使って触察対象に接近&到達する。
こうして見ると手順としては簡単ですが、実践するとなるとどうでしょう? 解剖図の暗記はそう難しくはないでしょうが、実際の身体と視覚化像(解剖図)を重ね合わせること、「関節感覚」を働かせることは難しく感じるかもしれません。

オープンパスでは、身体と解剖図を重ね合わせるための訓練法および「関節感覚」を得るためのエクササイズを「認定パルペーション・トレーニング」のカリキュラムに含めています。また今回は「パルペーション・プレクラス」でも多少行う予定です。
ここでは詳しく紹介できませんが、前者は視覚化および触覚化を使った訓練法で、後者は手技ツールの使用と全身の「関節感覚」とをつなげていくエクササイズです。

5.参考書籍

触察を独学で身に着けることは難しいことですが、触察法や触察の手順を詳しく教えている書籍は多数刊行されています。そのなかで筆者がお勧めする数冊を紹介いたします。どれも少し専門的な内容になりますが、触察法習得の参考になるかと思います。

『骨格の形と触察法』(大峰閣)
『触診解剖アトラス(頸部・体幹・上肢/下肢)』(医学書院)
『運動療法のための機能解剖学的触察技術(上肢/下肢・体幹)』(MEDICAL VIEW
『触診機能解剖カラーアトラス(上/下)』(文光堂)
『筋骨格系の触診マニュアル』(ガイアブックス)
『ボディナビゲーション』(医道の日本社)

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「パルペーション(触察)・プレクラス」参加者募集中です!

◆内容:OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニングの「プレ講座」として設定していますが、トレーニングを受ける予定のない方のご参加も歓迎いたします。
内容的には、第1~4期トレーニングにおける触察解剖学のカリキュラムで触察対象となった筋肉群(そのうち主要な筋肉)に対する基本的な触察技術を学びます。
解剖学を触察という形で「実践的に」学びたい方、またトレーニングに参加するに当たって基本的な触察法を体験しておきたい方は奮ってご参加ください。全く解剖学を学んだことのない方、解剖学を改めて学び直したいという方、触察の経験がまったくない方も大歓迎です。
◆講師:小川隆之、斎藤瑞穂
◆日程:2月5日(日)13:00~16:00
    2月12日(日)13:30~16:00
    2月19日(日)13:30~16:00
    2月26日(日)13:30~16:00
    3月4日(日)13:30~16:00
    3月11日(日)13:30~16:00
    3月18日(日)13:30~16:00
    3月25日(日)13:30~16:00
◆会場:OPENPATH 新宿オフィス
◆定員:8名
◆料金:64000円
◆お問い合わせ・お申し込み:
    
http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm
*定員になりしだい、募集を締め切らせていただきます。

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嗚呼、佐川急便!

12 月 29th, 2011 by baucafe

午後7時から9時までに届くはずの品物が届かず、午後11時過ぎに携帯電話に連絡をしてくる佐川急便の配達人。
今回ですでに3回めだ。
なぜ契約時間を違えた上、こんなに遅い時間に連絡をよこし、配達しようとするのかと問いただすと、「繁忙期だから」と言い訳。
こうなったのは誰の責任かと問うと、「私個人の責任です」と。
「上の者」の連絡先を訊ねたら、佐川急便のフリーダイヤルか何かを教えられた。
もちろん電話は通じない。
それで、もう1度配達人に電話して問いただすと、今度はサービスセンターの番号を教えられた。
これも、もちろん通じない。
で、もう1度配達人に電話。
すると、「私がクビになればいいので」とのたまふ。
しかし、配達人が「繁忙期だから」と言った時点で個人の責任でないのは明らか。

ネットで買い物をしたのだが、佐川急便を使う企業には注文したくないと強く思った。
どの宅配便が届けてくれるのか、あらかじめ分かればよいのだが…。

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触察の楽しみ(2)/腸腰筋を追う

12 月 26th, 2011 by baucafe

背臥位になった被術者の腹直筋外縁から腰椎に向かって手指を差し込む。
差し込む角度は45度くらいがよい。
腸腰筋を触察する目的で、まずは指標となる腰椎をとらえる。
背臥位なら、被術者によっては腹壁からほんの1、2センチほどの位置に腰椎を発見できる。
腰椎が見つかったら、それに沿って背側(床の方向)へ指先をほんの少し移動させると、そこに腰筋がある。
それが本当に腰筋かどうかを確認したければ、被術者に天井へ向かって膝を少し持ち上げてもらえばよい(つまり股関節を屈曲させればよい)。

腰椎に沿いながら、そこから腰筋を頭方へたどる。
すると、横隔膜と接する辺りで腰筋はとぎれる。
腰筋は横隔膜に包みこまれて終わるように感じられる。
今度はそこから腰筋を逆方向へたどる。
腰筋が付着する腰椎はなだらかなカーブで腹壁に近づき、再び離れていく。
腰筋を腸骨の高さまでたどると、そこで腸骨筋と合し、鼠径靭帯へ向かう。

腸腰筋は鼠径靭帯をくぐるように走行する。
鼠径靭帯に付着する外腹斜筋腱膜と内腹斜筋のすぐ下を通るので、皮膚表面にかなり近く感じられる(鼠径靭帯の下で、腸腰筋は大腿神経管と同じ仕切りの中を走行するので、注意が必要)。

腸腰筋は鼠径靭帯をくぐった後、恥骨筋と並走しながら(縫工筋の内側を)内側へカーブし、大腿骨頭をかすめる。
その後、恥骨筋(と大腿神経管、大腿動脈、大腿静脈)の下層を通って小転子へ向かう。
恥骨筋の下へもぐるまでは触察は容易だが、それ以後は恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋などにはばまれて、難度が増す。

ここで必要なのは、腸腰筋だけを働かせることで、最下層にあるこの筋を、上層にある他の筋群と識別することだ。
したがって被術者に指示する動きは、腸腰筋を働かせると同時に、内転筋群を休ませなければならない。
先ほど行ったように、天井へ向かって膝を少し持ち上げてもらうのでは、内転筋群は休まない。
その動作を行う際、膝が外側へ倒れないように内転筋群が働くからだ。

内転筋群の下層を走行する腸腰筋を確実に触察するために、被術者に股関節のわずかな「外旋+外転+屈曲」の動きを行ってもらう。
すると、内転筋群の下層で腸腰筋が活動するのが感じとれる。

小転子上で腸腰筋を触察するためには、被術者に膝を立ててもらう。
長内転筋と薄筋の隙間から短内転筋をかすめ、大内転筋を超えて小転子に到達するとよい。
腸腰筋をとらえていることを確認するために、被術者に股関節をわずかに屈曲してもらう。

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「パルペーション(触察)・プレクラス」参加者募集中です!

◆内容:OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニングの「プレ講座」として設定していますが、トレーニングを受ける予定のない方のご参加も歓迎いたします。
内容的には、第1~4期トレーニングにおける触察解剖学のカリキュラムで触察対象となった筋肉群(そのうち主要な筋肉)に対する基本的な触察技術を学びます。
解剖学を触察という形で「実践的に」学びたい方、またトレーニングに参加するに当たって基本的な触察法を体験しておきたい方は奮ってご参加ください。全く解剖学を学んだことのない方、解剖学を改めて学び直したいという方、触察の経験がまったくない方も大歓迎です。
◆講師:小川隆之、斎藤瑞穂
◆日程:2月5日(日)13:00~16:00
    2月12日(日)13:30~16:00
    2月19日(日)13:30~16:00
    2月26日(日)13:30~16:00
    3月4日(日)13:30~16:00
    3月11日(日)13:30~16:00
    3月18日(日)13:30~16:00
    3月25日(日)13:30~16:00
◆会場:OPENPATH 新宿オフィス
◆定員:8名
◆料金:64000円
◆お問い合わせ・お申し込み:
    http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm
*定員になりしだい、募集を締め切らせていただきます。

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第5期OPENPAHTH認定トレーニングへ向けて・・・

12 月 25th, 2011 by baucafe

先日、第4期OPENPATH認定トレーニングの授業が終わりました。第4期はあと臨床&触察試験を残すだけとなりました。
第3期はすでに全課程が修了しているので、第5期開始まで認定トレーニングの授業はありません。
けれども、なかなか肩の荷は下りません。
第4期の試験を準備しながら、第5期の内容を検討しなければなりません。
第3期の再試験もあります。

第5期からは、カリキュラムがずいぶん変わります。
第4期までは、1つのコースになっていた触察法とファシャワーク法が2つに分かれ、それぞれカリキュラムが増えます。
前者は対象部位が増えます。頭部および顔面部の筋群が新たに追加され、腕部および脚部の筋群が増えます。
後者については、深層部はもちろんですが、表層部への働きかけ(ボディストッキングの操作)やセッション構成に関わる内容(イーズポイントなど)が詳しくなります。

募集もこれから始めますが、たくさんご応募をいただくことになれば、もしかすると今期と同様に、複数のクラスを設けるためにスケジュール調整を行う必要も・・・

・・・と、ばたばたしたまま年を越しそうですが、両講師(斎藤瑞穂、小川隆之)ともやる気まんまんです。

第5期OPENPATH認定トレーニングの日程だけお知らせいたします。
内容につきましては、後ほど発表いたします。

【認定パルペーション・トレーニング開催日程】(会場は都内の予定です)
(1)4月7日(土)9:30~16:30(休憩1時間含む、以下同様)
(2)4月8日(日)9:30~16:30
(3)4月21日(土)9:30~16:30
(4)4月22日(日)9:30~16:30
(5)5月13日(日)9:30~16:30
(6)5月19日(土)9:30~16:30
(7)5月20日(日)9:30~16:30
(8)6月2日(土)9:30~16:30
(9)6月3日(日)9:30~16:30
(10)6月16日(土)9:30~16:30
(11)6月17日(日)9:30~16:30
(12)6月30日(土)9:30~16:30
(13)7月1日(日)9:30~16:30
(14)7月14日(土)9:30~16:30
(15)7月15日(日)9:30~16:30

【認定ファシャワーカー養成トレーニング開催日程】(会場はOPENPATHオフィスです)
(1)8月11日(土)10:00~17:00(休憩1時間含む、以下同様)
(2)8月12日(日)10:00~17:00
(3)8月25日(土)10:00~17:00
(4)8月26日(日)10:00~17:00
(5)9月8日(土)10:00~17:00
(6)9月9日(日)10:00~17:00
(7)9月22日(土)10:00~17:00
(8)9月23日(日)10:00~17:00
(9)10月6日(土)10:00~17:00
(10)10月7日(日)10:00~17:00
(11)10月20日(土)10:00~17:00
(12)10月21日(日)10:00~17:00
(13)11月3日(土)10:00~17:00
(14)11月4日(日)10:00~17:00
(15)11月17日(土)10:00~17:00
 
* OPENPATH認定トレーニングに興味をお持ちの方はご連絡ください。来期の案内書ができしだい送らせていただきます。

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メルマガ第5号から転載/動作における「人間的要素」

12 月 20th, 2011 by baucafe


【 動作における「人間的要素」 】


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1.トーマス・マイヤースのワークショップに参加して

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以前、『アナトミー・トレイン』の著者であるトーマス・マイヤース(注1)がロルフ・ワーカー向けのワークショップを行ったことがあります。私はそのワークショップに参加しました。『アナトミー・トレイン』に沿って基本12セッション(ロルフィングの場合、基本セッションは全10回)を解説および実習する内容でした。そのワークショップの中でマイヤースが述べた2つのことが深く心に残りました。

1つはロルフィングが技法体系として成熟するためには技法の有効性がアイダ・ロルフ(注2)という創始者(のカリスマ性)とは独立して認められなければならない(マイヤースは「アイダ・ロルフの名が忘れ去られなければならない」とまで言いました)ということ、もう1つはロルフィングの「レシピ」(注3)には「人間的要素」に対応する働きかけが含まれていないということです。

前者に関しては、ロルフ・ワーカーにとってアイダ・ロルフを忘れ去ることなどできないでしょうが、現時点においてロルフ・メソッド(注4)の有効性は創始者の名に関わらず、広く認められ始めているのではないでしょうか。

後者の「人間的要素」によってマイヤースが言いたいのは「回旋運動」ということです。私たちのどの生活動作にも必ず回旋運動が含まれているし、それによって身体の「捻じれ」が引き起こされることが多々あるとマイヤースは言います。ところがロルフ・メソッドの「レシピ」にはそのことに対応する働きかけがないということです。こうした見解からマイヤースは、ロルフ・メソッドには存在しない「スパイラル(螺旋)・セッション」を『アナトミー・トレイン』のシリーズ・セッションの中に設けたわけです。

マイヤースのこの見解を聞いた当初、それによってセッション回数を(ロルフ・メソッドの)10回から12回に増やしたということに関しては疑問を持ったものの、「人間的要素」云々に関してはロルフ・メソッドを実践する者として納得させられるところもありました。確かに、屈曲、伸展、内転、外転に応じた(もしくは関わる)働きかけはあっても、回旋に応じた働きかけはこれというものがありません。

 

(注1)アイダ・ロルフからロルフィングを学んだ第1世代のロルファー。著書に『アナトミー・トレイン』があります。

 

(注2)ロルフィングの創始者。生理学者。

 

(注3)ロルフィングは全10セッションを通して姿勢や動作を整えていきます。1回ごとに目的があり、働きかける身体部位もほぼ決まっています。これらの内容を「レシピ」と呼んでいます。アイダ・ロルフによって考案されたものです。

レシピについて、ロルファーでありシンインテグレーション創始者であるマーク・カフェルが以下のように述べています。「レシピを知的に知るだけでは役に立たない。レシピを実践することからくる経験が、あなたを施術者として成長させる。個人的な発展への道が開かれるのはそれからだ。でないと、あなたの前には混沌だけしか待っていない」

 

(注4)アイダ・ロルフが考案した「レシピ」をベースとするボディワーク技法。ロルフィング、ギルド・ストラクチュアル・インテグレーション、ヘラーワークなど。

 

参考文献:トーマス・マイヤース 著/松下松雄 訳『アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線』(医学書院)

小川隆之、斎藤瑞穂 著『ボディワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック』(朱鷺書房刊)

小川隆之、斎藤瑞穂 著『これがボディワークだ 進化するロルフィング』(日本評論社刊)

 

 

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2.「レシピ」を技術レベルで読み直すと・・・

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しかし実は、「レシピ」を技術レベルで読み直してみると、各セッションの中に「回旋運動」に関わる、もしくは「捻じれ」に対応できる働きかけが十分に含まれているのです。

ロルフ・メソッドではどのセッションにおいても必ずライン(注5)に基づいて姿勢や動作の分析を施術前後に行いますが、複数のラインに従って身体を見ると、必然的に「捻じれ」を発見しやすくなります。たとえば左から見た横のラインと右から見たものとがズレている場合を考えてみましょう。横のラインは耳介、肩峰、大転子、腓骨頭、外果の5箇所を通りますが、左のライン上で大転子が右と比較して前方に位置しているなら骨盤が右回旋(時計回り)していることが予測できます。前後の正中ラインに関しても同様の見方ができます。

ロルフ・メソッドの全「レシピ」中で横のラインにもっとも関わりのある第3セッションでは、たとえば腸骨稜、胸郭側面、肩甲骨上で用いるテクニックに少しの工夫を加えるだけで、しかもボディストッキングを操作することで(ボディストッキング=表層筋膜。ロルフ・メソッド第3セッションは表層のセッションです)骨盤や体幹の「捻じれ」に対応できます。

 

(注5)正式には「ロルフ・ライン」と言います。身体を観察・操作する際に参考にされる架空のライン。横のライン、正中ラインなど。

 

 

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3.浅筋膜、深筋膜、筋-筋膜・・・

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第2号でボディストッキングについて以下のように述べました。

「ボディストッキング(表層筋膜)は下層にある筋群(筋-筋膜を含む)の活動に応じて滑走しますが、その動きには筋群のそれとは異なる規則性があります。その滑走は筋群の活動から自由でなければなりません。両者が互いの動きを抑制し合うのであれば、その相互的な抑制を解除することがボディワーカーの最初の仕事となります」

ボディストッキングについてもう少し詳しく述べると、それは皮膚(表皮、真皮)や脂肪層の「裏地」となる浅筋膜と、筋群を束ねる深筋膜(部位によって腱膜や筋間中隔などに移行します)との二重構造になっています。したがって滑走が起こらなければならないのは、浅筋膜と深筋膜、深筋膜と筋外膜(筋肉の最外層を包む筋膜。その内層では筋周膜、筋内膜が筋線維

を包んでいます)の間においてです。

この、浅筋膜、深筋膜、筋-筋膜(筋外膜、筋周膜、筋内膜)と連なる筋膜のネットワークを把握できれば(「知的に把握できる」だけでなく「手技的に到達できる」という意味で)、ボディストッキングの操作はかなり容易になります。「捻じれ」への対処においても、このネットワーク上の、少なくとも関連部位の浅筋膜、深筋膜の状態を把握できれば、その修正が容易になるのはもちろんです。


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触察の楽しみ(1)/鎖骨から第1肋骨へ

12 月 19th, 2011 by baucafe

背臥位になった被術者の頭側に位置し、そこから被術者の右鎖骨を観察すると、S字に見える。
このS字カーブの凸(前方へ凸)部に触れる。
指先を凸部の背側に滑らせ、そこから足方へ向かって(鎖骨を離れて)皮膚下へ沈めていくと、すぐその付近に第1肋骨を発見できる。
第1肋骨をたどって思うのは、胸郭上口がずいぶん狭いということだ。

第1肋骨上(鎖骨の背側付近)に手指を置いたまま、被術者に「鼻から速く強く吸う」呼吸をくり返してもらう。
すると被術者が息を吸うたびに、肋骨上で盛り上がる筋肉がある。
指先は中斜角筋の付着部に触れているのだ。

中斜角筋をとらえたところから鎖骨上をほんの少し背側へ移動した位置に手指を置き、今度は右肩を前方へ少し巻き込んでもらう。
すると中斜角筋とは違う方向へ盛り上がる筋肉がある。
これは前鋸筋上部で、第1、2肋骨から肩甲骨上角の前面まで走行している。

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「パルペーション(触察)・プレクラス」参加者募集中です!

◆内容:OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニングの「プレ講座」として設定していますが、トレーニングを受ける予定のない方のご参加も歓迎いたします。
内容的には、第1~4期トレーニングにおける触察解剖学のカリキュラムで触察対象となった筋肉群(そのうち主要な筋肉)に対する基本的な触察技術を学びます。
解剖学を触察という形で「実践的に」学びたい方、またトレーニングに参加するに当たって基本的な触察法を体験しておきたい方は奮ってご参加ください。全く解剖学を学んだことのない方、解剖学を改めて学び直したいという方、触察の経験がまったくない方も大歓迎です。
◆講師:小川隆之、斎藤瑞穂
◆日程:2月5日(日)13:00~16:00
    2月12日(日)13:30~16:00
    2月19日(日)13:30~16:00
    2月26日(日)13:30~16:00
    3月4日(日)13:30~16:00
    3月11日(日)13:30~16:00
    3月18日(日)13:30~16:00
    3月25日(日)13:30~16:00
◆会場:OPENPATH 新宿オフィス
◆定員:8名
◆料金:64000円
◆お問い合わせ・お申し込み:
    http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm
*定員になりしだい、募集を締め切らせていただきます。

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腹直筋、横隔膜、大腰筋のリリース/ボディワーク入門講座

12 月 17th, 2011 by baucafe

昨日のボディワーク入門講座(読売文化センター恵比寿主催)では、腹部筋群のリリース実習を行いました。腹直筋、横隔膜、大腰筋の3筋をリリース対象としました。
これらの筋肉と、骨盤の前‐後傾バランス、歩行、呼吸などとの関係を説明した後、すぐに実習に入りました。
3筋とも手技ツール(『ボディワーク入門』 p.59-61 )として手指を使って練習しましたが、どの手技も効果的な施術を行うためには、その使い方に工夫が必要です。

腹直筋に関しては、左右エッジを片側ずつリリースする一般的な方法と、両エッジを挟み込んでリリースする「ワイパー法」そして「シャベル法」を実習しました。
どの方法も指先で筋肉をリフトアップするのですが、無理な力で行うと筋肉が逃げてしまいます。
エッジにかける手技圧を一定に保ちつつ受け手に動作をもらったり、手指でリリースすると同時に同じ手の手掌でサポートしたりする必要があります。

横隔膜に関しては、肋骨弓から手指を差し入れる方法を実習したのですが、サポートの手をどう使うかが決め手となります。
胸郭全体を支え持ったり、あるいは胸郭上の軟部組織を施術部位へ寄せることで肋骨弓にかかる負荷を少なくしたりしなければ上手くいきません。
また進入を開始する地点がとても重要で、肋骨弓に近すぎると受け手に苦痛を与えやすく、遠すぎると横隔膜に届きません。

大腰筋に対しては、進入角度に気を使う必要があります。
最初に腹直筋のエッジから腰椎に向けて進入するのですが、その角度が45度くらいです。それくらいの角度で進入するば、2~5センチで手指が腰椎に届き、大腰筋の付着部はすぐに見つかります。

これらの筋肉をリリースするにあたっては、手指の使い方を少し変えるだけで、まったく効果が違ってくることが、受講生の皆様にはわかっていただけたかと思います。
最後に3筋に対するセルフリリース法をお伝えして授業を終えました。

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