嗚呼、佐川急便!

12 月 29th, 2011 by baucafe

午後7時から9時までに届くはずの品物が届かず、午後11時過ぎに携帯電話に連絡をしてくる佐川急便の配達人。
今回ですでに3回めだ。
なぜ契約時間を違えた上、こんなに遅い時間に連絡をよこし、配達しようとするのかと問いただすと、「繁忙期だから」と言い訳。
こうなったのは誰の責任かと問うと、「私個人の責任です」と。
「上の者」の連絡先を訊ねたら、佐川急便のフリーダイヤルか何かを教えられた。
もちろん電話は通じない。
それで、もう1度配達人に電話して問いただすと、今度はサービスセンターの番号を教えられた。
これも、もちろん通じない。
で、もう1度配達人に電話。
すると、「私がクビになればいいので」とのたまふ。
しかし、配達人が「繁忙期だから」と言った時点で個人の責任でないのは明らか。

ネットで買い物をしたのだが、佐川急便を使う企業には注文したくないと強く思った。
どの宅配便が届けてくれるのか、あらかじめ分かればよいのだが…。

Posted in 徒然日記 | Comments Off

触察の楽しみ(2)/腸腰筋を追う

12 月 26th, 2011 by baucafe

背臥位になった被術者の腹直筋外縁から腰椎に向かって手指を差し込む。
差し込む角度は45度くらいがよい。
腸腰筋を触察する目的で、まずは指標となる腰椎をとらえる。
背臥位なら、被術者によっては腹壁からほんの1、2センチほどの位置に腰椎を発見できる。
腰椎が見つかったら、それに沿って背側(床の方向)へ指先をほんの少し移動させると、そこに腰筋がある。
それが本当に腰筋かどうかを確認したければ、被術者に天井へ向かって膝を少し持ち上げてもらえばよい(つまり股関節を屈曲させればよい)。

腰椎に沿いながら、そこから腰筋を頭方へたどる。
すると、横隔膜と接する辺りで腰筋はとぎれる。
腰筋は横隔膜に包みこまれて終わるように感じられる。
今度はそこから腰筋を逆方向へたどる。
腰筋が付着する腰椎はなだらかなカーブで腹壁に近づき、再び離れていく。
腰筋を腸骨の高さまでたどると、そこで腸骨筋と合し、鼠径靭帯へ向かう。

腸腰筋は鼠径靭帯をくぐるように走行する。
鼠径靭帯に付着する外腹斜筋腱膜と内腹斜筋のすぐ下を通るので、皮膚表面にかなり近く感じられる(鼠径靭帯の下で、腸腰筋は大腿神経管と同じ仕切りの中を走行するので、注意が必要)。

腸腰筋は鼠径靭帯をくぐった後、恥骨筋と並走しながら(縫工筋の内側を)内側へカーブし、大腿骨頭をかすめる。
その後、恥骨筋(と大腿神経管、大腿動脈、大腿静脈)の下層を通って小転子へ向かう。
恥骨筋の下へもぐるまでは触察は容易だが、それ以後は恥骨筋、長内転筋、短内転筋、大内転筋などにはばまれて、難度が増す。

ここで必要なのは、腸腰筋だけを働かせることで、最下層にあるこの筋を、上層にある他の筋群と識別することだ。
したがって被術者に指示する動きは、腸腰筋を働かせると同時に、内転筋群を休ませなければならない。
先ほど行ったように、天井へ向かって膝を少し持ち上げてもらうのでは、内転筋群は休まない。
その動作を行う際、膝が外側へ倒れないように内転筋群が働くからだ。

内転筋群の下層を走行する腸腰筋を確実に触察するために、被術者に股関節のわずかな「外旋+外転+屈曲」の動きを行ってもらう。
すると、内転筋群の下層で腸腰筋が活動するのが感じとれる。

小転子上で腸腰筋を触察するためには、被術者に膝を立ててもらう。
長内転筋と薄筋の隙間から短内転筋をかすめ、大内転筋を超えて小転子に到達するとよい。
腸腰筋をとらえていることを確認するために、被術者に股関節をわずかに屈曲してもらう。

**************************

「パルペーション(触察)・プレクラス」参加者募集中です!

◆内容:OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニングの「プレ講座」として設定していますが、トレーニングを受ける予定のない方のご参加も歓迎いたします。
内容的には、第1~4期トレーニングにおける触察解剖学のカリキュラムで触察対象となった筋肉群(そのうち主要な筋肉)に対する基本的な触察技術を学びます。
解剖学を触察という形で「実践的に」学びたい方、またトレーニングに参加するに当たって基本的な触察法を体験しておきたい方は奮ってご参加ください。全く解剖学を学んだことのない方、解剖学を改めて学び直したいという方、触察の経験がまったくない方も大歓迎です。
◆講師:小川隆之、斎藤瑞穂
◆日程:2月5日(日)13:00~16:00
    2月12日(日)13:30~16:00
    2月19日(日)13:30~16:00
    2月26日(日)13:30~16:00
    3月4日(日)13:30~16:00
    3月11日(日)13:30~16:00
    3月18日(日)13:30~16:00
    3月25日(日)13:30~16:00
◆会場:OPENPATH 新宿オフィス
◆定員:8名
◆料金:64000円
◆お問い合わせ・お申し込み:
    http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm
*定員になりしだい、募集を締め切らせていただきます。

Posted in ボディワーク, 各種講座・ワークショップ | Comments Off

第5期OPENPAHTH認定トレーニングへ向けて・・・

12 月 25th, 2011 by baucafe

先日、第4期OPENPATH認定トレーニングの授業が終わりました。第4期はあと臨床&触察試験を残すだけとなりました。
第3期はすでに全課程が修了しているので、第5期開始まで認定トレーニングの授業はありません。
けれども、なかなか肩の荷は下りません。
第4期の試験を準備しながら、第5期の内容を検討しなければなりません。
第3期の再試験もあります。

第5期からは、カリキュラムがずいぶん変わります。
第4期までは、1つのコースになっていた触察法とファシャワーク法が2つに分かれ、それぞれカリキュラムが増えます。
前者は対象部位が増えます。頭部および顔面部の筋群が新たに追加され、腕部および脚部の筋群が増えます。
後者については、深層部はもちろんですが、表層部への働きかけ(ボディストッキングの操作)やセッション構成に関わる内容(イーズポイントなど)が詳しくなります。

募集もこれから始めますが、たくさんご応募をいただくことになれば、もしかすると今期と同様に、複数のクラスを設けるためにスケジュール調整を行う必要も・・・

・・・と、ばたばたしたまま年を越しそうですが、両講師(斎藤瑞穂、小川隆之)ともやる気まんまんです。

第5期OPENPATH認定トレーニングの日程だけお知らせいたします。
内容につきましては、後ほど発表いたします。

【認定パルペーション・トレーニング開催日程】(会場は都内の予定です)
(1)4月7日(土)9:30~16:30(休憩1時間含む、以下同様)
(2)4月8日(日)9:30~16:30
(3)4月21日(土)9:30~16:30
(4)4月22日(日)9:30~16:30
(5)5月13日(日)9:30~16:30
(6)5月19日(土)9:30~16:30
(7)5月20日(日)9:30~16:30
(8)6月2日(土)9:30~16:30
(9)6月3日(日)9:30~16:30
(10)6月16日(土)9:30~16:30
(11)6月17日(日)9:30~16:30
(12)6月30日(土)9:30~16:30
(13)7月1日(日)9:30~16:30
(14)7月14日(土)9:30~16:30
(15)7月15日(日)9:30~16:30

【認定ファシャワーカー養成トレーニング開催日程】(会場はOPENPATHオフィスです)
(1)8月11日(土)10:00~17:00(休憩1時間含む、以下同様)
(2)8月12日(日)10:00~17:00
(3)8月25日(土)10:00~17:00
(4)8月26日(日)10:00~17:00
(5)9月8日(土)10:00~17:00
(6)9月9日(日)10:00~17:00
(7)9月22日(土)10:00~17:00
(8)9月23日(日)10:00~17:00
(9)10月6日(土)10:00~17:00
(10)10月7日(日)10:00~17:00
(11)10月20日(土)10:00~17:00
(12)10月21日(日)10:00~17:00
(13)11月3日(土)10:00~17:00
(14)11月4日(日)10:00~17:00
(15)11月17日(土)10:00~17:00
 
* OPENPATH認定トレーニングに興味をお持ちの方はご連絡ください。来期の案内書ができしだい送らせていただきます。

Posted in OPENPATH認定トレーニング, ボディワーク | Comments Off

メルマガ第5号から転載/動作における「人間的要素」

12 月 20th, 2011 by baucafe


【 動作における「人間的要素」 】


*****************************

1.トーマス・マイヤースのワークショップに参加して

*****************************

 

以前、『アナトミー・トレイン』の著者であるトーマス・マイヤース(注1)がロルフ・ワーカー向けのワークショップを行ったことがあります。私はそのワークショップに参加しました。『アナトミー・トレイン』に沿って基本12セッション(ロルフィングの場合、基本セッションは全10回)を解説および実習する内容でした。そのワークショップの中でマイヤースが述べた2つのことが深く心に残りました。

1つはロルフィングが技法体系として成熟するためには技法の有効性がアイダ・ロルフ(注2)という創始者(のカリスマ性)とは独立して認められなければならない(マイヤースは「アイダ・ロルフの名が忘れ去られなければならない」とまで言いました)ということ、もう1つはロルフィングの「レシピ」(注3)には「人間的要素」に対応する働きかけが含まれていないということです。

前者に関しては、ロルフ・ワーカーにとってアイダ・ロルフを忘れ去ることなどできないでしょうが、現時点においてロルフ・メソッド(注4)の有効性は創始者の名に関わらず、広く認められ始めているのではないでしょうか。

後者の「人間的要素」によってマイヤースが言いたいのは「回旋運動」ということです。私たちのどの生活動作にも必ず回旋運動が含まれているし、それによって身体の「捻じれ」が引き起こされることが多々あるとマイヤースは言います。ところがロルフ・メソッドの「レシピ」にはそのことに対応する働きかけがないということです。こうした見解からマイヤースは、ロルフ・メソッドには存在しない「スパイラル(螺旋)・セッション」を『アナトミー・トレイン』のシリーズ・セッションの中に設けたわけです。

マイヤースのこの見解を聞いた当初、それによってセッション回数を(ロルフ・メソッドの)10回から12回に増やしたということに関しては疑問を持ったものの、「人間的要素」云々に関してはロルフ・メソッドを実践する者として納得させられるところもありました。確かに、屈曲、伸展、内転、外転に応じた(もしくは関わる)働きかけはあっても、回旋に応じた働きかけはこれというものがありません。

 

(注1)アイダ・ロルフからロルフィングを学んだ第1世代のロルファー。著書に『アナトミー・トレイン』があります。

 

(注2)ロルフィングの創始者。生理学者。

 

(注3)ロルフィングは全10セッションを通して姿勢や動作を整えていきます。1回ごとに目的があり、働きかける身体部位もほぼ決まっています。これらの内容を「レシピ」と呼んでいます。アイダ・ロルフによって考案されたものです。

レシピについて、ロルファーでありシンインテグレーション創始者であるマーク・カフェルが以下のように述べています。「レシピを知的に知るだけでは役に立たない。レシピを実践することからくる経験が、あなたを施術者として成長させる。個人的な発展への道が開かれるのはそれからだ。でないと、あなたの前には混沌だけしか待っていない」

 

(注4)アイダ・ロルフが考案した「レシピ」をベースとするボディワーク技法。ロルフィング、ギルド・ストラクチュアル・インテグレーション、ヘラーワークなど。

 

参考文献:トーマス・マイヤース 著/松下松雄 訳『アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線』(医学書院)

小川隆之、斎藤瑞穂 著『ボディワーク入門 ロルフィングに親しむ103のテクニック』(朱鷺書房刊)

小川隆之、斎藤瑞穂 著『これがボディワークだ 進化するロルフィング』(日本評論社刊)

 

 

****************************

2.「レシピ」を技術レベルで読み直すと・・・

****************************

 

しかし実は、「レシピ」を技術レベルで読み直してみると、各セッションの中に「回旋運動」に関わる、もしくは「捻じれ」に対応できる働きかけが十分に含まれているのです。

ロルフ・メソッドではどのセッションにおいても必ずライン(注5)に基づいて姿勢や動作の分析を施術前後に行いますが、複数のラインに従って身体を見ると、必然的に「捻じれ」を発見しやすくなります。たとえば左から見た横のラインと右から見たものとがズレている場合を考えてみましょう。横のラインは耳介、肩峰、大転子、腓骨頭、外果の5箇所を通りますが、左のライン上で大転子が右と比較して前方に位置しているなら骨盤が右回旋(時計回り)していることが予測できます。前後の正中ラインに関しても同様の見方ができます。

ロルフ・メソッドの全「レシピ」中で横のラインにもっとも関わりのある第3セッションでは、たとえば腸骨稜、胸郭側面、肩甲骨上で用いるテクニックに少しの工夫を加えるだけで、しかもボディストッキングを操作することで(ボディストッキング=表層筋膜。ロルフ・メソッド第3セッションは表層のセッションです)骨盤や体幹の「捻じれ」に対応できます。

 

(注5)正式には「ロルフ・ライン」と言います。身体を観察・操作する際に参考にされる架空のライン。横のライン、正中ラインなど。

 

 

*****************************

3.浅筋膜、深筋膜、筋-筋膜・・・

*****************************

 

第2号でボディストッキングについて以下のように述べました。

「ボディストッキング(表層筋膜)は下層にある筋群(筋-筋膜を含む)の活動に応じて滑走しますが、その動きには筋群のそれとは異なる規則性があります。その滑走は筋群の活動から自由でなければなりません。両者が互いの動きを抑制し合うのであれば、その相互的な抑制を解除することがボディワーカーの最初の仕事となります」

ボディストッキングについてもう少し詳しく述べると、それは皮膚(表皮、真皮)や脂肪層の「裏地」となる浅筋膜と、筋群を束ねる深筋膜(部位によって腱膜や筋間中隔などに移行します)との二重構造になっています。したがって滑走が起こらなければならないのは、浅筋膜と深筋膜、深筋膜と筋外膜(筋肉の最外層を包む筋膜。その内層では筋周膜、筋内膜が筋線維

を包んでいます)の間においてです。

この、浅筋膜、深筋膜、筋-筋膜(筋外膜、筋周膜、筋内膜)と連なる筋膜のネットワークを把握できれば(「知的に把握できる」だけでなく「手技的に到達できる」という意味で)、ボディストッキングの操作はかなり容易になります。「捻じれ」への対処においても、このネットワーク上の、少なくとも関連部位の浅筋膜、深筋膜の状態を把握できれば、その修正が容易になるのはもちろんです。


Posted in ボディワーク | Comments Off

触察の楽しみ(1)/鎖骨から第1肋骨へ

12 月 19th, 2011 by baucafe

背臥位になった被術者の頭側に位置し、そこから被術者の右鎖骨を観察すると、S字に見える。
このS字カーブの凸(前方へ凸)部に触れる。
指先を凸部の背側に滑らせ、そこから足方へ向かって(鎖骨を離れて)皮膚下へ沈めていくと、すぐその付近に第1肋骨を発見できる。
第1肋骨をたどって思うのは、胸郭上口がずいぶん狭いということだ。

第1肋骨上(鎖骨の背側付近)に手指を置いたまま、被術者に「鼻から速く強く吸う」呼吸をくり返してもらう。
すると被術者が息を吸うたびに、肋骨上で盛り上がる筋肉がある。
指先は中斜角筋の付着部に触れているのだ。

中斜角筋をとらえたところから鎖骨上をほんの少し背側へ移動した位置に手指を置き、今度は右肩を前方へ少し巻き込んでもらう。
すると中斜角筋とは違う方向へ盛り上がる筋肉がある。
これは前鋸筋上部で、第1、2肋骨から肩甲骨上角の前面まで走行している。

**************************

「パルペーション(触察)・プレクラス」参加者募集中です!

◆内容:OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニングの「プレ講座」として設定していますが、トレーニングを受ける予定のない方のご参加も歓迎いたします。
内容的には、第1~4期トレーニングにおける触察解剖学のカリキュラムで触察対象となった筋肉群(そのうち主要な筋肉)に対する基本的な触察技術を学びます。
解剖学を触察という形で「実践的に」学びたい方、またトレーニングに参加するに当たって基本的な触察法を体験しておきたい方は奮ってご参加ください。全く解剖学を学んだことのない方、解剖学を改めて学び直したいという方、触察の経験がまったくない方も大歓迎です。
◆講師:小川隆之、斎藤瑞穂
◆日程:2月5日(日)13:00~16:00
    2月12日(日)13:30~16:00
    2月19日(日)13:30~16:00
    2月26日(日)13:30~16:00
    3月4日(日)13:30~16:00
    3月11日(日)13:30~16:00
    3月18日(日)13:30~16:00
    3月25日(日)13:30~16:00
◆会場:OPENPATH 新宿オフィス
◆定員:8名
◆料金:64000円
◆お問い合わせ・お申し込み:
    http://openpath.sakura.ne.jp/seminere.htm
*定員になりしだい、募集を締め切らせていただきます。

Posted in ボディワーク, 各種講座・ワークショップ | Comments Off

腹直筋、横隔膜、大腰筋のリリース/ボディワーク入門講座

12 月 17th, 2011 by baucafe

昨日のボディワーク入門講座(読売文化センター恵比寿主催)では、腹部筋群のリリース実習を行いました。腹直筋、横隔膜、大腰筋の3筋をリリース対象としました。
これらの筋肉と、骨盤の前‐後傾バランス、歩行、呼吸などとの関係を説明した後、すぐに実習に入りました。
3筋とも手技ツール(『ボディワーク入門』 p.59-61 )として手指を使って練習しましたが、どの手技も効果的な施術を行うためには、その使い方に工夫が必要です。

腹直筋に関しては、左右エッジを片側ずつリリースする一般的な方法と、両エッジを挟み込んでリリースする「ワイパー法」そして「シャベル法」を実習しました。
どの方法も指先で筋肉をリフトアップするのですが、無理な力で行うと筋肉が逃げてしまいます。
エッジにかける手技圧を一定に保ちつつ受け手に動作をもらったり、手指でリリースすると同時に同じ手の手掌でサポートしたりする必要があります。

横隔膜に関しては、肋骨弓から手指を差し入れる方法を実習したのですが、サポートの手をどう使うかが決め手となります。
胸郭全体を支え持ったり、あるいは胸郭上の軟部組織を施術部位へ寄せることで肋骨弓にかかる負荷を少なくしたりしなければ上手くいきません。
また進入を開始する地点がとても重要で、肋骨弓に近すぎると受け手に苦痛を与えやすく、遠すぎると横隔膜に届きません。

大腰筋に対しては、進入角度に気を使う必要があります。
最初に腹直筋のエッジから腰椎に向けて進入するのですが、その角度が45度くらいです。それくらいの角度で進入するば、2~5センチで手指が腰椎に届き、大腰筋の付着部はすぐに見つかります。

これらの筋肉をリリースするにあたっては、手指の使い方を少し変えるだけで、まったく効果が違ってくることが、受講生の皆様にはわかっていただけたかと思います。
最後に3筋に対するセルフリリース法をお伝えして授業を終えました。

Posted in カルチャースクール講座, ボディワーク | Comments Off

首・肩の ease point release/恵比寿クラスにて

12 月 3rd, 2011 by baucafe

昨日は読売文化センター恵比寿で「ボディワーク入門講座」(講師:斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。
今期はカリキュラムの進行状況がスムーズで、今回で5回目ですが、すでに基本的な技術(筋膜の触察、加圧法、牽引法、施術時の関節脱力法、手技ツールの選択・・・)を行っています。
そこで今回は受講生の皆さんの希望を入れて、首・肩のリリースを行うことにしました。
講義では頸部を「頭蓋骨-頸椎-胸椎-腰椎-仙骨」のつながりの中で見ること、脊柱の生理曲線から見た頸部と腰部の関係、頭頸部や肩甲骨を筋群がつないでいることなどを話しました。
講義終了後、実技練習のためのデモンストレーションを行ったのですが、デモ担当の斎藤が、今回の部位の範囲内ですが、ease point へのアプローチを行いました。
ease point を上手くとらえることができると、効果は絶大です。デモのモデルを小川が担当したのですが、デモなので首・肩の片側だけをリリースされる形となり、その後立ったときに、受講生の皆さんの声でかなりの左右差が出ている(自分では見ることができませんでしたが)らしいことを知りました。
自覚的にもその差は分かり、後になって顎関節に異常を感じ、皆さんは練習中でしたが、斎藤にもう片側の ease point をリリースしてもらいました。

今回経験して、受講生の皆さんも ease point の効果を知ることができたかと思います。ease point release は斎藤による考案で、彼女の経験と研究から生み出されたもので、身体構造・機能の変化と心地よさを同時に追求できるテクニックです。
またこのテクニックを使うことで、セッションを効果的にまとめ上げることも可能かと思います。「効果的」というのは、実際的な効果とクライアントの満足を同時に得られるという意味で。

受講生の皆さんは楽しみながらも、かなりの効果を上げていました。
印象的だったのは、首や肩の変化はもちろんですが、皆さんの表情がかなり変わって見えたということです。皆さんが ease point をていねいに追いながら施術をされたことで、効果が広い範囲に及び、表情筋にも影響があったのだと思います。

先日のブログにもアップしましたが、全身にわたる ease point の4回連続講座をオープンパスの主催で行いますので、興味をお持ちの方はぜひお申込みください。まだあと2席ほど空きがあります。

Posted in カルチャースクール講座, ボディワーク | Comments Off

第4期OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニング 第25回

12 月 2nd, 2011 by baucafe

昨日は第4期OPENPATH認定ファシャワーカー養成トレーニング 第25回が開催されました。
今回の授業も質疑応答から始まりましたが、いつものとおり多くの質問をいただきました。

● 脊柱の柔軟性を出すための施術を行う際に、クライアントさんに指示する姿勢やムーブメントについて。
● 手指をケアする方法について。前回行った施術法を手指の関節に応用する方法をお伝えしました。
● 手技圧の強弱について。ボディワークの「歴史的」(エサレン研究所に関わる)事情、現在の「流行」のことなど含めながら説明しました。
● クライアントさんに行ってもらうホームワークについて。またその作り方、伝え方について。これについては、デモンストレーションを行いました。
● 姿勢分析で重視するのは何か。これに対しては「構造」と「機能」の話、そしてクライアントさんに合わせた分析を行うこと、クライアントさんの「選択」を大切にする方法などを話しました。
● 体性感覚について。それがどういうものか、またセッションでそれに留意させるにあたって他感覚とどう併用させるか。
● ボディワーク・セッションにおける痛みに対する対処の仕方。

以上のような内容でした。質問に答えても、その答えに疑問があると続けて質問を畳みかけてくるという皆さんの姿勢に、講師側も真剣に、そして熱心にならざるをえません。講師として本当にうれしいかぎりです。

質疑応答の時間が終わり、5分休憩の後、今回は姿勢分析の実習を行いました。ペアになっていただき、互いにクライアント役を演じ合い、分析し合うという形で進めました。皆さん、クライアント役の演じ方がすばらしく、「役者顔負け」といった感じで、それだけでかなり楽しませてもらいました(もちろん、楽しんでいただけではありませんが(笑))。
姿勢分析でいくつかの改善点があるとすれば、分析で見つけたことを施術に活かすこと、分析で見つけた多くのバラバラのことを1つにまとめ上げる(ストーリーを作る)こと、分析内容をクライアントさんに分かりやすく説明すること、などでしょうか。

各ペアに姿勢分析を発表してもらう中でも、トレーニーの皆さんから多くの質問や意見が出ましたが、その1つ、ボディワークを受けた直後の体性感覚の変化とそれによって起こるパフォーマンスの変化についての質問から、両講師(小川、斎藤)の間で議論が始まりました。トレーニーの皆さんも巻き込んでの議論となりました。ボディスキーマに関わる内容で、姿勢分析の発表を一時中断する形で行われました(時間の関係もあって結論は出ませんでしたが)。
ボディワーク自体が生きて発展しつつあるものなので、その技法の中で何をどう理解するか、あるいは何をどう用いるかは確定されておらず、だからこそ、教える立場の講師どうしでさえ、こうした議論になります。まあしかし、このクラスの熱心な態度も1つ買っているかと思います(笑)。
いずれにしても、今回も(講師にとっても)盛りだくさんな内容となりました。

Posted in OPENPATH認定トレーニング, ボディワーク | Comments Off

ホットワード padding margin 小川隆 日記 カルチャー
割引クーポンまとめ情報 - クー割