解剖学書によって異なる「解剖学」が伝えられる!

8 月 29th, 2010 by baucafe

 どの解剖学書も意図を持って作られている。私たちは手にした解剖学書がどんな意図で作られたものなのか知っておく必要がある。下の画像を見ていただきたい。  



 両者とも腸肋筋(脊柱起立筋の一つ。右は最長筋も描き込まれている)を描いたものであるが、その違いは著しい。右は触察解剖学書の、左は通常の解剖学書の掲載図版である。
 なぜこれほど異なるのだろう?
 理由は、右は触察を目的とした解剖学書であるから、腸肋筋を腰腸肋筋、胸腸肋筋、頸腸肋筋と分けて描いたとしても、それらを明確に触察によって区別することは困難であるため、三者が分けて描かれていない。それに対し左は通常の解剖学書であるため、腸肋筋が三部位に分かれることを視覚的にも明確に示さなければならず、三者が完全に分かれた形状で描かれているというわけだ。

 どの解剖学書にも意図があり、それによって全く異なった「解剖学」が伝えられる。解剖学を学ぶ者はこのことを覚えておかなければならない。

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恵比寿クラス/深層筋(筋‐筋膜)のリリース

8 月 7th, 2010 by baucafe

 昨夜は恵比寿クラス「ボディワーク入門講座/ロルフ・メソッドに学ぶ」(講師: 斎藤瑞穂、小川隆之)がありました。テーマは「深層筋(筋‐筋膜)のリリース/横隔膜、腰方形筋」でした。
 講義ではホワイトボードに横隔膜と腰方形筋を胸郭や骨盤と共に描き、両者の関係を説明しました。第12肋骨を挟んで上に横隔膜、下に腰方形筋が位置します。前者は呼吸筋で、後者は呼吸補助筋であると同時に身体バランスに役立つ筋肉です。また前々回にリリース実習を行った大腰筋との位置関係についても話しました。
 実技練習では背臥位で膝を立てた状態にて両筋肉の施術を実習しました。横隔膜に対しては肋骨弓の位置を確認した後、胸郭下部をホールド(腹側から、または背側から)し、施術手の手掌全体で腹部を圧しながら手指を肋骨弓の内側(背側)へ潜らせ、リリースしました。腰方形筋に対しては床と背中の間に手を差し入れて腸骨稜と第12肋骨を確認した後、両手掌で(背部と腹部から)腰方形筋を挟み込み、骨盤のムーブメントをもらいながらリリースしました。
 今回も本講座参加の OPENPATH 認定ボディワーカー、認定トレーニーの方々に指導をお手伝いいただきました。

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